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第35回目指導
6月15日 水曜日
PM7:00〜PM9:00
小学5年生女子 1名
中学2年生女子 1名
高校1年生女子 1名

合計        3名
鈴木 良和

指導のねらい
@1on1のスキルアップ
Aシュート力アップ

 Practice Menu Key Point !
1.リアクションドリル  足の反応を高める練習です。反応の速さは、脳から「動け」という指令が筋肉に伝わり、筋肉が反応するまでの時間と、その動き自体に必要な時間との合計で決まります。

 神経の信号が伝わる速さというのはトレーニングであまり高められないと言われています。なので、反応の速さは動きをスムーズにする技術の進歩で大きく補うことができるといわれています。しかし、トレーニングすれば早くすることができると僕は思っていますので、そのための練習を考えました。

 今回の反応の練習は、信号の伝達を早くするトレーニングです。ボールや敵への動き出しの反応は足からはじまるので、足が素早く反応するように足を踏まれるのをかわす練習です。2人組みで踏む人とかわす人になり、踏む人はふみにいく足を引き、かわす人は片足を前に出して準備します。相手がふんできたら足を引いてかわします。フェイントにはひっかからないようにしましょう。

2.バックターンチェンジオブペース  スマイリーズでは色々な技術を練習してきましたが、今回はまた新しい技術を紹介しました。

 バックターンでスピードを変えるテクニックです。やり方は2つあります。

 まず最初に練習したのは、バックターンの途中で一度ドリブルをいれるテクニックです。顔を残したまま、相手に背中を向けたところで一度ドリブルをいれます。このときにディフェンスの反応を見ます。ターンに反応していたら、ドリブルと同時にもう一度もとの方向へフロントターンしなおし、抜きます。ターンに反応していなかったら、ドリブルと同時にスピンムーブの動きでターンを続けます。少し難しいですが、もしこれを練習して使えるようになれば、ボール運びのときにも、1on1のときにも使えますのでお勧めです。

 2つめは、バックターンの途中でターンのスピードを弱めるチェンジオブペースです。速攻の場面を想定して練習してみました。

3.シューティング ASはジャンプシュートを練習しました。ポイントは
@肘が開かないこと
Aボールにスピンをかけること
Bアーチを高くすること
です。
ボールが手のひらを転がる感じがつかめれば、つめの先でボールが離れる感覚をつかめれば、ボールのスピンはもっと良くなると思います。スナップが左手側を向いてしまって、左手に引っかかったシュートになったときは悪いシュートになっています。肘の開きがその原因なので、肘をしめて、シュートを打ちましょう。だいぶ確率がよくなってきましたから、自分が今練習していること、自分の持っている技術に自信を持って、試合でシュートを打ってください。

Cはスリーポイントシュートを練習しました。Cのポイントは
@ボールをキャッチしながら、動きの中で打ってもシュートがぶれないようにする。
Aアーチを高くする
です。
非常にいいタッチでシュートを打っています。筋力が技術においついてきました。今までいいフォームでシュートを打っていたので、3ポイントシュートもとても高い確率で打てています。これを試合でも発揮するには、多少動きがあるなかでも、ボールがぶれずにシュートを打てるようになることです。日ごろのシューティングから、移動しながらキャッチしてのシューティングを続けてください。

AYはジャンプシュートの練習をしました。AYのポイントは
@ジャンプが流れてしまわないように。真上にジャンプ
A腕を大きく振らないように
Bからだのバランスを安定させる
です。
腕の動きが大きいため、ボールが抜けてしまっています。腕はボールを真下から支え、そのまま上に伸ばしていくようなかたちでシュートを打ちましょう。
ジャンプが前に大きく移動したり、フリースローでも重心が左に流れてしまっていて、それがシュートの確率を落としています。今はまだ下級生で試合や練習の出番も少ない分、シュートを矯正する最後のチャンスです。今なら、しっかりと直せます。試合に出るようになったらシュートフォームを大きくいじるのが怖くなります。

4.1on1  1on1の練習をしました。1on1のレベルはまだまだ高くなると思います。AYちゃんは特に、これからからだ作り、コンディショニングが重要になります。パワー、クイックネス、アジリティといったからだの力を高めていくことで1on1の強さを身につけていき、同時にドライブからのターンやステップの技術を覚えていきましょう。
 CとASはスピード、テクニックをどんどん高めていきます。今のうちに筋肉がするどく動くように神経系をきたえ、技術の土台を作り、高校くらいになったらパワーをつけていければ良いと思います。

 指導の感想と次回へ向けてのコメント
 スマイリーズの練習はこれまでたくさん練習してきましたが、3人とも練習した技術が試合で使えているでしょうか?もし全てを使えていなくても、色々なステップを練習してきたことが非常に力になってきていると思います。3人のプレーを試合などでみていると、他の選手よりも自由自在にステップワークを使いこなしていますし、臨機応変に技術を発揮できていると思います。まさに今までの技術練習が土台として築かれている結果です。
 今後の計画としては、今までに練習してきた技術をもう一度見直し、振り返り、今度は試合でも高いレベルで使いこなせるように練習をしていきたいと思います。技術習得の中間段階と言いますが、覚えた技術を試合でより実践的に使えるようにする練習というのは、「強く、速く、正確に」プレーできるよう反復練習を繰り返さなければなりません。これからのスマイリーズは中間段階の練習に焦点を当ててやっていこうと思います。これからも高いレベルを目指してがんばりましょう!

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