バスケットボールの家庭教師プラクティスレポート2006
依頼者・チーム名 日時情報 参加者情報 指導者情報
第198回目指導
11月20日 月曜日
PM6:00〜PM8:00
小学5年生女子 2名
小学4年生女子 1名
   合計        3名
池田 真佑

指導のねらい
@ディフェンスから遠ざかるチェンジを覚えよう!
A相手に取られないようなパスを出そう。
Bドリブルなしの中でパス&ランでボールを運ぼう。
バスケットボールの家庭教師

 Practice Menu Key Point !
1.ディフェンスの1歩目を意識する
     →オールコート1on1
 ディフェンスの1歩目を意識して、進む方向の足から出す練習をしました。また、ディフェンスについてもクロスステップ(ラン)からのスライドやスライドに切り替えるタイミングなどの練習をしました。

 みかんちゃんは、@切り替えのときに足を引かないことAコースに入りすぎないことB切り替えを速くすること(予測をしてディフェンスする)を意識していきましょう。間合いなどはとても良くなってきましたが、つめる部分・引いたままで良い部分をもう少し整理しましょう。考えることは「オフェンスが嫌に思うように」です。

 りんごちゃんは、@ボールを取りにいかないことA疲れたときに休まないことBクロスステップからスライドに切り替えるときのタイミングを注意することを意識していきましょう。予測の部分や足の出し方はとても良くなってきましたね。

 いちごちゃんは、@オフェンスに対して垂直にディフェンスすること(オフェンスに幅広く見せる)A抜かれたと思ったときにすぐ判断してクロスステップ(ラン)に切り替えることBコースに入りすぎないことを意識していきましょう。前より体がぶれなくなったのはとても良いですね。強い体を意識してプレイできるともっと良いプレイができますよ。

2.ドリブルドリル
  ・振り子
  ・下がるドリブルチェンジ
 今回は、ドリブルをヒザより下でドリブルをして、さらに手も添えることを意識して練習しました。ドリブルについては、ボールのハンドリングがとても重要ですので、ボールを多く触るようにしていきましょう。

 下がるドリブルチェンジについては、引いた足に向かってチェンジをすることがポイントでした。これは、ディフェンス → 自分 → ボール という関係を保つために重要な技術です。
 
 りんごちゃんは、少しドリブルが高いので注意しましょう。
 
 いちごちゃんは、ドリブルチェンジのときに体のバランスが崩れてしまいますので気をつけましょう。

 みかんちゃんは、特にドリブルの下がりが小さいのでもう少し下がれるように練習していきましょう。

3.シェービング(アウトサイドフット)
  ・ストレート
  ・クロス
     →ステップインでシュート
  
 アウトサイドフット(ゴールから遠い方の足)でもらいドライブする練習でした。普段ゴールに近い方の足(インサイドフット)でもらう場面が多いと思います。これから強い相手と戦うときには、このもらい方が重要になります。また、いろいろなもらい足からプレイできるとプレイの幅も広がります。

 シュート時のステップインも含め、これから練習しながらバリエーションを増やしていきましょう。

4.鳥かご  正確にパスを味方に出す練習です。パスについて今まで話してきたポイントは、
  @ピボットを踏んで、パスを出すこと
  A流れながらパスしないで、パスする前に動きを止めること
  Bピボットのときにバランスを崩さないこと
  Cディフェンスを見てパスすること              でした。
 
 今回は新しくディフェンスの後ろではなく、左右に動いてパスを受ける話もしました。味方がパスの出しやすいところへ動くこともとても大事ですね。

5.ドリブルなし 2on2
     →新バージョン
 パスの出し方も含め、パスした後に走ること(パス&ラン)、動きを速くしたり、遅くしたりすること、ドリブルがない場面でボールをつなぎ、運ぶことなどの練習です。

 いちごちゃんは、少しボールマンから離れてしまいますね。遠くに正確なパスを出すことは難しい技術になります。すぐに遠ざかってしまうのではなく、近くに行ったりボールサイドに走ったりなど、味方がパスの出しやすいように意識して動けると良いですね。

 みかんちゃんは、ボールサイドカットが少ないですね。ディフェンスの後ろに隠れながらもらいに行くことも重要ですが、ボールがもらいやすいのはディフェンスの前に出るときです。また、前が止められたら後ろであったり、戻るであったりいろいろ工夫できると良いですね。

 りんごちゃんは、もう少しパスを出すタイミングを待ちましょう。今のタイミングでは、ボールをもらった味方も困ってしまいます。味方がボールをもらって次の動きがしやすい状況まで待つこと、次の動きがしやすいようなパスを出すことを心がけてくださいね。

 指導の感想と次回へ向けてのコメント
 最近の練習では、ドリブルの練習・パスの練習・ピボットの練習などを中心に練習しています。ピボットのときのバランスが崩れないように意識してこれからも練習していきましょう。

 一つ3人に言えることは、シュートが落ちる場面が多いことです。リングが高いこともありますが、見ているとシュートまでの動きは良いのですが、シュートが少し適当になってしまいますね。簡単なシュートを落としてしまうと勝負の世界では厳しいものがあります。練習で落ちるシュートが試合で入ることは、あまりありませんね。前も話しましたが、いつも「1点差・残り3秒で負けている場面」でシュートすると思って練習していくようにしましょう。バスケットボールでは、シュートを決めるということがとても大事になりますよ。

 今回の練習後に「戦う」という話をしました。戦うということは、スポーツにおいて大事な気持ちです。当然勝ち負けがありますから、夢中にプレイして相手とぶつかったり、相手に痛い思いをさせてしまったりする場面があります。夢中にプレイしているわけですからしょうがない部分です。このような中でプレイすることが楽しさにつながりますし、達成感につながるわけです。この「戦う」という気持ちを大事にしていってください。
 しかし、これはラフプレイとは違います。相手に暴力をふるってしまえば、それは楽しさ、バスケットボールをプレイすることとは違ってきてしまいます。このことに気をつけながら、熱く「戦える」選手を目指していきましょう!

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