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第163回目指導
4月27日 月曜日
PM15:35〜PM18:35
中学2年生女子 3名

合計      3名
水野 慎士

指導のねらい
1)得意技を磨いて得点能力を高める!
2)ロールターンのブラッシュアップ
バスケットボールの家庭教師

 Practice Menu Key Point !
1.パッシングウォームアップ ●2人組ボール3個パス
 
2人組ボール2個のパス練習の後に、ボール3個に挑戦しました。ボール2個の時よりも正確なパスとキャッチの能力が必要になります。

●3人組ボール4個パス(バウンズパス)
 
次は3人組でボール4個のパス練習に挑戦してもらいました。始めは失敗しましたが、最後には成功しましたね!!今回はバウンズパスを使いましたが、それをチェストパスにすると一段と難易度が上がりますので是非チャレンジしてみてください。

2.前回のおさらい
 ・フックショット
 ・ステップの方向を変えて
 前回の練習で関谷コーチと練習したものの中から2つピックアップをしておさらいしました。

●フックショット・ベビーフック
●チップ
 もう少しアーチを高く出来るとよりブロックされにくく、且つ確率の良いショットになりますよ。コントロールは上手に出来ていますので、もう1つ先のレベルを目指しましょう!!

●ミッキー
 ショットが少し強かったので、『フワッと』をキーワードに練習をしてもらました。ボードを使っているのは良い事ですので、もう少し優しいタッチでシュート出来ると良いですよ!!

●ティガー
 かなりボールのタッチが滑らかでした。ただ左手のパワーが少し足りず苦労していましたね。たくさんの練習を重ねる事によって自然とパワーも付いてきますよ!要は反復練習です!!


●ステップの方向を変えてフック
 前回はステップを変えてからのフックショットでした。今回はランニングステップで方向を変えて、そのままレイアップシュートに行きます。ただダミーのディフェンスを2人立たせて、その2人の間をすり抜ける所がポイントでした。ちょっとでも自分のディフェンスとヘルプのディフェンスの間に隙間があれば、強引に割ってレイアップを狙えるようになりましょう!!

●プロテクトレイアップ
 自分のディフェンス+ボールを叩きにくるディフェンスの2人のプレッシャーをかわしてレイアップにいきました。台形付近ではディフェンスも密集しますので、自分のディフェンスを抜いたと思って気を抜くと、別のディフェンスにボールをカットされることがあります。
 ボールは自分のディフェンスから遠い位置にキープし、さらにそのボールを他のディフェンスが狙っている時は、ボールを移動させて、ディフェンスの手をかわしましょう!

3.ランニングショット1on1(改)  リバウンドを獲ったプレーヤーはパサーにボールを返し、3Pラインの外に一度出てパスを受けたらレイアップを狙います。リバウンドを獲れなかったプレーヤーは3Pラインを踏んでディフェンスに戻ります。ディフェンスのプレッシャーやブロックをかわしながらレイアップショットを決めましょう。レイアップが無理な時にはフックショットなども使っていく必要があります。

4.4人組パス鬼ごっこ  3人の鬼が残りの人を追いかけます。鬼はパスのみでドリブルは無し。上手にパスをつないでつかまえましょう。このゲームでも、実際の試合でもポイントはパスを出す人でもパスを受ける人でもなく、もう一人の「第三の選手」の動きです。この「第三の選手」の動きが悪いと絶対につかまえる事はできませんし、試合でもチャンスを創るのが難しくなります。

5.得意技を磨く それぞれの得意技を確認し、それらに磨きをかける為の練習を個々に行ないました。
●チップ
 「スピンの女王」を目指して、通常よりも遠い距離からのスピンにチャレンジしました。今回練習した距離でもスピンを使って得点が狙えると、ディフェンスにとっては本当に脅威になります。ディフェンスが完全に止めたと思うような距離からのシュートでも、スピンを自由に操る事によってシュートを決める事はできます。ディフェンスのモチベーションを下げさせる様なビッグショットを決められるよう練習を重ねましょう。

●ミッキー
 ここ一ヶ月くらいで使えるようになってきた“ロールターンからのステップイン”を練習しました。さらに今回はただロールターンではなく、ロールジャンプからのステップインで反復練習を行ないました。
・ロールジャンプの際、トラベリングをしない。
・ステップインからのシュートを確実に決める。
以上がポイントでしたね。

●ティガー
 現時点でのティガーの強みはジャンプショットです。ドリブルなどはこれからもっと練習を必要としていますが、シュートに関しては他の2人にも決して引けはとりません。なのでまずはその強みを発揮出来るようにしましょう。その為には「パスキャッチからシュートまでを素早く」がポイントになってきますよ!

6.ロールターンのブラッシュアップ!
 ・180, 270, 360
 ・個別チェック
 ・フルコート1on1
この練習も前回からの続きです。前回はV字ドリブル(フロントチェンジ)でしたね。今回はロールターンをブラッシュアップしていきました。

●チップ
・ボールを自分の進みたい方向へ突き出しましょう。
・首を先に回して、ターンのスピードを上げよう。

●ミッキー
・ターンの前、ターンの後も姿勢を低く保ち、スピードを上げよう。

●ティガー
・思い切りボールを動かしてスピード感あるロールターンを身につけよう。

 最後にフルコートで1on1を行ないました。チップとミッキーは自分の体から遠い位置(ディフェンスに近い位置)でフロントチェンジをしてスティールされていました。気をつけましょう。ロールターンは上手に出来ていましたよ。
 ティガーはドリブルをしていない方の腕は常にボールを守る為に使うよう意識をして下さいね!

7.シュートのファンダメンタル
 ・スナップシューティング
 ・リフトアップシューティング
 ・キャッチ&ショット
※全て連続ジャンプでスキーマシューティング

 ・バランスショット
 ・ジャブステップから
 ・オフドリブルから
これも前回の練習で行なっていますね。今回も引き続きシュートの基本分のチェックをしてもらいました。

●チップ
 10本連続は見事でしたね。プレッシャーにも強くなりましょうね(笑)関谷コーチと練習した指先のタッチは良くなっていたと思います。

●ミッキー
 コーチが集中しようと言わなくても高い集中力を維持出来ると良いですね。集中している時は10本中6〜8本の割合で決められていましたよ。

●ティガー
 ボールをキャッチした時に、ボールを持ちかえることがありました。実際の試合ではその時間のロスでシュートチャンスを失う事もありますので、キャッチは必ず1回で正確に行なえるようにしましょう。

8.シューター1on1  先ほど練習したジャブステップやオフドリブルからのジャンプショットを試合でも使えるようなレベルまで高める為のドリルです。ジャブステップを横方向に出してしまう場面が多く見られましたが、ジャブステップはゴール方向(ディフェンスの足の真横)を狙って踏み出すようにしましょう。そうすることによって、ディフェンスは前後にゆさぶられますので、ディフェンスが大きく下がれば、素早く足を引いてジャンプショットです。それを慌ててシュートチェックにこれば、オフドリブルからのジャンプショットでやっつけられますよ!!

9.ドライブ&ピッチ2on2  オフェンスのドライブに対してもう1人のディフェンスはヘルプに行きます。オフェンスはレイアップに行けそうなら、2人の間を割っていきましょう。ヘルプディフェンスのプレッシャーが厳しくてレイアップが無理な時は、味方がノーマークですのでパスを出して味方のシュートチャンスをアシストします。パスを受けたもう1人のオフェンスは自分のディフェンスが戻ってくる前に素早くジャンプショットを打ちましょう。
 ティガーには練習の途中でも話していましたが、自分の得意技がどのように実際の試合で生きてくるのか分かったでしょうか。今回練習した様な場面は試合でも非常に多くありますので、ドリブルをしてきた人から離れるような動き(ドリフト)を利用して自分のシュートチャンスを創り出しましょう。

 指導の感想と次回へ向けてのコメント
 練習の途中でフリースローを何度か入れましたが、少々確率が悪かったです。フリースローとレイアップを外す選手が他にどんなシュートを試合で決められるでしょうか?バスケットボールは1点を争うスポーツですので、フリースローを簡単に落とす選手はチームの勝利に貢献できません。今回はフリースローを打つ前には必ず「ルーティーン」(決まった動き)を入れる事を紹介しました。このルーティーンを入れる事により、どんな状況でも過度に緊張することなくシュートが打てるようになります。今回決めたルーティーンは今後どんな時でもフリースローを打つ時には行なうようにしてくださいね。また次の練習を楽しみにしていますね!!

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