依頼者・チーム名 日時情報 参加者情報 指導者情報
第32回目指導
1月10日 月曜日
AM9:00〜AM11:00
中学3年生男子 2名
水野 慎士

指導のねらい
@ドリブル・パスの基本的レベルアップ
Aオフドリブル(ドリブルを止める)からのジャンプシュートの確率アップ

 Practice Menu Key Point !
1.シュートウォーミングアップ
 台形にそってのジャンプシュートで身体を温めました。バンクシュートも一緒に練習しましたね。

2.プッシュパス
 ワンハンドの基本的なパスです。しかし基本的なパスだからこそ当たり前のレベルを上げていきましょう。
「強さ」、「正確さ」、「左手の弱さの克服」、「モーションの素早さ」を今まで以上に意識して練習していきましょう。

3.ピッチパス
 キックアウト(自分がドライブしてディフェンスを引き付けて、ノーマークになった味方へパスを出すこと。「ドライブ&ピッチ」とも呼びます)のときなどに使うパスです。片手で力強く、正確に出せることが大切です。

4.ドライブ&ピッチシューティング
 キックアウトからのパスを受けてのシューティングを行いました。パサーのほうは相手がシュートを打ち易い場所に正確にパスを出しましょう。
 この練習のときにパスを出した後はどういう動きが考えられるかという質問をしましたね。リバウンドに入る。ポストで面を取る。合わせのプレイにいく。いろいろありましたね。同じ練習でもただ言われたことをこなすのではなく、自分たちでその練習をアレンジ、昇華させていってください!!!

5.ショルダーパス
 これもプッシュパス同様、できるのは分っていますので、あとはその精度をどこまで高めていくかです。コーチを間に挟んでパスをしましたが、ディフェンスがとれなくて、さらに前を走る味方のスピードを落とさないパスを目指してください。そしてそんなパスが左右どちらからの手でも出せたらとても素晴らしいです。

6.トップスピンパス
 バウンズパスをする場合、通常チェストパスと同様バックスピンをかけて出します。しかしディフェンスの位置や味方との距離によって逆回転を掛ける場合もあります。それがトップスピンパスでした。
 トップスピンパスはボールをバウンズさせる場所と味方との距離が離れているときに使います。その逆の時はバックスピンパスになりますね。

7.ジョーダンステップ
 前回、尺野コーチから伝授されたステップです。Rが前回来られなかったのでHにお手本を見せてもらいました。1on1のスキルとして非常に有効なステップで、これがしっかりとできるば、ディフェンスは来ると分っていてもなかなか止められなくなります。それはマイケル・ジョーダンのプレイがそれを物語っていますね!!

8.シュート指導
 ・オンサイドドリブルからのジャンプシュート
 オンサイドドリブル(右手でドリブルする際、右足を出すドリブル)でワンドリブルしてからすぐにジャンプシュートにいきます。慣れていないと足が合わなかったり、バランスを崩したりします。どんなドリブル・ステップからでもバランスよくシュートが打てるようになることが目標です。ある意味では、こういったこともファンダメンタル(基本技術)として不可欠なものです。

 HもRも最近のシュート力向上には目を見張るものがあります。しかしこういったファンダメンタルを抜かさないようにしていきましょう。

9.ドリブルドリル
 ・リトリートドリブル
 ・スタッターステップ
 リトリートドリブルのポイント確認をしました。身体の使い方、ドリブルの位置、ドリブルのつき方などいろいろありましたね。それを踏まえたうえで、より素早く移動する練習をしました。プレッシャーを掛けてくるディフェンスからは素早く離れる必要がありますね!」

 スタッターステップはボール運びの時にも使います。しかしこの技術がもっとも効果を発揮するのは、速攻のときのディフェンスとの1on1ではないでしょうか。スピード豊かに攻めていったとき、セーフティのディフェンスをどう抜くか。スタッターステップは非常に有効です。左右に揺さぶりをかけて、ディフェンスが反応した方とが逆を抜きにいきましょう。

10.フローティングドリブル
 ・フローティングドリブル→クロスオーバードリブル
 フローティングドリブルは非常に難しいドリブルの一つです。しかしこれが使えるとボールを持った状態からの1on1でかなりのイニシアティブを得ることができます。そこからNBA選手並みの「Extream Cross Over」でディフェンスを抜き去りましょう!

11.ピートドリル
 ・アウトサイドフット→インサイドフット
 今回はアウトサイドフットを一歩目にしてボールミートをしました。アウトサイドフットを一歩目にするとディフェンスに対して背中を向けるような形になるので、ディフェンスのプレッシャーが厳しいときなどに使います。

12.アウトサイド1on1
 最近の1on1ではHがだいぶスピード強さ・巧さを発揮し始めましたね。とても素晴らしいです。RにもHの攻撃オプションにはないギャロップステップなどを使いよい攻撃をしています。

 指導の感想と次回へ向けてのコメント
 今回の練習ではファンダメンタルをいつも以上に強調したメニューにしました。こういった基本的な部分のレベルアップを図る為には、非常に強い意識と、それを続ける意思が必要です。なぜなら、みんなはすでにその技術を身につけているからです。それは別に特別な努力をしなくても困ることが無いことを意味します。
 普通にバスケを楽しむのならばそれで十分だと思います。いろいろな新しい技を試すことがやはり楽しいと思います。ただ2人は、それとは違った目標を持っているはずです。高校でプレイしたい。しかもより自分のレベルを上げて高校で活躍したい。こういった目標の為には今身につけているすべての技術の底上げを図る必要があります。くどいですが普通にできることは分っています。ポイントはその普通をどのレベルに設定するかです。「普通」「当たり前」のレベルを上げてください。1流の選手というのは「当たり前のことを当たり前にこなすことのできる選手」だと私は思っています。2人の当り前のレベルは2人が決めることです。自分がどんな選手になりたいのか?どんなパフォーマンスをしたいのか?それを良く考えて自分の当たり前を決めましょう!

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