依頼者・チーム名 日時情報 参加者情報 指導者情報
第3回目指導
1月16日 月曜日
PM1:00〜PM4:00
小学5年生女子 4名
小学2年生女子 1名
鈴木 良和

指導のねらい
@体をきように使いこなそう
Aドリブルとストップ
Bディフェンスをかわしてパスを出そう
C2対1の場面でシュートを決めよう

 Practice Menu Key Point !
1.体操・ストレッチ
 

 体操はなんのためにやるのか、確認しましたね。ちゃんと伸ばしているところを意識してやると効果的です。
 
伸ばすときは息を止めないで、呼吸をしながらやりましょう。

2.手の反応・足の反応
 

 手の反応と足の反応を速くする練習をしました。手の反応が早い人はすばやくパスを出せるし、キャッチミスをへらすことができます。

 足の反応がはやい人は、100m走が早い人よりも活躍できます。バスケットボールのコートは縦に26〜28mしかありません。プレーするために必要なのは、そのなかでもディフェンスをかわすその一瞬のはやさです!

3.反応鬼ごっこ
 奇数と偶数で鬼と逃げる人がきまる鬼ごっこをしました。すばやく頭で判断して、行動にうつせる人がバスケットボールで動ける人です。

 バスケットボールは体操や水泳と違って、ディフェンスとオフェンスがせまいコートにいりまじっています。
常に相手をみて、判断して、プレーしますので、こういった鬼ごっこはとても重要です。

4.マイカンドリル
 右手、左手のレイアップを交互に打つ練習です。このシュートがしっかりと決められるようになると、試合中に点をとることができるようになります。Kちゃんは特に、センタープレーをするときには重要な練習です。

5.ドリブルドリル
ドリブルの練習のポイント
@ドリブルは強くつく
Aボールを見ないように
Bドリブルを突き出すときは、ボールを振って、ディフェンスをかわしてつくイメージ
 そのときに、軸足がはなれる前にドリブルをつきださないとトラベリングになる。
Cドリブルをし終わるときに、シュートの構えにストップする。(トリプルスレット)


途中でピボットを練習しました。ピボットのポイントは
1)常に攻める方向に顔を上げる
2)ボールの位置はディフェンスから遠いところ
3)体はディフェンスに対して横向きにしておく(半身といいます)

 こうすると、ディフェンスから大きく離れたり、攻める足をふむことができます。攻める方向に背中を向けてしまったり、ディフェンスとお腹で向き合う姿勢は危険です。

5.色々な動きをしながらレイアップ
@ボールをまわしてレイアップ
A自分がまわってレイアップ
B自分がまわってボールをまわしてレイアップ

この3つにチャレンジしてもらいました。レイアップのステップ中にいろいろなことができるようになると、バランスがよくなったり、調整力がつきます。ぜひチャレンジしてください!

6.プレッシャーに対するピボット  ディフェンスがプレッシャーをかけてきたときのピボットを練習しました。ピボットは強く攻めるようにふめないといけません。逃げの姿勢でパスをすると強いパスが出せませんし、コントロールができないので、結局ミスになってしまいます。頭が高いと、重心が高くなってバランスを崩しますので、肩を低くもぐらせていくような感じで、重心を低くしてピボットをふみましょう。

7.スターパス
5角形を作って星型にパスをする練習です。パスをキャッチするときは手のひらをボールに向けてとります。こうすることでつき指が減るし、すぐにシュートに構えることができます。

8.ブル・イン・ザ・リング  スターパスの形で星の中に鬼を入れました。鬼にボールをさわられないようにパスを出す練習です。山なりのパスは禁止です。
ディフェンスは手でパスをカットをするから、手にさわられないところをねらって出すとうまくいきます。

9.シュート指導  シュートのポイントは「まっすぐ打つ」こと、「その距離に打つ」こと、「高く打つ」ことの3つです。

 シュートを打ち終わったときにの手の形を「
フォロースルー」と言います。フォロースルーがきれいに止まっていると、シュートを打ったときの感覚が手に残るので、距離感がつかめてきます。打ったあとにフォロースルーが残らないと、なんでシュートが入ったのかも、何でシュートがはずれたのかも感覚が残らないのでわかりません。

いいかげんに一万本シュートを練習しても、悪い癖がついていくだけです。一本一本を反省しながら、良いシュート練習を続けていくためにも、フォロースルーをしっかりと残して、感覚をつかんでいけるようになりましょう。

10.レイアップシュート  レイアップの基本をやりました。まだ、何人かレイアップを打ち終わったときにボードの裏側まで走り抜けてしまうことがありますね。そうすると、ボードにボールが強くぶつかって、速攻のときなどによく失敗するシュートになってしまうかもしれません。レイアップシュートは「高くとぶ」のがこつです。

4つのレイアップを練習しました。
●レイアップ
●レイバック
●リーチバック
●パワーステップ
ビデオをとってもらったので、ビデオを良く見て、この4つはちゃんとシュートを決めることができるようになるまで練習しましょう!

11.2on1のシュート練習 みんなもうチームの最上級学年になるので、試合中によくある状況の練習をしました。速攻で、2対1になる場面です。シュートを打つべきか、パスをするべきかの判断をしなければなりません。

まずは、シュートの練習をしました。速攻なので、パスキャッチからすぐにシュートを打てるように練習しました。
また、ドリブルしてきた選手がそのままフリースローラインあたりでシュートを打つパターンも練習しました。
●キャッチ&シュート
●ドリブルからのシュート
この2つが試合で多く使うシュートなので、しっかりと練習していきましょう。

 指導の感想と次回へ向けてのコメント
Y…『体のバランスを』
 シュートのときもすこし身体が左にかたむいているようです。もしかしたら、左右の足の長さが違ったり、筋肉のバランスが違ったりしている可能性もあります。バスケットボールはバランスがすべての基本になります。バランスが崩れるということはプレーがうまくできない大きな原因になります。一度、整体でチェックしてもらうといいかもしれません。

M…『フォロースルーを残す』
 Aちゃんのシュートは、打ったあとに手が下がってしまいます。シュートを確率よく決めるためには、シュートを打ち終わったあとにも指先に感覚が残っているようにシュートを打ってください。打ってはずれたら、次に修正できる選手がいいシューターになります。

A…『指先をまっすぐリングに向ける』
 Mのシュートは腕が交差してしまうことがあります。ボールの真ん中をまっすぐ押せないとシュートはまっすぐ飛びません。パスのときもシュートのときも、「ひじ・腕・手首・指先」が自然にまっすぐゴールの上を指すようにしましょう。左右の手の裏側が合うように、フォロースルーを止めてくださいね。

K…『ボールのアーチ』
 前回の水野コーチのレポートにもあった「シュートのアーチ」が今回はちゃんとかけられるようになりましたね。あの短時間の指導で、よくこつをつかんでくれました。良いセンスをしています。あとは技術がからだにしみこむように、繰り返し練習を続けてください。

S…『いろいろなシュートをおぼえよう』
 
今回練習したレイバックシュートやリーチバックシュートはSがけっこうできていたのにおどろきました。今のうちからこういうシュートを練習しておくと、上級生になったときにかつやくできますよ!がんばろう!

 最後は実戦形式の練習だったので、ちょっと厳しいチェックもしましたが、前半の楽しいメニューがまずはみんなの土台になります。チームの最上級生になる子達はこれから試合をたくさん経験していく中で、もっと活躍したいとか、もっと点がとりたいとか、いろいろな気持ちがわきでてくると思います!その気持ちがみんなを上手にしてくれます。もっとうまくなりたいという気持ちに僕たちもしっかりとこたえていきたいと思っています。がんばっていきましょう!

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