プラクティスレポート2004


依頼者・チーム名 日時情報 参加者情報 指導者情報
第17回目指導
11月30日 火曜日
PM5:00〜PM7:00
小学5年生男子 1名
計 1名
メイン指導員
水野 慎士

指導のねらい
 まっすぐ、その距離にシュートを打てるようになってきたので、さらにリングに嫌われないシュートを目指しましょう。
 今の自分に必要なものを知り、その部分を練習しよう。

 練習メニュー メニューのポイント
1.ハンドリングドリル
 ・高低のドリブル
 ・レッグスルー
 ・フィギュアエイト
 ・振り子ドリブル
 お姉さんと一緒に練習をしました。高低のドリブルでは寝転んだ状態でのドリブルに苦戦していましたね。教室でもハビットトレーニングとして紹介をしているものです。指先でボールで扱えるようになりましょう。
 振り子ドリブルではボールがどのような線を描くかをポイントにしました。角度のきつい「V」の字になってしまうのではなく、平たい「V」の字になるよう気をつけましょう。横に大きくするのでしたね!

2.Live1on1

 中学2年生の選手にLiveの1on1をしてもらいました。スピードも速く、ディフェンスも厳しかったのでなかなかシュートを決められなかったですね。それでも10本中2〜3本決めていたのは素晴らしいと思います。

 1on1を行っての改善点は
☆オフェンス★
・どちらの手でシュートを打つのが良いのかを考えよう!
・ドリブルの突き出しのときにトラベリングにならないよう、膝をしっかりと曲げるようにしよう。

☆ディフェンス★
・足をひいて構えてしまうことを気をつけ、リングに背中をむけよう。

 いろいろと細かなアドバイスはしましたが、大きなポイントは上の3つです。特にディフェンスに関しては、ゴールへの道をあけてしまっていたので気をつけましょう。

3.シュート指導
 ・ボールがリングの上から落ちてくる
 ・リングに嫌われないシュート

リングの上からボールが落ちてくる
 a. 手首を返す(コックをつくる)
 b. フォロースルー(シュートを打った後の形)で指先が45〜50度くらい上を指差しているように
 c. 腕がボールをまっすぐ下から支えるように(アンダーザボール)

これまでの練習でボールをまっすぐ、その距離に飛ばすことはだいぶできるようになってきました。そこで今回はアーチを高くしてより確率の良いシュートを目指すことにしました。

まず始めに一般の高さのリングでシュート練習をしました。一般のリングに決めるためには、いつも以上にボールを高く放らないと届きませんね。

とても上手に打てていたと思います。一般の高さにもだいぶ慣れているのかなという感じを受けました。

次に一般のリングで打っていた時と同じフォーム、同じアーチの高さをキープしたままミニのリングでシュート練習をしました。

 練習中、何本もシュートがリングにあたりボールが上に弾かれて決まることがありましたね。人間が打つのですから、常に同じところに飛ばすことは不可能ですね。必ずブレが出てきてしまいます。その少しのブレが出たときに、リングに嫌われるか、リングの上に弾かれて決まるかでシュート確率が変わってきます。

 少しシュートがずれてしまっても、リングにからんで入ってくれるようなシュートを目指しましょう。


4.ドリブルドリル
 ・フロントチェンジ
 ・フットファイヤー

教室の練習の時にも感じたのですが、フロントチェンジをする際に、ボールをこねるようにしてチェンジするクセがあるようです。その結果、ボールがお腹の前を通過するので、ディフェンスにとっては非常にカットしやすいフロントチェンジになってしまっています。

先ほど行った振り子ドリブルを思い出しながら練習を行いました。
注意点は
@ボールが描く線が角度のきつい「V」の字になってしまうのではなく、平たい「V」の字になるようにする。
Aボールを受ける方の手は、できる限りボールの近くまでもっていきボールが手から離れてしまう時間・距離を短くしよう。
Bボールがディフェンスの身体の幅よりも大きく横に移動するようにしよう。

途中、コーチがディフェンスになりボール運びの練習をしましたね。コーチがボールをカットするための手を前に出していましたが、あの手よりは低いところをボールが通過するようにしましょう。最後のほうはかなり上手にできるようになっていましたね。

そのあとフットファイヤーのステップの練習も行いました。足をバタバタと細かく動かしながらディフェンスを惑わしましょう。そのときでもフロントチェンジは練習したように行うのでしたね!

5.スピン
 ・バックスピン
 ・キャリースピン
 ・リバースキャリースピン

少し疲れてしまっていたので、運動量の少ないスピンの練習を行いました。

バックスピンは自分の真後ろにリングがある場合に使います。大切なのは自分のシュートの中心になる指がリングの中心を指すことでしたね。これはジャンプシュートだけでなくフックシュートやバックシュートなどの場合でも同じことです。

 その後、ボードを使ってシュートを決めるときにスピンが必要なときがあるので、キャリースピンとリバースキャリースピンを練習しました。キャリースピンは前から練習していますし、上手にできていました。リバースキャリースピンはまだ少し難しいようですが、徐々にできるようになります。大切なのはできないからやらないのではなく、何回も練習することです。たくさん腕や手首を使うことで、スピンにも慣れてきます。
さらにどれくらいのスピンをかければ、どれくらいボールが弾かれるのかや、このくらいのスピンをかけたときは、ボードのこのあたりにぶつければリングに入るといった感覚も養っていくことが非常に大切です。

6.シュートバトル

 最後はお姉さんとシュートバトルをしました。惜しくも1本の差で負けてしまいましたが、高いリングでよく決めていたと思います。

 指導の感想と次回へ向けてのコメント
 今回の練習は特別ゲストがたくさんでしたね。特に中学生との1on1は普段なかなか機会がないので良かったと思います。何回止められても、立ち向かっていきましょう。いつかはコーチもやっつけられるようになってください。
 シュートに関してはボールを真下からしっかりと支えること。そしてポケットからまっすぐ上にリフティングすることを十分に意識して練習してください。ボールを上げたときに胸の前にきてしまとボールに横にずれる原因が生まれてしまいます。軸を曲げないようにしましょうね。
 大きな大会も終え、次は自分達が主役の大会が待っています。それまでに身につけられるものはどんどん身につけていき、すでに練習したことはさらにレベルアップさせていきましょう。本格的な冬になり、どんどん寒くなっていきます。体調を崩さないように気をつけて練習に励んでいきましょう。

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