依頼者・チーム名 日時情報 参加者情報 指導者情報
第3回目指導
3月21日 金曜日
AM9:00〜PM13:00
中学2年生女子 8名
中学1年生女子 5名
合計        13名
鈴木良和

指導のねらい
1)様々なシュートドリルで自己修正力を確認する
2)身のこなし、身体操作能力の向上
バスケットボールの家庭教師

 Practice Menu Key Point !
1.カップリングスキップ・ジャンプ 最初に、上半身と下半身を別々のリズムで使い分ける練習を行いました。これができると今日の後半に行うドリブルのテクニックなどが身に付きやすくなります。

@拍手が2のリズム・スキップが1のリズム
A拍手が1のリズム・スキップが2のリズム
B拍手が「前・頭・お尻」のリズム・スキップが1のリズム
C拍手が「前・頭・お尻」のリズム・スキップが2のリズム
D拍手が2のリズム・スキップが3のリズム
E拍手が3のリズム・スキップが2のリズム
F上下2のリズムの拍手と3のリズムのグーパージャンプ
G上下3のリズムの拍手と2のリズムのグーパージャンプ

出来なかったカップリングはできるようになるまで頑張って練習しましょう!

2.連続ジャンプシューティング 前回練習した連続ジャンプシューティングの復習です。
1.ボールを高く構えた状態で連続ジャンプ
2.ボールをトリプルスレットに構えた状態で連続ジャンプ
3.連続ジャンプしている状態でパスを出してもらってキャッチからシュート

1分30秒間で、シュートが入ったら後ろに一歩下がり、距離感を変えながらシュートフォームをチェックしていきます。

ボールが曲がってしまったら、その原因は必ずシュートフォームにあります。この練習では使う動きがそれぞれ限定されているので、その動きの中にどんな悪い動きが入っているのかを感じながら、曲がる原因を修正していきましょう!

3.連続ジャンプシューティング 5ヶ所1分チャレンジ 連続ジャンプシューティングの競争ドリルです。
・ゴール下
・ローポスト
・フリースロー
・エルボー
・3ポイント
を順番に決めていきます。
2人組でパッサーがいるので、外したらそのままジャンプを続けましょう。キャッチからトラベリングしないようにすぐにジャンプしてシュートを打ちます。

3ポイントまでを1分以内に決めてください。距離が変わっていきますが、その分を指先で調整しながら、連続で入るようにがんばりましょう!

今回の
最高記録はユメの20秒です!この記録は今のところ誰にも破られていません!また記録更新目指してがんばってください!

4.チャレンジ投げ上げハンドリング 皆さんのハンドリング能力、パス及びツーハンドシュートのコントロール能力、反応の速さなどを向上させるためのコーディネーションドリルです。

2人組で、一人が自分の真上にパスを上げます。

そのボールが落ちてくるまでにパートナーからパスをもらい、パスを返します。
パスを返した後に自分が投げ上げたボールをキャッチします。

このパスを返す前に色々なハンドリングを行ってもらいました。

レベル1.ボディサークル1周
レベル2.フィギュア8 8の字1周
レベル3.ボディサークル→フィギュア8

レベル3までクリアできたら、投げ上げた後に1回転してからパスを受けて上記のレベル1からチャレンジしてみてください。

こういったメニューで皆さんの眠っている能力に刺激を与え、能力を高めていきましょう!

5.5分100本チェイサーシューティング チームのシュート力を確認する練習です。3か所シューターポジションを作り、その正面にボールを持ったパッサーを配置します。
シューターは、シュートを打ったら自分でリバウンドを取って次のポイントのパッサーポジションに並びます。
パッサーはパスをしたらパスをした相手のシューティングポジションに並びます。
3か所でパス→シュート→パス→シュート→パス→シュートを繰り返したら最初の場所に戻ってきます。

この練習を5分間行いました。目標はみんなで
100本決めることです。
最初はみんな動き方を理解するのが難しかったようで記録はあまり出ませんでしたね。

こういった少し複雑なドリルで、やはり試合に出るメンバーは理解が早かったです。考える力もバスケットボールで大事な能力だということですね。そして、こういう複雑なメニューでもシュートにプライドを持って意識高く取り組めるかどうかが大事です。

6.DF付3ポイントシュートドリル 3ポイントシュートの実戦的なドリルを行いました。
リバウンドを取った人が次のシューターです。リバウンドを取れなった人はシューターと逆サイドのフリースローレーンを踏んでからシュートチェックに向かいます。

今回は3人組で行いました。2本先に3ポイントを決めた選手が勝ちです。3ポイントは、動きまわって疲れた状態でも入ること、ディフェンスのチェックが多少あっても入ること、もらう動きの後に身体がぶれたりしないことが大事です。

こういった練習で3ポイントシュートの実戦能力を高めていきましょう!

7.レッグスルー10 ドリブルのハンドリング力テスト、及び集中力を試すテストです。
15分間で10種類のレッグスルーにチャレンジしてもらいます。1〜10まで、段階を追うごとにハンドリングが難しくなります。15分の間にどのレベルのレッグスルーまで進めるかがテストです。

サイドラインからサイドラインまでノーミスで行くことができたら次の課題に移ります。途中でミスをしたらスタート地点からやり直しです。

どこかのレベルで壁にぶつかったと思います。次回のテストのときに、その壁を破ることができたらハンドリング力が上がったということです。今回できなかった課題はぜひクリアできるように練習しておいてください。

そして、時間が決まっているので、失敗を何回も繰り返すと高いレベルのドリルにチャレンジする時間が少なくなってしまいます。すでに出来るものについては少ないミスでどんどん進んでいくのが課題クリアの鍵です。

8.サイドジャンパーとエルボーシューティング→3on2 速攻の場面にて、状況判断の上で良いシュートを打つための練習です。
3on2の場面のシュート練習を行いました。

ディフェンスが2人いる状況なので、ボールを持つ人が真中になって、右と左と自分どれかがチャンスになるようなタイミングでシュートを打ってもらいました。

サイドの人は、だいたいフリースローレーン辺りの距離でパスキャッチからのシュートを決めることになります。
ドリブルしてくる人はエルボーの位置当たりでシュートを決めることになります。

サイドジャンパーは、スピードを出して走ってきた後のシュートなので、勢いをころすためにもうまくボードを使えるようにしましょう。

パスのタイミングが早すぎたり、ディフェンスの位置の状況判断が悪いと、シュートのチャンスがすぐに作れず、他のディフェンスが戻ってくる時間を作ってしまうので、パスの後にその人がノーマークの良いシュートを打てるようなタイミングでパスをしましょう。

そして、そのチャンスに素早くかつ正確にシュートが決められるようにシュートの練習をしていきましょう!

9.コーディネーションレイアップ レイアップのランニングステップ中にいろいろなことをやるコーディネーションドリルです。

運動するうえでの色々な能力を高めることができるので、皆さんにもぜひチャレンジしてもらいたいと思います。

1.ボールを回して
2.自分が回って
3.ボールを回して自分も回って
4.ボールを回して股の下を通して
5.ボールを回して自分も回って股の下を通して
6.ビハインドパスから
7.ワンステップボール回し
8.ロールジャンプ
9.ロールジャンプボール回し
10.ロールジャンプボール回し股下通しバックシュート


バランスを崩さずに行うことと、ゴールが見えなくなっても自分の位置を把握しておくことが重要です。

10.ホースシューティング 親が決めた決め方でシュートを決めていかなければならないシュートゲームです。
・ボードに当てて決める
・スパッと決める
・リングの手前の縁に当てて決める
などなど、色々な決め方を指定してみてください。

この練習の狙いは、
ただ決めるのは当たり前で、「どう決めるか」というレベルにまで技術の感覚を高めることです。

11.切り返しテクニックからのジャンプショット フロントチェンジ、ロールジャンプからのシュート練習を行いました。

フロントチェンジは、切り返す前の身体の揺さぶり方を紹介しました。これからは、身体の重心移動を上手にフェイントに取り入れていく必要があります。
エグザイルの動きを皆さんに紹介したので、それをもとに、イナヅマのようなするどい切り返しをマスターしてみてくださいね。

ロールジャンプも、練習しておくと試合中にプレーの幅が広がります。視野も失い、バランスも崩しやすいテクニックなので、この後でもいいバランスでシュートが打てるようになれば素晴らしいですね。

12.5分100本チェイサーシューティング 最後に、もう一度チェイサーシューティングを行いました。

記録は惜しくも80本に届きませんでしたが、3ポイントを打っている子が多い中でのこの記録はなかなかレベルが高いです。

これからチームで100本をクリアできるように、スタメンの子たちだけでなく、1年生の皆さんもシュートの確率をあげていきましょう!

 指導の感想と次回へ向けてのコメント
 今回は、皆さんのシュート力の現状把握、そしてポイントの理解を確認するために色々なドリルを行っていきました。試合の状況に近い練習や、動き方が難しい練習など、こういったメニューの中で皆さんに身についている部分とまだ身についてない部分が分かりました。
次回の練習では、今回気づいた細かい点を修正していけるように、落とし込みの練習を行っていきたいと思っています。

 最初にシュートをチェックした3名もだいぶシュートが安定してきたように思います。先生からのご指導があるので、皆さんに技術が浸透してきているのが実感できました。
 皆さんはすごく恵まれた環境にいると思います。イチローや中村俊介など世界的な選手がいますが、その人たちと同じ練習を受けていた人がたくさんいるはずなのです。しかし、イチローは一人しかいません。つまり、その練習が選手を作っているのではなくて、選手がその練習をどう活かしていくかなのだと思います。うまくなるかどうかの鍵は、皆さんが握っているのです。ぜひ、このような環境を大事に、活かして、レベルアップしていってください。今回紹介した練習が、少しでも皆さんのレベルアップにつながればうれしいです。また次回も楽しみにしています!

リンク
第4回目に進む
第2回目に戻る
インデックスへ戻る