バスケットボールの家庭教師プラクティスレポート

依頼者・チーム名 日時情報 参加者情報 指導者情報
gorie 第3回目指導
5月27日 火曜日
   19:00〜20:30
中学3年生女子 1名
合計        1名
中澤広一郎

指導のねらい
1)1on1のスキル向上
2)実戦でのシュート力アップ
バスケットボールの家庭教師

 Practice Menu Key Point !
1.ジャブステップ  何度か練習したことのあるジャブステップを再確認しました。ディフェンスの動きをよく見てドライブできるといいですね!
 Aはステップに気をとられてボールが無防備になってしまうことが多いので気をつけてくださいね!

クロスオーバー
 最もオーソドックスなパターンです。踏み出した足にディフェンスが反応してきたら素早く逆をつきましょう。

チェンジオブペース
 同じリズムでジャブステップをするのではなくて緩急をつけるようにしましょう。素早く細かいステップを出してディフェンスを揺さぶったり、ゆっくり足を踏み出すようにして急に加速したりしてみましょう!

高速クロスオーバー
 ストレートステップを出すと同時にボールをつき出してクロスオーバーしましょう。Aはなかなかいいタイミングで出来ていたので磨いていけば得意技になると思いますよ!

上級編:ディフェンスの足が止まった瞬間を狙う
 出した足に、ディフェンスが反応して足が止まった瞬間に動き出します。何度かジャブステップを踏んで相手のタイミングを把握しておきましょう。これが上手く使えると驚くほど簡単に相手を抜くことができます。


2.ドライブの後のシュート  ドライブした後にディフェンスの高さや当たりに負けずにシュートを打つ練習です。Aは背が高い方ではないのでこういった技術を身につけるようにしてくださいね!

フックシュート
 ディフェンスから遠い方の手でボールを遠ざけてシュートを打てるようにしましょう。右手はかなり正確なシュートを打てていましたね。素晴らしい!
 ただし左手はうまくボールを扱えていませんでした。普段から左手を使うようにしてくださいね!もう少し手の中でボールを転がせると上手く行くと思いますよ!

パワーステップ
 ディフェンスと押し合いながらドライブしていき、あと少しでいいポジションに入れるという時は身体をぶつけながらゴール下に入っていくようにしましょう。ぶつかった後は、ディフェンスは素早くシュートチェックにこれないのでシュートを打つ余裕が出来ます。逃げているとそのままシュートチェックに来てしまします。ディフェンスを怖がらずにプレイしましょう!

パワーステップ&フックシュート
 ハイポストやガードポジションからのリングに対して正面からのドライブの時はパワーステップだけではディフェンスを止められません。ディフェンスに身体をぶつけつつ、フックシュートを打てるといいですね!


3.5種類のシュート 休憩前に試合中を想定した5種類のシュートを打ちました。

1)パスキャッチからのシュート
2)ドリブルからのシュート
3)ターンした後のシュート
4)バンクショット
5)スリーポイントシュート

Aは2と3が苦手なようでしたね。コーチが見ていると原因は姿勢にあるように思います。Aは動いた後は腰とヒザが伸びた状態になっています。それからしゃがみ込んでシュートを打つので、安定したシュートを打つことが出来ていません。常にヒザを曲げてボールをもらえばシュートも安定しますし、時間もかかりません。姿勢を意識してシュートを打つようにしてみてください!


4.ドライブからのストップ  ドライブ後にシュートを打てなければ、しっかりストップしてチャンスを狙いましょう。

★背中をゴールに向けたストップ
 ボールを守れるので安全に止まることができます。リングを見ながらバランスを崩さずに止まりましょう。

バランスフット
 止まった後、ディフェンスが下がっていたり自分の方が大きいと思えばリングに正対しながらしっかりとステップを踏み直してシュートを打ちましょう。

フェイドアウェイ
 ディフェンスがしっかりとコースをふさいでいたらリングから遠ざかるようにフロントターンしてシュートを打ちましょう。この時にボールをディフェンスから遠ざけるのがポイントでしたね!

アップ&アンダー
 フェイドアウェイを狙ったところをディフェンスがチェックしにきたらリングに踏み込んでシュートを打ちます。これもAの得意技になりそうな素晴らしい出来でしたね!

アップ&リバース
 アップ&アンダーを狙う時に、ディフェンスがフロントターンさせないようについてきたらリバースターンします。バランスを崩しやすいので要注意です!

★お腹をゴールに向けたストップ
 リングに向いているので攻撃的ですが、ディフェンスにボールを獲られる危険性も高いです。素早い判断を心がけましょう!

クイックジャンプシュート
 急に止まってジャンプシュートを打ちます。止まってから迷ってしまうとディフェンスに囲まれてしまいますから素早く打つようにしましょう。

ステップイン
 背中を向けて止まったと時と同様に、シュートをチェックされたらリングにステップインしましょう。ディフェンスをかいくぐるように低く潜るのがポイントです。

☆スペシャルメニュー
スピンジャンプシュート
 これはAの必殺技になる可能性のある技だと思います。身体をぶつけ合いながらドライブしていき、相手に体重をかけながらその重さを利用して空中でターンしてジャンプシュートを打ちます。スピンムーブを空中でやる感覚に似ていますね。身体はぶれやすいのでバンクシュートを上手く使えると確率が上がるでしょう。はじめは上手く行かなかったようですが途中から面白いようにシュートが決まりましたね!実戦の中でどんどん使ってみて必殺技にしてみてくださいね!


5.3Pシュート特訓  Aの最大の武器であるスリーポイントシュートを実戦の中で決める練習をしました。さすがと言うべきでしょうか、かなりの高確率でシュートを決めることが出来ました。がもう1歩レベルアップできるはずです。5種類のシュートでも課題に出たようにキャッチの姿勢にブレがあるので、それがシュートのブレにつながってしまいます。
 試合中は特に疲れなどで姿勢がブレがちなので意識して打てるようにしましょう!


6.ディフェンススタンスチェック  ボールマンに対するディフェンススタンスのチェックをしました。ボールに手の届く範囲で、腰から下のスタンスを変えることなくボールにプレッシャーを与え続けられるようにしましょう!


7.コーチと1on1  最後はコーチとの1on1を行いました。コーチの当たりに負けることなくドライブしてきたりジャブステップを積極的に使ったりしていて、練習したことを吸収しようとしている姿勢が見えてとてもよかったです。特にジャブステップはタイミングを掴めてきたようですね!コーチも何度かやられてしまいました。脚力の差があってもタイミングをずらされると反応はどうしても遅れてしまいます。試合の中でも上手く使いこなせるようにしてくださいね!

 ディフェンスは初めの1歩の足の運びが上手く行かない場面が何度か見受けられました。次回以降、ポイントを紹介できればと思います。


 指導の感想と次回へ向けてのコメント
 久々の個人指導でしたがどうでしたか?部活の後で大変だったと思いますがとてもよく頑張ってくれました!

 前回の個人指導からの間、Aのプレイを見るチャンスは何度かあったのですが、改めて高い技術をもっている事を確認できました。後は最後の総体に向けてその技術をどのように生かしていけるかが大切になります。

 今回の練習ではどこでどういったステップやシュートを使うと効果的なのかを紹介していきました。普段から決まったプレイしかしていないとなかなか技の種類も増えていきません。戦いに行くときには多くの武器を持っていった方がいいように、バスケットでも使える技を増やすようにしましょう!

 最後の総体までさらに成長していきましょう!また次回を楽しみにしています!


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