1.リアクションドリル |
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足の反応を高める練習です。反応の速さは、脳から「動け」という指令が筋肉に伝わり、筋肉が反応するまでの時間と、その動き自体に必要な時間との合計で決まります。
神経の信号が伝わる速さというのはトレーニングであまり高められないと言われています。なので、反応の速さは動きをスムーズにする技術の進歩で大きく補うことができるといわれています。しかし、トレーニングすれば早くすることができると僕は思っていますので、そのための練習を考えました。
今回の反応の練習は、信号の伝達を早くするトレーニングです。ボールや敵への動き出しの反応は足からはじまるので、足が素早く反応するように足を踏まれるのをかわす練習です。2人組みで踏む人とかわす人になり、踏む人はふみにいく足を引き、かわす人は片足を前に出して準備します。相手がふんできたら足を引いてかわします。フェイントにはひっかからないようにしましょう。
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2.バックターンチェンジオブペース |
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スマイリーズでは色々な技術を練習してきましたが、今回はまた新しい技術を紹介しました。
バックターンでスピードを変えるテクニックです。やり方は2つあります。
まず最初に練習したのは、バックターンの途中で一度ドリブルをいれるテクニックです。顔を残したまま、相手に背中を向けたところで一度ドリブルをいれます。このときにディフェンスの反応を見ます。ターンに反応していたら、ドリブルと同時にもう一度もとの方向へフロントターンしなおし、抜きます。ターンに反応していなかったら、ドリブルと同時にスピンムーブの動きでターンを続けます。少し難しいですが、もしこれを練習して使えるようになれば、ボール運びのときにも、1on1のときにも使えますのでお勧めです。
2つめは、バックターンの途中でターンのスピードを弱めるチェンジオブペースです。速攻の場面を想定して練習してみました。
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3.シューティング |
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ASはジャンプシュートを練習しました。ポイントは
@肘が開かないこと
Aボールにスピンをかけること
Bアーチを高くすること
です。
ボールが手のひらを転がる感じがつかめれば、つめの先でボールが離れる感覚をつかめれば、ボールのスピンはもっと良くなると思います。スナップが左手側を向いてしまって、左手に引っかかったシュートになったときは悪いシュートになっています。肘の開きがその原因なので、肘をしめて、シュートを打ちましょう。だいぶ確率がよくなってきましたから、自分が今練習していること、自分の持っている技術に自信を持って、試合でシュートを打ってください。
Cはスリーポイントシュートを練習しました。Cのポイントは
@ボールをキャッチしながら、動きの中で打ってもシュートがぶれないようにする。
Aアーチを高くする
です。
非常にいいタッチでシュートを打っています。筋力が技術においついてきました。今までいいフォームでシュートを打っていたので、3ポイントシュートもとても高い確率で打てています。これを試合でも発揮するには、多少動きがあるなかでも、ボールがぶれずにシュートを打てるようになることです。日ごろのシューティングから、移動しながらキャッチしてのシューティングを続けてください。
AYはジャンプシュートの練習をしました。AYのポイントは
@ジャンプが流れてしまわないように。真上にジャンプ
A腕を大きく振らないように
Bからだのバランスを安定させる
です。
腕の動きが大きいため、ボールが抜けてしまっています。腕はボールを真下から支え、そのまま上に伸ばしていくようなかたちでシュートを打ちましょう。
ジャンプが前に大きく移動したり、フリースローでも重心が左に流れてしまっていて、それがシュートの確率を落としています。今はまだ下級生で試合や練習の出番も少ない分、シュートを矯正する最後のチャンスです。今なら、しっかりと直せます。試合に出るようになったらシュートフォームを大きくいじるのが怖くなります。
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4.1on1 |
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1on1の練習をしました。1on1のレベルはまだまだ高くなると思います。AYちゃんは特に、これからからだ作り、コンディショニングが重要になります。パワー、クイックネス、アジリティといったからだの力を高めていくことで1on1の強さを身につけていき、同時にドライブからのターンやステップの技術を覚えていきましょう。
CとASはスピード、テクニックをどんどん高めていきます。今のうちに筋肉がするどく動くように神経系をきたえ、技術の土台を作り、高校くらいになったらパワーをつけていければ良いと思います。
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