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第19回目指導
5月17日 火曜日
PM5:00〜PM7:00
小学6年生女子 13名
小学5年生女子 2名
小学4年生女子 6名
小学3年生女子 3名

合計       24名
水野 慎士

指導のねらい
@基本姿勢を身につけよう。
Aリングに真っ直ぐ飛ぶシュートを打とう。
Bゲームを楽しもう!

 Practice Menu Key Point !
1.ウォーミングアップ
 ・スキップ→バックスキップ
 ・スキップ&拍手
 ・1,2,3カウント(切り替えし)
 ウォーミングアップでいろいろな体の使い方を練習しました。
スキップと拍手をそれぞれちがったリズムで行いましたね。今回練習した手と足をちがったリズムで動かす運動は、ドリブルにつながっています。ドリブルが上手になるために、ドリブル(手)とフットワーク(足)をちがったリズムで行えるようになりましょう。今回できなかった子もすぐにできるようになりますのでしっかり練習しておいてくださいね。

 1,2,3カウントの切り替えしでは、普段の方向転換のステップとは少しちがったステップで切り返す練習をしました。ちょっと難しかったようなので、また次回も練習をしたいと重います。

2.基本姿勢
 バスケットボールでは基本となる構えのことを「トリプルスレット」と呼びます。トリプルスレットは「シュート」「パス」「ドリブル」の3つの武器が瞬時に使い分けられる状態のことを言います。ボールをキャッチしたときには、すぐにこのトリプルスレットに構えられるよう練習しましょう。

 トリプルスレットは「つま先」、「ヒザ」、「肩」の3つが床から真っ直ぐ上に伸ばした一直線上に来るようにしましょう。少し押されたからってフラフラしないくらいしっかりと構えてくださいね。

 このトリプルスレットはバスケットボールの最も重要な技術の1つです。また今回の練習では6年生たちが新入生にトリプルスレットの説明をしました。

3.「止まる」
 ・ジャンプストップ
 ・ストライドストップ
 トリプルスレットのやり方は覚えたので、次は実践です。初めはゆっくり走りながら線のところでトリプルスレットで止まるようにしました。特に初めての子は、止まる前に軽くジャンプをするようにしましょう。本当に軽くで良いのでジャンプをして、着地したときにトリプルスレットに構えます。
 両足着地のジャンプストップと、1,2のリズムで止まるストライドストップを練習しました。

 ジャンプストップ(両足ストップ)で着地したときに必ず守って欲しいことは
「ヒザが内側に入らないようにする」でしたね。このヒザが内側に入った状態で止まってしまう選手は大きなケガにつながりやすくなってしまうので、バスケットボールを覚えたての今のうちにヒザを真っ直ぐ前に向けた正しい止まり方を覚えましょう。

 ストライドストップをしたときも「つま先」、「ヒザ」、「肩」の3つが床から真っ直ぐ上に伸ばした一直線上に来るようにしましょう。トリプルスレットですね!

4.ドリブルドリル
 ・ゆっくり
 ・スピード
@ゆっくり歩きながらドリブル
 ボールは身体の横で、強くつくようにしましょう。
Aスピードドリブル
 最後にしっかりと止まれることが重要です。

6年生でも最後のストップで前のめりになってしまっていました。新入生はもちろんのこと6年生もこういった練習を非常に大切にしてください。試合では自分の最高速でプレイをしますね。だからなおさらストップの技術が大切になってきます。6年生は新入生の良きお手本となるように、正しい止まり方を身につけてください。新入生のみんなはどんどん6年生たちのプレイを真似しましょう!

5.スクエアパス
 4,5,6年生でスクエアパスの改良版を行いました。これもストップを意識した練習でしたね。

 今回の練習のポイントは
@トラベリングにならないようなストップができるか?
Aスピードを出して走ってきても、しっかりと静止できるか?
B止まったときの軸足のつま先とヒザの向きは正しいか?

 以上の3つを意識しました。@、Aは大分できていましたが、やはりBのストップした時の軸足の向きには注意しましょう。軸足の向きが次に進みたい、パスしたい方向を向いていないと次のプレイにスムーズに移れません。また軸足が伸びた状態で止まってしまうのはトラベリングの原因になってしまうのでしたね!

6.シュート指導
 シュートで大事なのはシュートをまっすぐ飛ばすことです。
ボールの持ち方は、親指と人さし指でおにぎりをつくって、人さし指がボールの中心を指差すように持ちます。手首はかえしておきましょう。シュートを打ったあとの指先は、人さし指がリングの中心をさすようにします。ボールはリングの上から落ちてきた方がいいので、なるべく高いところを人さし指が指すようにしましょう。手がばらばらになってしまうとシュートもあちこち曲がってしまうので、指先がとても大事だということを覚えておいてください。

 またシュートを打ったあとは、手を上で止めておくようにしましょう。6年生はみんなシュートを打った後、手を上で止めていましたね。この手を上で止めておくことを「フォロースルー」と呼びます。フォロースルーはシュートがぶれない様にするために大切なことですし、また自分のシュートをチェックするためにも必ず残すようにしましょう。

7.オールコート5on5
 新入生も5人対5人のゲーム形式を行いました。練習で覚えた、ドリブル、ストップ、シュートを使ってみましょう。まだボールを持ったときに、ドリブルをしないで、そのまま走ってしまう子がいました。バスケットボールのおもしろさの一つがドリブルです。ドリブルをしっかりとつきながらゴールへ向えるようにしましょうね!

 4,5,6年生の1往復半のゲームでは、積極的に1on1ができていましたね。そしてミドルシュートも確率よく決めていました。今回は4,5年生も6年生のゲームに混ざりました。これからは6年生のスピードにも慣れていきましょう!

 指導の感想と次回へ向けてのコメント
 今回の練習でストップ、ドリブルの基本、シュートの基本を練習しました。エンジェルスのみんなはこれからさらに上手になりたいと思っていますね!これまでの練習で、いろいろ新しいプレイやバスケットボールの考え方などを紹介、練習してきました。もちろんみんなはそれらを吸収して上達してきました。それが先日の試合の結果につながったと思います。
 しかし今まで以上のプレイを目指すのであれば、もう一度基本を見直すことが必要不可欠です。試合中でのミスのほとんどがこの基本ができていない事に原因があります。トラベリング、キャッチミスなどはその典型的な例ですね。トップレベルで活躍する選手達は何が凄いかというと、こういった基本の練習、普通の人ならすぐに飽きてしまいそうな練習を集中してずっとやり続けられるところです。「このくらいでいいや」と線を引いてしまったときに、その選手は「このくらい」のレベルで成長が止まります。みんながこれからどれくらいの選手になるのかは、この基本の部分をどれだけ自分に正直にできるかどうかにかかっています。
 今のうちに基本をとなる花壇をしっかりと作り上げましょう。しっかりとした花壇がなければ、そこに種を植えることはできません。そうなっては将来その花壇には花は咲きませんよね。基本の練習は、全ての練習の元(ファンダメンタル)となります。基本のレベルを上げて、一つ上のステージを目指しましょう!!

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