バスケットボールの家庭教師プラクティスレポート2006
依頼者・チーム名 日時情報 参加者情報 指導者情報
第2回目指導
4月8日 土曜日
PM1:00〜PM3:00
中学1年生男子 3名

   合計        3名
池田 真佑

指導のねらい
@パスキャッチの技術を確認しよう。
A動きの始め・終わりでのトリプルスレットを意識しよう!
Bトリプルスレットからのシュートを意識して、フォームを確認しよう。
バスケットボールの家庭教師

 Practice Menu Key Point !
1.ダイナミックストレッチ  いつもと同じようにダイナミックストレッチを行いアップをしました。今回は、ダイナミックストレッチに何があるか確認しながら行ってもらいました。何をやるかなど覚えられましたか?しっかりと覚え、自分たちでもダイナミックストレッチを練習前などに行えるようになると良いですね。

 ヒップローテーションで、もう少し股関節を回すように意識しましょう。

2.ストレッチ
  ・スタンスドリル
 ストレッチについては、3人とも少し身体が硬いですね。長座や足を開いたストレッチでは、足を手で触れるくらいまでは身体を柔らかくしましょう。身体を柔らかくすることも一つの練習です。

 ストレッチの後にトリプルスレットについて確認しました。ポイントは覚えていますか?バスケットボールにおいてこの
「トリプルスレット」はとても大事で基本の姿勢になります。足を開きすぎないようにしたり、後ろに体重をのせてしまわないように注意しました。肩→膝→つま先が一直線になるようにイメージして練習していきましょう。

3.ドリブルライン鬼ごっこ  ドリブルをつきながらライン鬼ごっこを行いました。ドリブルとラインに注意しながら行う鬼ごっこなので、ドリブル技術やハンドリング技術アップに良いドリルだと思います。楽しみながらできるので友達ともやってみてくださいね。

4.フットワーク
  ・サイドキック
  ・ジャンピングダックス
  ・カップリング
  ・その場、足踏み変え
  ・外中ステップ
  ・ハーキースライド
 足腰の強化、下半身と上半身を別々に動かすカップリングを主に行いました。フットワークは疲れますし、あまりおもしろくない練習ですが、上手になるためには欠かせない練習です。

 3人の課題は、
動きの勢いをしっかり止められるようになることです。まずは、勢いを止められる強い足が大事ですが、もう少しストップについても意識してみましょう。

 また、疲れてくると膝が立ってきてしまいます。
良いバランスでカッコイイ姿勢でプレイを続けられるように頑張りましょう!腰の高さが安定してくると良いですね。

5.スタビライゼーショントレーニング
  ・腕立て編
  ・身体のサイド
  ・背面立ち
  ・スーパーマン
  ・逆スーパーマン
 筋肉の内側にあるインナーマッスルを鍛えるトレーニングです。身体のバランスを安定させたり、シュートのときの身体のブレをなくしたりするのに大事なトレーニングです。個人差はあるようですが、このトレーニングをしたらジャンプ力が飛躍的にアップしたという話も聞きます。

 3人は、まだ途中で身体がぐらぐら揺れてしまいます。
ピタッと止まって姿勢をキープすることが目標になります。がんばって毎日やってみてくださいね。

 
コーチとの男の約束は忘れていませんね?みんなは「ハイ」と返事をしてくれました。期待しています。

6.対面パス
  ・チェストパス
  ・オーバーヘッドパス
  
 対面パスでキャッチについて確認しました。キャッチが上手くできないと強いパスがきたときに、つき指をしてしまいます。そこでキャッチについて確認したのが、
 
@キャッチの前に準備をする(おにぎりを作る)
 A引いてキャッチする
 Bボールをはさむようにキャッチしない
の三つでした。このポイントをもう一度確認しておきましょう。

 パスを出すほうについては、ボールに回転をかけること
(指先からボールを出す)、飛ばせる距離を伸ばすことについて言いました。あごを上げないように遠くへパスができるようになると良いですね。
 

7.リバウンドドリル
  ・身体ぶつけ
  ・ボールジャンプ
  ・リバウンドシュート
  ・ワンタップ
  ・ハイジャンプ合戦
<ボールジャンプ>
 この練習では、
自分の最高点でボールを取るイメージをしました。この練習での高さまでみんなはジャンプできます。この高さを覚えておきましょう。 
 今回でのリバウンドの練習では、
着地の姿勢について意識して練習しました。ボールを掴んだ後、しっかりスタンスを取って着地することが大事です。良いバランスで着地してしっかりターンできるように練習していきましょう!

 T君は、ターンの後のジャンプで身体が反ってしまいます。自分的に前傾しすぎと感じるくらいのイメージで良いと思います。

 S君は、着地のスタンスがせまくなってしまいますね。幅の広いスタンスを意識して着地できるように意識しましょう。また、ターンの後のスタンスも気をつけましょう。

 Y君は、良いバランスで着地できていました。しかし、ターンの後のスタンスがせまくなってしまう場合があります。良いスタンスのままターンすることが大事です。


8.トリプルスレットドリル
  ・トリプルスレット
  ・トリプルスレットからジャンプ
 左右に振って、トリプルスレットで止まれるように練習しました。

 3人は、ストップのときに膝が立ってしまいましたね。トリプルスレットは3つの武器であるシュート・ドリブル・パスがすぐできるスタンスです。膝が立ってしまうと一回膝を曲げてからの動作になってしまいますので一歩遅れてしまいますね。なので、膝を曲げてストップしなければいけません。

 また、
ボールをすぐに膝上のポケットの部分へセットする意識をしましょう。まだ、ボールが身体の真ん中あたりにセットしてしまう場合があるので気をつけましょう。

9.シュート講座1
  ・トリプルスレットを意識したシュート
 トリプルスレットでキャッチすることを意識してシューティングを行いました。良いシュートを打つ、また後々に速いタイミングで打つためにトリプルスレットでボールをもらうことはとても重要になります。膝が立ってしまったり、スタンスの幅がせまくなってしまわないように気をつけて練習しましょう。

 また、
足のつま先をゴールに向けることも注意しました。シュートが曲る原因になってしまうので意識して、つま先をゴールに向けるようにしていきましょう。人間の身体は、行きたい方向につま先が向くという話をしましたね。このことは他の技術のときもポイントになるので覚えておいてください。

10.シュート講座2
  ・シャドーシューティング
  ・2箇所シューティング
  ・2本シュート + 罰ゲーム
 ストップの意識をした後は、スローの手やボールの持ち方です。今度は、上半身について意識して練習しました。そこで挙げたポイントは、
 
@ボールを片手で安定して持てるようにする(左手は添えるだけ)
 Aボールを下から支えるようにする
 B肘は中に入れ真っすぐスローする
 Cフォロースルーを残す
 D指の先からボールをスローする
でした。フォロースルーは打った後、自分のフォームを確認することにも役にたちます。打つシュート1本1本、自分なりに評価できるようになると良いですね。

 Y君は、スローのときに肘が開いてしまうときがあります。ポケット上からのセットからそのまま真っすぐスローすることを意識してくださいね。

 T君は、ジャンプ後にボールを長く持ちすぎてしまうので苦しいシュートになってしまいますね。もう少し早めにボールを離すともっと簡単にシュートが打てますよ。

 S君は、指の腹からボールが出てしまいます。片手で打っているときは、しっかり指先から出ているのですが…ボールを「ベロン」となめるようなイメージを持ちましょう。
 

 指導の感想と次回へ向けてのコメント
 今回の練習では、「トリプルスレット」という姿勢について重点的に練習しました。ボールをもらったときにトリプルスレットでもらえているか、次の動作にいく前の準備になります。準備ができていなければ当然、プレイの前に焦るだろうし、すぐに次の動作へもいけませんね。逆に準備万端であれば、焦ることもなく余裕を持って相手より早く動けるようになります。

 このように良い準備をするためにはバランスの良いストップが重要で、フットワークなどによる強い足腰を作る、スタビライゼーショントレーニングでバランスを安定させることが必要になります。特に、スタビライゼーショントレーニングで鍛えた安定したバランスは今後のプレイに大きく影響することなので、ぜひ毎日やってみてくださいね。

 S君は、膝を曲げることと幅の広いスタンスを意識していきましょう。腰の高さが少し気になります。もっと下半身が安定すればプレイの幅も広がり、活躍できるはずです。

 Y君は、器用に身体を使えていますが、プレイが少し小さいようです。せっかく良いものを持っていますからダイナミックにプレイできるようになると良いですね。大きく身体を動かし、NBAの選手のようなダイナミックなプレイを目標にしていきましょう。

 T君は、体重が後ろにかかってしまうため身体が後傾してしまう場合があります。まずは、意識的に体重を前のほうにかけるようにしていきましょう。また、フットワークなどで強い足腰を身につけていきましょう。T君は周りの雰囲気を明るくする力を持っていますね。とても良い能力なので自信を持って、周りに働きかけられるようになると良いですね。

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