依頼者・チーム名 日時情報 参加者情報 指導者情報
第30回目指導
12月11日 日曜日
AM11:00〜PM1:00
小学6年生男子 1名
尺野 将太

指導のねらい
@ドライブ後のゴール付近での得点力UP
Aスピンのかかったシュートを打つ
Bドリブルでの移動方法の工夫

 Practice Menu Key Point !
1.W−UP
 ・手押し相撲
 ・サークルドリブル相撲
 ・ドライブの姿勢確認
 ・スタビライゼイション
かなり寒くなって来ましたね。しかも今日は眠気も加わっていたので、体も気持ちもしっかりあたためましょう。

・手押し相撲
コーチが相手でしたが、少々の接触では負けないバランス能力を身につけましょう。特に後ろに反ってしまった時に、おなか側に体をもどせるように体の使い方を覚えましょう。

・サークルドリブル相撲
左手!!しっかり練習していきましょう!!

・ドライブの姿勢
大人くんはDFを抜く時に前傾しすぎて、顔が下を向いてしまうクセがあります。しっかり前を見ながらドライブができるように良いフォームを覚えましょう。

・スタビライゼイション
最近体の色々なところが疲れているようですが、体の左右のバランスが悪い事が原因の一つと考えられます。腹筋・背筋ともに右側が弱かったので、毎日家でトレーニングして、体のバランスを整えましょう。

2.2メン
色々なタイミングでのパスを練習しました。

・2ステップ
・1ステップ
・タップパス(ノーステップ)
・タップパスフェイク
・ピッチパス左右

良いタイミングでパスができていましたね。ピッチパスについては苦手な左手を自主的に練習していたのがとても良かったです☆自分がどんなプレーが得意で、どんなプレーが苦手かを知っていることはとても大切です。苦手を克服する姿勢を大切にしていきましょう。

3.ドリブル練習
 ・パワードリブル
 ・ギャロップステップドリブル
今回は攻めのドリブルではなく、ボールを守りながらチャンスを狙うドリブルを練習しました。

・パワードリブル
DFに対して背中を向け、ボールとDFの間に体を入れてドリブルをします。顔はコート全体を見て、チャンスを狙います。インサイドのプレーのようにDFに体をぶつけ、少しずつDFを押し込みます。DFのスキを探して味方のチャンスを生かすか、もしくは自分のDFのスキをついて攻めましょう。

・ギャロップステップドリブル
大人くんのチームではDFがハーフコートでゾーンをした時に、パスを回して攻めることが難しいです。そこで、大人くんがドリブルで移動して、チャンスを作りましょう。その時に走りながらのドリブルでは背中側のチャンスを生かせないので、横向きにスキップしながら素早く移動しましょう。コート全体を見ながら素早く移動し、一瞬のチャンスを見逃さないようにしましょう。

4.レイアップ左右
 連続10本
一般用のリングの高さになれるために、左手を中心にレイアップを練習しました。この練習のコツは、とにかく数を打って感覚をつかむことです。この感覚は簡単に身に付かないので、くり返し練習しましょう。今回だけでもかなり感覚がわかってきたのではないでしょうか??

5.オールコートレイアップ
 ドリブル3回
今のチームではあまり速攻のレイアップを打つことは無いようですが、全力ダッシュからのレイアップの正確性は将来必ず必要になります。今ある技術に加えてスピードのあるプレーも身に付けていきましょう。どういうドリブルをすればいいか考えていた事はとてもGoodでした☆

6.ダブルクラッチ 空中での姿勢を改善するために練習しました。試合を見ていると、ゴール付近でシュートを打った後にこける場面が何度かありました。シュートを打つときに体が反ってしまい、バランスを崩していた事が原因だと思います。腹筋に力を入れ、基本姿勢のバランスを空中でも取りましょう。悪いバランスは腰痛の原因にもなってしまいますよ!

7.ドライブからのプレー
自分のDFを完璧に抜ききれない、ヘルプDFがすぐにくる、などノーマークを簡単に作れない場面設定でのステップやシュートの練習です。

☆ベースラインドライブからのプレー
@ゴール裏からフックシュート

ベースラインドライブからゴールの裏に入ってしまった時に、片手を伸ばしてフックシュートを打ちます。DFの前にボールが出てしまうので、DFの手を良く見て、手と手のすきまからシュートを打ちます。ボールに良いスピンがかかっていましたね。

Aゴール裏から背中側にジャンプ
ベースラインと平行になり、背中側にジャンプしてシュートを打ちます。DFと接触するプレーなので、空中でバランスをくずさないよう注意しましょう。ここではボールをDFの前に出さないよう、シュート直前までボールはおなかの前に隠しておきましょう。


☆エルボードライブからのプレー
@ジャンプストップ→ターンシュート
ストップからシュートフェイクを入れ、DFが反応したスキにターンしてシュートを打ちます。ターンの勢いでシュートのバランスをくずさないように注意して下さい。

Aジャンプストップ→ターンシュートのフェイク→ステップイン
@をフェイクに使ってステップインをします。その時に、DFの位置によって
 ・ストレート
 ・フロントターン
 ・バックターン
の3つを使い分けましょう。どのステップが一番チャンスになるかを判断しましょう。

Bフェイドアウェイ
ドライブから、ゴールに近い方の足で一気にストップし、後方にジャンプしてシュートを打ちます。素早いドライブから一瞬でジャンプして、DFを置き去りにし、ノーマークのシュートを打ちましょう。

Cフェイドアウェイのフェイク→ステップイン
Bをフェイクに使い、反応したDFをかわしてステップインをします。Aと同様にDFの逆を突く判断が必要になります。



どれもコーチが驚くくらいのみ込みが速く、良いプレーが何度も見れました。今までの練習の積み重ねが生きているのでしょう☆実践でドンドン使っていき、考えなくてもできるまで身に付けてください。

8.1on1 7.のプレーをコーチ相手に実践練習しました。練習でできた技をすぐに実践でチャレンジしていましたね。

 コーチのDFの裏をかくプレーを考えながらできていました。

 フェイクからのステップインで、何度か判断ミスがありました。あせらずに、落ち着いて良い判断をしましょう。

9.OFバランスシュート 試合ではシュート時のファールを審判がとってくれないこともあります。そこで、少々のファールならシュートを決め、カウントならラッキーだと考え方を変えてみましょう。レイアップに行く時にコーチがワザと押したり、叩いたりするので、それに負けない強いプレーをしましょう。パワーステップをうまく利用できていたので、後はゴール付近では何があってもシュートを決める気持ちでプレーしましょう。

10.シューティング 今回はとにかくシュートにスピンをかけることを意識して練習しました。試合を見ると、高くてスピンのかかったシュートが打てていると、入る感じがします。しかしスピンがかからない時は短いシュートになっていました。ボールに良いスピンをかけ、「落ちないシュート」を打ちましょう。

・ボールを手の平で転がす
指先から「パッ!」と打つのではなく、手の中をゆっくり転がして打つイメージを持ちましょう。


意識すればすぐにできる技術のようなので、もう1つ高いレベルでシュートが打てるように、スピンを修正していきましょう。

 指導の感想と次回へ向けてのコメント
 先日の試合を見ると、大人くんは市内では1on1では止められないくらい高いレベルだったように思います。しかしチームの事情を考えると、大人くんが今以上に確率良くシュートを決めることが必要でしょう。技術的にはドンドン良くなっているので、後はどこまで突き詰めていけるかが大切です。特にシュートに関して言えば、1本、1点の差で勝敗が分かれることがあることを大人くんもわかっていると思います。練習のシュートミスは試合に出ると思って、一本1本に気持ちを込めて練習していきましょう。
 色々な考え方があるのですが、僕はスピードより、技術やタイミングなどを大切にして指導しています。スピードは中学、高校になってからでも身に付くと思うからです。スピードだけに頼らない、良い判断のプレーをして行きましょう。

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