プラクティスレポート2004


依頼者・チーム名 日時情報 参加者情報 指導者情報
第2回目指導
11月6日 土曜日
PM5:00〜PM7:00
小学6年生男子 1名
計 1名
メイン指導員
鈴木 良和

指導のねらい
 今回は前回練習したドリブルの復習と、ドライブインの練習を行いました。さらに、ディフェンスのときに手を出してファールをしてしまう問題を解決するために、ディフェンスの練習も行いました。

 練習メニュー メニューのポイント
1.ドライブインのフットワーク
ドライブインの技術、姿勢を確認しながらウォーミングアップを行いました。ポイントは次の通りです。
@軸足が離れる前にドリブルしなければなりません。軸足のひざを低く落とすことで軸足が離れるのを防ぐことが出来ます。

A足の使い方は、右に抜くときに右足から踏み出すオンサイドライブと、右に抜くときに左足から踏み出すクロスオーバードライブがあります。どちらの足でも2つのドライブができるようにしましょう。

B右に抜くときは左の肩がディフェンスの腰を抜いていくように、左を抜くときは右の肩がディフェンスの腰を抜いていくようにしましょう。身体をひねるようにして肩を入れます。

Cドリブルは踏み込み足よりも前に突き出すことでスピードに乗ったドライブインになります。

2.ドリブルの確認
 ・フロントチェンジ
 ・リバースターン
 ・ビハインドザバック
 ・チェンジオブペース
 ・インサイドアウト
 ・リトリート

ポイントは前回解説したとおりです。
だいぶレベルが上がっていたと思います。
あとはたくさん経験を積みながら、技術を使いこなせるようになりましょう。
自信を持ってチャレンジしてください。

3.1on1ボール運び

ドリブルの復習をした後に、僕がディフェンスになって実戦形式の練習を行いました。
緩急も使えるようになり、守りにくいドリブルを身につけてきていると思います。もっとスピードの変化の幅を大きくし、切り返すときもディフェンスを一気に振り切るくらい大きな切りかえしを行いましょう。

4.2ステップランニングシュート
 ・キャリースピン
 ・リバースキャリースピン
 ・バックスピン
 

 レイアップの練習を行いました。まず最初に、通常のレイアップと、ボールのスピンを逆にしたリバースキャリースピンのレイアップ、バックシュートの3種類を練習しました。
 その練習が終った後に、コーディネーショントレーニングとして2歩目をふんでジャンプするまで目を閉じておくというルールで同じくレイアップを打ってもらいました。突然視野にリングが入ってきても対応して決められるようになり、距離感や調整力を向上させるのが狙いです。

5.ステップを変えてレイアップ
 ・パワーステップ
 ・ギャロップステップ
 ・ワンステップ
 

 色々なステップでレイアップにいく練習をしました。それぞれの技術には良い点、悪い点がありますので、試合中にディフェンスの状況に応じて適切に使い分けられるようになりましょう。

6.コーディネーションレイアップ
 ・ボール回し
 ・自分が回って
 ・自分もボールも回る
 ・ボールを回して股を通して
 ・自分が回ってボールも回して股を通して
 

 レイアップのときのバランス感覚や調整力をみがく練習を行いました。こういった複雑なレイアップができるようになると、身体能力がアップします。どんどんチャレンジしてテクニックを完成させてくださいね。

7.30秒ドリブルレイアップ

右はよく決めていましたが、左がまだ練習不足のようです。今のうちにどちらでも決められるようになっておくことが大事です。中学高校になってからではなかなか上手になりません。今から左右どちらでも打てるように練習しておきましょう。

8.ドライブインからストップ&ターン

ドライブインをしていってディフェンスにコースを止められ、止まってしまった後のステップを練習しました止められたらその逆側がチャンスですから、ターンを使い、シュートを狙いましょう。

9.ドライブ&ターン

ドライブの途中でディフェンスにコースを止められた場合は、そこからすぐにバックターンに入ります。これはどんなタイミングでもバックターンに入れるようにならなければならないので難しい技術ですが、身につければ1on1が非常に強くなります。ボールをゴール方向に引くようにしてターンするのが素早く行うためのポイントです。

10.ラン&グライド

今度はディフェンスの練習です。オフェンスに抜かれ、スライドでは追いつけない場合は走ってドライブのコースに先回りしましょう。最後にコースに入るときはスライドステップで入り、ディフェンスの切り返しに対応できるようにしておきましょう。

11.ミラーザボール

オフェンスのドライブコースを止めたときに、相手がボールを持って止まったら、簡単に相手がピボットをふんだり、パスを出すことが出来ないようにプレッシャーをかけましょう。プレッシャーをかけるときは、自分とオフェンスの間に薄いガラスをつくります。ガラスが厚いとプレッシャーが弱いと言うことです。また、ガラスよりも前に手を出してしまうとファールになります。ガラスを割ってしまうような手の使い方はしてはいけません。

12.シューティング

シュートは前回練習したときよりも上手になっていたと思います。もっと確率をあげるためには、指先でボールにスピンをかけられるようになりましょう。スピンをかけられるようになると指先のコントロールが上手になります。毎日仰向けでシュートを打つ練習を行うと良いと思います。

 指導の感想と次回へ向けてのコメント
 前回練習したこと内容がとても上手にできるようになっていたのでとても嬉しかったです。今回練習したことも、きっとしっかり身につけてくれるだろうと期待しています。今回の練習で明らかになった課題はレイアップシュートです。このレイアップシュートが入らないとドライブインの練習も無駄になってしまいます。バスケットボールはシュートが入れば2点、入らなければ0点です。いくらかっこよくディフェンスを抜いてもシュートが入らなければ0点です。これからのレベルアップのためにも、「シュートを決める!」というところにプライドを持って、強い意志で練習に取り組んでください。
 次回はハンドリング練習でシュートやドリブルの土台を広げるのと、シュートのレベルアップを目指していきましょう!

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