1.シュートフォームチェック |
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夏以来のひさびさの個別指導になりました。まずは、3人のシュートフォームのチェックから練習を開始しました。
かれんは、シュートを打った後にしっかりと指先をリングに向けて止めるようにしましょう!
フォロースルーと言いますが、これがいつも雑になってしまうと、感覚が体に残りづらくなります。繰り返し同じ場所に打たなければならないので、「再現性」といって、同じ動作をくり返せることを大事にしてください。
ゆうやは、ひじの動きが外に広がらないように気をつけましょう。シュートフォーム自体はかっこよくなってきています。確率をあげていくためにも、良いシュートフォームを習慣にする意味でも、肘の動きに注意してこれから練習を繰り返していくと良いと思います。
くるみは、安定してシュートを打てていましたね。特に、距離感のつかみ方は独特な感性を持っています。自分が安定した状態でボールを持てば、確率よくシュートを決めることができるでしょう。くるみのポイントは、試合の動きのなかで、もしくはディフェンスがいる状態で安定したシュートが打てるかどうかというところです。
今回の指導で、後半に行う実戦的な練習を大事にしてくださいね。
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2.いろいろなシュートドリル
・台形シューティング |
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今回の指導のひとつの鍵となる練習です。
台形のハッシュマークを順番に移動していくシュート練習ですが、シュートが外れたらサイドラインまで走って戻って来てからシュートを打ちます。
集中してミスを少なく決めていき、1分以内に9本、フリースローまでクリアするのが目標です。
第1回目の記録 フリースローを決めた時のタイム
くるみ 2分20秒
かれん 2分45秒
ゆうや 1分34秒
第2回目の記録
くるみ 1分17秒
かれん 2分21秒
ゆうや 46秒
また二日目にも行いましたが、最初のチャレンジからかなり平均タイムがかなり向上していきました。この練習はくり返しチャレンジしておいてもらいたいと思います。 |
・片手シュート
・椅子シューティング
・連続ジャンプシューティング
・チャイナ
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ゆうやのひじの動きを矯正するための片手シューティング、みんなのシュートの時のボディバランスを良くするための椅子から立ち上がりシューティング、基本と実戦のつなぎめの連続ジャンプシューティングなどを行いました。
チャイナは、3人でサイドラインからサイドラインへずっとランニングしながらシュート・リバウンド・パスを繰り返していく練習です。
それぞれ、シュートのポイントを意識しながら練習に取り組んでもらいました。
大事なことは、ボールが左右に曲がらないこと、距離感がつかみやすいことです。
いつもこの2つを気を付けてドリルにチャレンジしてくださいね。
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3.リバウンド有りシューティング
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リバウンドがあまりとれないという保護者の方の意見を元に、リバウンドを重視したシューティング練習を行いました。
1on1の状態でシュートを打ちます。シューターはオフェンスリバウンドに行き、リバウンドをとった方がシューターの列に並び、リバウンドをとれなかった方がディフェンスに残ります。
リバウンドをとらないと、シュートを打つことができない練習です。
シューターは、オフェンスリバウンドをがんばればまたすぐにシュート練習ができます。
ディフェンスは、シュートチェックをしたあとスクリーンアウトをします。これは習慣にならないといけません。常に練習中に意識を高くしてやりましょう。
スクリーンアウトの技術的なポイントに関しては、まず相手にくっつくことが大事です。相手にくっついていないと、ボールの方を見た時に相手の動きを感じ取れなくなってしまいます。
相手がボールに向かおうとするはずですから、その動きをおさえつつ、自分が先にボールに反応できるように練習しましょう。
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4.ドリブルからのシュートとキャッチからのシュート練習
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ワンドリブルで、すばやくシュートを打つ練習をしました。
「ダダダン」のリズムですばやくジャンプ動作に入り、安定してまっすぐシュートが打てるようになりましょう。
この練習をした後に、実戦シューティング練習を行いました。
初級はエンドラインからディフェンスが飛び出してくるので、ディフェンスが来る前にパスをキャッチしてシュートを打ちます。
中級、上級とディフェンスの距離が近くなってくるので、それでもパスキャッチからすばやくシュートを打てるようにすること、そして、それでも打てなかったら練習したワンドリブルで相手をかわすという練習でした。
ディフェンスとの距離感から、自分がどのような技術を使うのかを判断します。常にディフェンスの状態を把握できるようにしましょう!
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5.ターンシュート |
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実戦的なシュート能力を高める練習です。ターンしたり、横に移動したりして身体が流れている状態でシュートを決める練習です。
シュートが試合で入るためには、細かい修正力が必要です。
身体が回転しているとき、前後左右に流れているときに修正する力を身につけましょう!
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6.レッグスルー10 |
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レッグスルーをサイドラインからサイドラインへノーミスで行う練習です。この練習は「なんでやねん」の今回の練習で発明したのですが、その後、各地の教え子たちがチャレンジしています。
10種類のレッグスルーをクリアするのが目標です。
今回は、ゆうやが難しいレベルまでチャレンジしていましたが、それぞれ50分くらいずっと集中して練習に取り組んでいました。
その集中力に僕はとても感心しました。そして、このレッグスルー練習をハンドリング力アップ、集中力アップのドリルとして使っていくことにしました。
かれんは、このレッグスルーがミスせずサイドラインまで行けるように、後ろ向きもがんばって練習しておきましょう!
くるみは小学生の女子ではボールをまわすテクニックもうまくできています。その調子で、さらに難しいレベルにチャレンジしていきましょう!
ゆうやは、片手レッグスルーをクリアし、レベル8、レベル9とチャレンジしていけるように練習をしておいてください。
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7.クローズアウトとヘルプディフェンスの1on2 |
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クローズアウトで近づいてくるディフェンスをかわし、ヘルプにきた二人目のディフェンスもかわすオフェンスの練習です。
ボールを持った時にゴールを向く、勝負をしかけるという習慣作りの練習になります。そして、そのときに一人目だけではなく2人目のディフェンスも視野に入れるという1on1の実戦練習です。
この練習をしておくと、試合中の勝負感覚が身につくので、チャンスがあればくりかえしこの練習をしておいてくださいね。
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<2日目>
8.シェービング |
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1on1の一歩目を鋭くするための練習です。
ボールのもらい方の軸足を指定して、それぞれ右に抜いたり、左に抜いたり、ロールターンして抜いたりと一歩目の抜き方を練習してもらいました。
一歩目を突きだすときに、軸足が離れる前にドリブルを突き出すこと、突き出した後のドライブのコースが大回りにならないことが重要です。
どちらの足が軸足になっても、右にも左にも、まっすぐでもクロスオーバーしてもロールしてもすばやくゴールに向かえるように練習していきましょう!
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9.ドリブルドリル |
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色々な種類のドリブルを練習しました。ドライブインがレベルアップするためにも、ボールを操る能力を高めていかなければなりません。
特に大事なのが、いつでも「止まれる」ということです。バランスよく、シュートモーションにすぐにうつれるようなストップが重要です。
どんなにスピードを出していても、どんなターンをしたあとでも、バランスを崩さないこと、良いバランスで止まれる様に練習していきましょう!
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10.フックシュートドリル |
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ドライブインした後のレイアップシュートをレベルアップする練習です。
フックシュートは、ゴールに対して身体が真横を向いた姿勢でシュートを打つことになります。レイアップを打つ時に、ディフェンスの状態を見て色々な角度からレイアップを打てるようになりましょう。
フックシュートがもっともボールを相手から遠ざけることになります。
このシュートを身につければ、レイアップシュートの幅はかなり広がります。ぜひ練習してくださいね!
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11.台形シュートドリル |
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初日に行った台形シュートドリルをまた行いました。先日のシュート指導の復習をした上でなんどかチャレンジしてもらいました。
2日目の記録
くるみ 1分10秒
かれん 1分11秒
ゆうや 51秒
この練習は集中力が必要ですし、色々な距離からシュートの距離感をコントロールする必要があります。繰り返しチャレンジして、記録を伸ばしていってくださいね。
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12.ジャブステップからの1on1 |
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今回は、シュート、ドライブインのステップ、一歩目の突き出し、レイアップシュートなど、色々な得点能力を高める練習をやってきました。
最後に、ボールをもった状態から相手を抜くためのステップを練習しました。
ジャブステップは、ディフェンスとの距離感をさぐったり、相手の反応をさぐるのに使う小さいステップです。そのステップから加速するタイミングを紹介しました。
ディフェンスは何かに反応し終わった瞬間に動かれると反応が遅れます。そして、何かに反応し始める瞬間に逆をつかれると対応が難しくなります。
その瞬間を感じることができるようになればもっと1on1がうまくなりますので、今回練習したジャブステップをぜひたくさん使ってみてくださいね。
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