バスケットボールの家庭教師プラクティスレポート2006
依頼者・チーム名 日時情報 参加者情報 指導者情報
第15回目指導
7月7日 金曜日
PM19:00〜PM21:00
中学3年生男子 2名

合計        2名
尺野 将太

指導のねらい
@トリプルスレットの確認
Aシュートフォームの確認
B動きながらのシュート力UP
バスケットボールの家庭教師

 Practice Menu Key Point !
1.バッドパスキャッチ まずトリプルスレットの確認です。お互いに、バッドパス(悪いパス)をし、跳びついてキャッチをします。どんなパスでも、キャッチをしたらトリプルスレットに構えましょう。

2.フェイスアップドリル 毎回行っている「トリプルスレット」の確認です。今回は2点注意しました。

・押されても良いバランスをキープする
トリプルスレットで構えている時に、コーチが体を押しました。少々押されたくらいではぐらつかない、良いバランスで構えましょう。

・ボールを持ったらフェイスアップ
このドリルの名前を見てください!フェイスアップ(顔を上げる→ゴールを見る)です。ボールを持ったらまずゴールを見ましょう。そうする事でOFEのチャンスが増えます。いつでもゴールを見てプレーしましょう。

3.リアクションレイアップ ドライブインから視野を保ったままプレーする練習です。また、DEFの反応によって次のプレーも変えなければなりません。視野と反応(リアクション)を同時にトレーニングです。今回は
 グー → コーチにパス
 チョキ → ジャンプシュート
 パー → フェイクからターンシュート

にしました。状況に応じて、色々なプレーができるようにしましょう。

4.片手セットシュート シュートの確認です。もうすぐ最後の県大会なので、新しいことに取り組むではなく、ファンダメンタル(基礎・基本)を見直しましょう。

台形に沿って、左手を使わず、右手だけでシュートをします。11箇所先に決めたほうの勝ちです。

イルカくん 
先に終わりましたね。ただし、ボールがあまり回転してませんでした。スピンはシュートを確率よく決めるために欠かせません。
手の平でゆっくりボールを転がす感じを思い出しましょう。

Yくん
安定したシュートが打てていましたが、遠い距離がなかなか決まりませんでしたね。シュートの軌道が低く、リングの手前に当たって外れていました。ボールを上にあげ、
時間のかかるシュートを打ちましょう。

5.スウィッシュ
 ・片手
 ・セットシュート
 ・ジャンプシュート
指先の微妙なコントロールの正確性を上げる練習です。フリースローライン1歩手前から、スウィッシュで7本決めます。

イルカくん
全て先に終わりましたね。ただ、ジャンプシュートになると腕の使い方が曲がりだしました。
右手の使い方は常に一定にし、同じシュートフォームで打てるようにしましょう。

Yくん
微妙な距離感の調整がなかなかうまくいきませんでしたね。左右のズレはほとんど無かったので、
前後の調整をcm単位で正確にできるようにしていきましょう。

6.ピボット&ベリーアップ
以前にした、OFEとDEFの両方の練習です。力強いピボット、激しいボールマンプレッシャーがポイントです。一つピボットのコツです。DEFに激しくプレッシャーをかけられると、下やボールを見ながらのプレーになってしまいました。それでは、次のプレー(仲間へのパスなど)につながりません。少しでも顔をあげて、DEFに「効いてないよ〜」といった余裕を見せましょう。

7.あぐらパス → シュート
ボールを高く上げる練習です。足の力が使えなので、指先でボールを飛ばす感覚が身につきます。Yくんはこのメニューでとても良くボールが上がっていました。フワッとボールがあがる感じを体に覚えさせましょう。イルカくんは、シュートも楽に届くようになっていました。実践のシュートにこの感覚を生かしましょう!

8.フリック
久しぶりに手首のトレーニングです。家で続けてますか??地道な継続が最後に生きてきますよ。上下一日30回ずつでいいので、コツコツ続けていきましょう。

9.連続ジャンプシュート ジャンプシュートのバランスを良くします。連続で飛び続けられるバランスを身につけましょう。今回は、連続3本決めたら交代のルールでしました。

イルカくん
着地のバランス
がかかとに行かないよう注意しましょう。後ろに体重がかかると、次の動きが出遅れます。またシュートの飛距離も出にくくなります。

Yくん
ジャンプのリズムと、リフティングのタイミングを合わせましょう。構えた時にボールが体から離れていると、リフティングが遠回りになります。
ボールを体に引きつけ、最短距離でボールを頭の上に持っていくようにしましょ。う

10.オリンピックシューティング
二人組シューティングで、パスとリバウンドも同時に練習しました。

・パス
@相手のシューティングポケットに正確に出す
Aキャッチしたらボールの縫い目が手に合っている

・リバウンド
@ボールを床に落とさないように、落下点予測する
A着地のバランスを注意する

・シュート
イルカくん
キャッチからシュートまでを一連の流れで行えるようにしましょう。キャッチとシュートを別々のものにしてしまうと、時間がかかりDEFにチェックされてしまいます。

Yくん
キャッチしたときのボールの位置に注意しましょう。前に出したり、体の中心で持っていては正確なシュートにつながりません。上で構えた位置から、そのまま胸の前に降ろしたポジションを習慣付けましょう。

11.10分シューティング
最後に10分シュートに挑戦しました。
イルカ YU
右コーナー 10/19 10/18
右エルボー 11/17 7/16
正面 10/14 9/16
左エルボー 11/17 11/17
左コーナー 14/18 8/16
小計 56/85 45/83
確率 65.9% 54.2%
3P右コーナー 3/12 2/11
3P右ウィング 2/11 5/11
3Pトップ 2/11 2/11
3P左ウィング 2/11 1/10
3P左コーナー 6/11 1/10
小計 15/56 11/53
確率 26.8% 20.8%
合計 71/141 56/133
合計確率 50.4% 42.0%

このシューティングで、自分の得意なポジションや弱点が発見できます。イルカくんは比較的コーナー辺りに強いです。Yくんはウィング辺りがいいですが、後半疲れて確率が落ちました。自分のことを知ることで、今後の練習のモチベーションもあがると思います。次回にこの結果を生かしましょう。

 指導の感想と次回へ向けてのコメント
 もうすぐ最後の県大会が始まるので、新しい事には取り組まず、今までしてきた練習の復習・レベルアップを中心に練習しました。この時期になって一番大切にして欲しいことはは「ファンダメンタル(基礎・基本)」の再確認です。新しいものを覚えるよりも、今ある力を伸ばすために、土台となるファンダメンタルをもう一度見直すと良いでしょう。今回もシュート中心に確認していきました。自分なりに吸収して、チームでのプレーに生かしてください。

イルカくんは、今回はシュートが良く決まりましたね。イルカくんの武器は「シュート」です。自分の武器に自信を持つとともに、より強力にするために普段から他の人の何倍も練習してください。そして、シュートを打つチャンスがあれば、積極的に、自信を持って打ちましょう。気持ちのこもったシュートは必ず「良いシュート」になると思います。

Yくんは、今回はなかなかシュートが決まりませんでしたね。でも、良いスピンがかかっていました。もう少しアーチを高くすると「落ちないシュート」が打てるでしょう。全体的なプレーにはスピード・力強さがあり、とてもGood!!でした。バスケは点の取り合いなので、1本でも多くシュートを決められるように、アーチのかかったシュートをたくさん打っていきましょう。


最後の県大会に向けて、残り少ない練習時間を大切にして、最高のプレーができるよう頑張ってください。かけた時間と思いは自分を裏切らないです。「自信」をもって大会に臨んで下さい!

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