バスケットボールの家庭教師プラクティスレポート2006
依頼者・チーム名 日時情報 参加者情報 指導者情報
第9回目指導
5月7日 日曜日
AM9:45〜AM12:45
小学5年生女子 1名
小学3年生女子 1名
合計        3名
鈴木 良和

指導のねらい
@シュートの復習
Aドリブル
B1on1
バスケットボールの家庭教師

 Practice Menu Key Point !
1.フットワーク ダイナミックストレッチという動きながらのストレッチを行いました。関節を大きく動かしておくと、怪我が予防できます。激しく運動する前にはいつものストレッチとこのダイナミックストレッチを行うとよいでしょう。

2.ハンドリング
 ・ボディサークル
 ・サークルステップ
 ・持ちかえ
 ・背面キャッチ
 ・ハイレイアップ
 ・アップ&アンダー
チップ スティッチ
ボディサークル右まわし 28 23
ボディサークル左まわし 36 18
持ち替えクロス 24 10
持ち替え前後 23 12

・サークルステップは、足を前後に出しながら、足の周りでボールを回すハンドリングです。ステップをふみながらボールをあやつると、カップリングという2つの技術を組み合わせる能力が高まります。

・背面キャッチはボールの位置をつかむ、空間認知の能力も関係しています。

・ハイレイアップは、背中側でバウンドしたボールが身体の前まで戻ってくるようにスピンをかけましょう。

・アップ&アンダーは、ボールを手のひらでしっかりとコントロールする練習です。ワンハンドの持ち方とレイアップの持ち方を交互に行います。

3.シュートフォームチェック 今回は、カメラの動画でシュートフォームを撮影しました。

チップは、シュートを打つときに手が広がっていってしまうのが問題でしたね。シュートにかまえてから、腕がのびていくときに手のひらが一度左右に大きく開いてしまっています。打ち終わるときに手の裏と裏をくっつけようとしてるので、最終的にはきれいなフォロースルーになっています。しかし、今回カメラで撮影して、スローにしてみて、シュートが安定しない原因が分かりましたね。
こうやって目に見えにくい部分は直しづらいものです。常に意識して、気をつけて、ボールが左右に曲がらず安定するように、距離感がつかめるように練習してください!


・スティッチは打った後に右足が前に出てしまっています。片方の足が前にでてるということは、身体がが左右にぶれやすいということです。
それから、シュートを打ち終わったときの指先がずれてしまっています。ツーハンドなので、両手でボールの真ん中を同じちからでおさないとまがってしまいます。両足でまっすぐ着地と、シュート後の指先をそろえるのを気をつけてください。

4.台形シューティング 前回に引き続き、シュートフォームを気をつけながら台形を移動していくシューティングを行いました。少しずつ距離が変わっていくので、距離感をつかんでいきながらシュートフォームをなおしていきましょう。

5.ドリブルドリル
 ・スロー
 ・スピード
 ・チェンジオブペース
 ・スキップ
 ・フロントチェンジ
 ・バックターン
 ・レッグスルー
 ・ビハインド ザ バック
 ・インサイドアウト
ドリブル練習を行いました。

■スロー
 スローでドリブルをつくときは、ボールは体の横でドリブルします。体の前でつくとディフェンスに近くなって危ないですし、ボールを蹴っ飛ばしてしまうこともあります。
 ドリブルは強く、ボールを見ずに行いましょう。

■スピード
 スピードドリブルのポイントは、止まれるかどうかです。この止まる技術が非常に重要です。スピードを出してドリブルしても、止まれなければトラベリングをしたり、悪いバランスのパスになってミスにつながります。もちろんストップの姿勢が悪いとシュートも打てません。

■チェンジオブペース
 100のスピードを持つ選手がずっと90〜100のスピードで走っているのと、70しかスピードを持っていない選手が0〜70の幅でドリブルをしているのとでは、変化の幅が大きい70のスピードの選手のほうが守りづらいものです。
 スピードに変化をもたすことができればドリブルでボールを運ぶのが簡単になりますからぜひ練習してください。

 スキップから、チェンジオブペースをする練習もしました。これはかなり使えますからぜひ練習をつづけてください!

■フロントチェンジ
 ●ポイント
  ・ひざの下で切りかえす
  ・からだの近くで切りかえす
 ●使いどころ
  ・視野がかわらず、一番するどく切り返せる技術なのでディフェンスとの間があるときは使えます。

■バックターン
 ●ポイント
  ・回りたい方を先に見る
  ・足はコンパスにならない
  ・頭が上下しない
  ・突き出すボールを次に進む方にだす
 ●使いどころ
  ・ディフェンスとの間がない場合はバックターンです。ただし、視野がかわるので近くに他のディフェンスがいるときなどは注意が必要です。

■レッグスルーやビハインド、インサイドアウト
 これらのテクニックはまだ難しかったかもしれませんが、いまから練習しておくとほかの選手より一歩先へすすむことができます。人と同じことをしていては同じだけしか成長できないので、こういった技術にもチャレンジしてみてください。

6.シェービング パスをもらうときの一歩目の足で、ゴールに近いほうの足を「インサイドフット」、遠いほうの足を「アウトサイドフット」と言います。

インサイドフット→フロントターン
インサイドフット→バックターン
アウトサイドフット→フロントターン
アウトサイドフット→バックターン

この4種類のターンを中心に練習しました。
この4種類がドライブインの基本のプレーになります。これからくり返し練習していきましょう!

7.連続ジャンプシューティング ジャンプとシュートのタイミングをつかむ練習です。ボールをキャッチしてから連続ジャンプのタイミングでシュートにいけるように練習しましょう!これが試合のシュートと基本のシュートの大事な中間練習になります。

8.6分シューティング 6分間シュートを打ち続けてもらいました。
記録は
チップ・・・44本
スティッチ・・・38本

目標は、5年生は50本、3年生は30本でした。
このシューティングは1Q分ずっとシュートを打ち続けます。動きながら打ってもらっているので体力的にもきつい練習です。しかし、こういう練習をしているとだんだんむだな力がぬけてきて、いいシュートフォームになっていきます。

9.成徳中ドリブルドリル 先週練習したドリブルの復習です。難しいドリブルにチャレンジしていくうちに、自然とドリブル力がアップしていきます。難しいからといってあきらめるのではなく、できるようになりたい!という気持ちを大事にしてください。

10.コーディネーションレイアップ 2人の運動能力アップのレイアップです。1on1のレベルアップしていく上で、ステップ中のバランスや、いろいろなボールさばきをうまくする練習です。これはゴールがあればいつでもチャレンジできますからどんどん練習をしてください!

11.ギャロップステップ 1on1のレベルアップのために、すこしむずかしいステップを練習しました。ギャロップステップといって、ドリブルから両足ジャンプで一気に進むステップです。空中でからだの向きをかえることで密集地帯にとびこむときに効果的です。これが使えるようになると、とても1on1が強くなります。

12.スウィッシュシューティング 最後に、スパッと入ったら3点、リングにあたって入ったら2点、ボードにあたって入ったら1点、はずれたら0点のフリースローゲームを行いました。コーチが負けてしまいましたが、次は負けませんよ!

 指導の感想と次回へ向けてのコメント
 今回は盛りだくさんの練習で2人とも大変だったかもしれませんね。一生懸命とりくんでくれるので、ついついいろいろなことを紹介してしまいます。すべてをいきなりできるようにはなりませんから、ひとつずつ、しっかりと身につけていってほしいと思います。いろいろな練習に取り組んでいくうちに、だんだんに身体が刺激されて、いつのまにかいろいろなことができるようになっていきます。個人指導ではそういったねらいでどんどん技術を紹介していきます。なので、ふだんはいろいろなことをやるよりもひとつの技術や練習に集中して、とことんやりこむような練習をしてもらいたいと思います。

 広く深く、レベルアップしていけるように、今回のレポートの中で、これはできるようにしたいとか、これはクリアしたいと思えるメニューをみつけて、レベルアップした姿を次回見せてくださいね。楽しみにしています!

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