バスケットボールの家庭教師プラクティスレポート2006
依頼者・チーム名 日時情報 参加者情報 指導者情報
第171回目指導
7月31日 月曜日
PM18:00〜PM20:00
小学5年生女子 1名
小学4年生女子 1名
   合計        2名
元安 陽一

指導のねらい
@ジャンプ力アップ
Aリングを見てボールを受ける
Bプレッシャーディフェンス
バスケットボールの家庭教師

 Practice Menu Key Point !
1.ジャンプトレーニング みかん 右手218cm 手220cm 手212cm
りんご 右手215cm 左手212cm 手209cm

まずは二人のジャンプ力の測定を行いました.それぞれの手の最高到達点です.全ての項目でみかんちゃんの記録が良かったですね.

両脚ジャンプや片脚ジャンプ,前後,左右,腕振りなど様々なジャンプを行いました.どんな状態でもジャンプできる能力がバスケットには求められます.実際にジャンプすると言う事をしっかりと繰り返し行いましょう.トレーニングとストレッチは一セットです.常に筋肉を意識しながら行いましょう.

2.1on1
 ・ボールミート(Vカット)
 ・ディナイディフェンス
 ・ボールマンディフェンス

 ボールを受ける時は常にリングに正対します。理想的にはミートしながらレイアップに持ち込む形です。キャッチした瞬間にアウトサイドフットをしっかりとひきつけましょう。リングから遠ざかるようなミートはディフェンスにとってこわくはありません。Vカットはリングにまっすぐ向かってそのまま飛び出るだけでもらえる技術です。全部で3歩あれば十分です。二人は10歩近くバタバタしてボールを受ける事ができませんでした。それは無駄な動きだからです。できるだけ少ない力で最大限のパフォーマンスを発揮しましょう。貰う瞬間にリングを見ればディフェンスは迷います。シュートを打つかもと一瞬でも思わせるだけでオフェンスの勝ちです。リングを見ると言うのはそれだけの効果があるのです。ボールを持った瞬間から顔は上げ続けましょう。それが全ての基本であり、最大のオフェンスです。

 ディナイはリングに近い側の脚を前に出します。ボールマンとマークマンを結んだラインに対して身体が常に垂直になるようにします.平行になった瞬間にボールを貰われます.ボールマン側の手はしっかりと開いて肩の高さまで上げます.そのままパスコースをさえぎり続けましょう.できるだけリングから遠いところで苦しい状態で貰わせましょう.

 ボールマンディフェンスはミドルライン側の脚を前にして前脚のかかとと後ろ脚のつま先を結んだラインが3Pラインにほぼ平行になるように「ヒール=トゥ」のスタンスをとります。オフェンスがどう動いてもこのスタンスはくずさないようにします。オフェンスにあわせて脚を動かしてしまうと全て後手になって守れなくなります。

 ディフェンスはオンボールもオフボールもオフェンスにあわせてはいけません.自分たちのスタンスを崩さずにプレッシャーをかけ続けましょう.

 指導の感想と次回へ向けてのコメント

みかん…まず大きく無駄に動く事を減らしましょう.ボールはキャッチした瞬間に前に突き出します.ジャンプはこわがらずに飛んでみましょうね.

りんご…飛び出る瞬間にリングをみるようにしましょう.リングに対する意識がまだまだ弱いです.

今回はかなり厳しい話をしましたが、二人なら絶対にできると思ったからです.強い意識を持つ事です.基礎ができていないのにいくらどんな練習を積み上げても崩れ落ちるだけです.基本中の基本をしっかりと徹底しましょう.まずはリングを見る事です.それができずに次のステップには進めません.ディフェンスは守る事ではありません.オフェンスが振りになるように誘導して楽にプレーさせない事です.オフェンスに主導権を握られないように自分たちの都合の良いように方向付けを行いましょう


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