バスケットボールの家庭教師プラクティスレポート2006
依頼者・チーム名 日時情報 参加者情報 指導者情報
第4回目指導
4月15日 土曜日
AM11:00〜PM1:00
小学5年生女子 1名
合計        1名
鈴木 良和

指導のねらい
@シュートフォームを固める
A1on1を強くする
バスケットボールの家庭教師

 Practice Menu Key Point !
1、台形シューティング シュートが入ったら次のハッシュマークへ移動する台形のシューティングを行いました。シュートが外れたらひとつ戻ります。連続で決めないと先に進めないシューティングです。

シュートフォームをチェックしながら練習しましたが、だいぶフォームに曲がる原因が無くなってきました。ひじの動きもかなり無駄がなくなってきました。

そして、今回の収穫はなんといってもスピンがうまくかけられるようになったことです。
・手のひらをボールが転がるように手首をスナップすること
・つめの先からボールが離れるようにシュートを打つこと
・ひじが伸びきる瞬間にスナップする

これらに注意しながら、スピンのかかったシュートを意識して練習してください。

フォロースルーの指先がまっすぐゴールを指していること、これも重要です。シューティングフォークをボールの中心に対してまっすぐになるように構え、そのシューティングフォークがまっすぐゴールを指すようにスナップしてくださいね。

2、連続ジャンプシューティング 最初に練習したシュートフォームを意識しながら、連続ジャンプのシューティングを行いました。

この練習は、シュートの基本練習を実践に近づける大事な練習です。連続ジャンプしてもボールがぶれないこと、つまり身体がぶれないことが目標です。ジャンプがくわわっても安定してシュートを決められるようになればまずは第一歩です。

この練習では、ボールを持つ場所もポイントです。
最初にボールを持っているときに、手首が伸びて指先が下を向いているような持ち方はだめです。ボールを持った状態で手首にしわがあり、指先が上を向いているように構えましょう。

3、ワンドリブルジャンプシュート 1,2で練習したシュートをドリブルから練習してもらいました。ドリブルからシュートまでの動きが遅いと、試合中にはチャンスになりません。

せっかくディフェンスをかわしても、シュートに構えるのが遅ければディフェンスにまたチェックされてしまいます。ドリブルからシュートまでの動きをすばやく行うこと、そしてそれでもシュートが安定していること、これがこれからの目標です。

4、マイカンドリル これまでの練習で重点的にやってきましたが、今回も確認の意味でやってもらいました。この練習は毎回毎回の積み重ねでうまくなっていきます。個人指導のなかでも入れていきますが、ふだんから常に復習する意識を持っていてくださいね。

5、コーディネーションレイアップ これも前回の復習です。上手になっていたので、練習していたんだなと感心しました。どんな練習でも、できない技術があることをくやしいと思えないと上達しませんね。このコーディネーションのレイアップも完璧に決められるようになるまで、目をつむってもできるように練習を続けてほしいと思います。

6、カップリングスキップ これも確認です。このカップリングがうまくなってきてから、シュートなどの指導でも身体の気づきが良くなってきたと思います。自分のからだをよく知ること、うまく動かすために神経をはりめぐらせること、これが運動神経をよくするということだとおもいます。
これを上下いろいろなリズムで、自由自在に変えられるようになるまで練習してみてください。

7、パワーレイアップ ディフェンスがいる状態で、バランスを崩さずシュートを決める練習です。1on1のレベルアップにこの練習は欠かせません。

ドライブインするとついついディフェンスから逃げるように打ってしまいますが、それでバランスを崩し、ファールももらえずにシュートを打ってはずしてしまうというケースが多く見られます。ディフェンスがきても、ぶつかり合いをおそれず、接触した上でバランスを保てれば、ファールももらえてプレーも安定します。自分の道を相手にゆずって難しくシュートするのではなく、ゴールへ向かう一歩目でディフェンスをかわしたら、そのままコースを譲らず力強くステップをふめるように練習しましょう!


8、ドライブ&ターン パワーレイアップでドライブしたときに、自分の肩の正面にディフェンスが入ってきたのに、それでも力強く進んでしまったらオフェンスファールです。コースに完全に入られたら、そのコースの逆側がチャンスになります。ぶつかり合いのバランスの中ですばやくロールターンし、ゴールにむかえるようになるとお1on1はかなりうまくなります。
これはぜひマスターしてくださいね!

 指導の感想と次回へ向けてのコメント
 今回はとても集中して、実りの多い練習になりましたね。シュートフォームが最初とは見違えるようです。確率も安定してきたし、台形シューティングもとても良い確率でした。台形シューティングをノーミスでクリアできるようになったらシュートフォームはばっちりです。これから実戦でも打てるように動きの中でのシューティングやターンからのシューティングを練習していきましょう。

 また、1on1の練習をはじめていますが、シュートフォームと1on1のスキルアップ、この2つがまずは一番バスケットボールで面白い部分です。ここでいろいろな技術を身につけるとともに、運動神経を高めるコーディネーショントレーニング(バランスや反応、カップリングなどの練習です。)を一生懸命練習して、より多くの技術、プレーを身につけられる土台を作りましょう!
スピンのかかったシュートをいつでも打てるように、仰向けのシューティングなど毎日くり返しできる練習をこつこつと積み重ねていってくださいね。
また次回もがんばりましょう!

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