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第18回目指導
5月10日 火曜日
PM5:00〜PM7:00
小学6年生女子 13名
小学4年生女子 3名

合計       16名
水野 慎士

指導のねらい
@トラベリングにならないストップを身につける
Aボールのもらい方とその後の判断を素早くする
B練習したことをゲームで試そう

 Practice Menu Key Point !
1.ウォーミングアップ
 ・手つなぎ鬼
 ・島渡り鬼
 手つなぎ鬼では2人の鬼が手をつないでみんなを捕まえにきます。鬼にタッチされてしまった人は、一緒に手をつないで鬼の仲間入りです。手をつなぐのが4人になったら、その鬼たちは2人ずつに分かれて、みんなを追いかけます!

 島渡り鬼ではエンドラインの外側の大陸とセンターサークルの島にいる間はサメにおそわれません。しかし合図が鳴ったら避難しているみんなはどこか別の大陸か島へ移らなければなりません。移動している間にサメにおそわれた人は食べられてしまってアウトです!

2.3人組サイドラインブレイク
 ・3人の速攻→2on1
 いつもは5人で行うサイドラインブレイクの練習を3人で行い、帰りは2on1
で戻ってくる練習にしました。今回の練習では3つのポイントを意識して練習をしましたね。

@ストップをしっかりしてトラベリングをしない。
 練習中も「ストップがしっかりできなければ次のプレイは始められないよ。」と繰り返し確認しましたね。どうしてもパスをしようと焦ってしまい、軸足が離れてパスを出してしまっていました。それではトラベリングで相手ボールですね。パスを出すことも大切ですが、それよりしっかりと止まれることの方が大切です。ゆっくりでも良いので、必ずストップをして、そしてトラベリングをしないようにパスがつなげるようになりましょう。今の時期はこういったストップやターンの練習をしっかりやっておきましょう。それが土台となり、中学・高校へ行ったときに大きな花が咲きます。

Aレイアップを確実に決めよう!
 試合中にシュートを落としたくて落とす選手はいませんよね!エンジェルスのみんなもシュートが決めたくてレイアップシュートにいきます。今回のポイントは速いスピードでシュートにいっても、ゴールの裏の方までいくのではなく、リングの下に着地できるように練習しました。
 レイアップシュートをした後、勢いがありすぎてボードの裏にまでいってしまう子はシュートのバランスが良くありませんよ。
1,2ステップの2歩目のステップは高く跳び上がり、シュートの勢いを弱めてあげることが大切です。ボールがボードに
バッコーンと当たってしまうシュートは×_×ですよ!

B2on1はパスをつないで素早く攻める!
 
速く攻めるためにはドリブルよりもパスのほうが速いです。リバウンドからのパス、その次のパスが素早くつなげると速攻のチャンスですね。
 今回はリバウンドをとった後のアウトレットパスをしっかりと練習できていました。さらにナイスプレーだったのが、リバウンダーの子がパスを外へ出そうとしたら、ディフェンスが邪魔だったので、パスを出さず自分でドリブルを始めていきました。この前の練習で行ったことが生かされていますね。ナイスプレーです!!


 また練習中に2メンのチャンスができたときは、味方に近い方の手でドリブルをするのもいいアイデアだよという話をしました。2メンではディフェンスが2人の間に入って邪魔をします。そのとき普通ならばディフェンスから遠い方の手(味方からも遠い方の手)でドリブルをつきます。しかし2メンのように味方にパスも出したい場合はわざとディフェンスから近い方の手(味方にも近い方の手)でドリブルをしてみまよう。ディフェンスが自分に寄ってきたら、そのままの手からパスを出しましょう。また自分がドリブルでシュートに行くと決めた場合ディフェンスから遠い方の手にドリブルを持ち替えドライブに行きます

3.ボール運びのステップ1
 ・ボールのもらい方
 一番練習を時間をかけて練習をしました。今回はエンドラインからのスローインという場面で練習をしまいたが、このボールのもらい方はスローインだけではなく、ゲームの中でも常につかえるプレーだということを初めに言っておきます。

 みんながボールをもらおうとすると、ディフェンスは当然邪魔をしてきます。
そこでボールサイドカットをしたり、いろいろ動いたりしてボールをもらおうとするのですが、ディフェンスが厳しいチームが相手ではなかなかもらえません。そういった時はディフェンスを
グィッと押さえてポジションをとります。すると必ず「自分から近くて、ディフェンスから遠い」ポジションを作り上げることができます。パスを出す選手はその安全なポジションにボールを出し、パスを受ける側はそのボールに飛びつけば必ず自分が先にボールをキャッチできます。

 また空中でパスを受けてら、サイドラインブレイクで練習したステップで着地をするのでしたね。なかなか難しかったようですが、この止まり方は非常に大切なのでたくさん練習して上手になっていきましょう!

4.ボール運びのステップ2
 ・ボールをもらった瞬間の判断
 またこの練習では「ボールをもらった瞬間の判断が大切だよ」と説明しました。ボールを受けて着地したときにはディフェンスがすぐにプレッシャーをかけてきますね。その時に少しでも迷ってしまうとディフェンスに囲まれてしまいミスにつながってしまいます。ディフェンスがプレッシャーをかけてきたならばパスを受けた瞬間にドリブルで抜き去りましょう。
 このときボールのもらう位置が悪いとサイドラインがすぐ横にきてしまい、抜く方向が片方に限定してしまうことになりますので注意して下さい。

5.スクリメージ1往復
 これまでの復習ですね。このようなゲーム形式をたくさん積んで試合に慣れていきましょう。

6.オールコート5on5
 今回のゲームは切り替えの早いスピーディーなゲームだったので見ていてコーチも楽しかったです。リバウンドから素早くパスを出し、速攻につなげるシーンがいくつも見られました。
 またディフェンスでは味方が抜かれてしまったりした場合に周りの選手が上手くカバーし、得点をさせないというシーンもありました。これは前回の練習で紹介したカーバーリングを少し身につけてきた証拠ですね。

 指導の感想と次回へ向けてのコメント
 ゲームの途中で「自分のプレーの殻を破ろう」という話をしました。みんなバスケットボールが大好きで、また上手になりたくて練習に参加していると思います。ではどうやったら上手になっていけるのでしょうか?

 「自分のプレーの幅を広げる」

 このためには練習したこと、新しく覚えたプレーなどを実際の試合の中で使ってみなければ自分のプレーの幅は広がりません。自分のプレーの幅を広げるためには、練習したプレーを試してみることが大切です。たとえその練習の中だけでできたとしても、それを試合で使わなければ何のめに練習をしたのか分かりませんね。
 もちろん失敗もするでしょう。でもできないから
@練習をしてAその練習したことをゲーム形式で使いしっかりと身につけたら大会でも使う。エンジェルスのみんなには、この「Aその練習したことをゲーム形式で使い」が抜けてしまっています。練習中のゲームや練習試合はその名の通り練習したものを試す場です。特に練習中のゲームではすぐ前の練習で行っているので、イメージも残っていて試しやすいと思います。試してみて失敗するのは大いに結構だと思います。練習したことを使わず、いままでと変わらないプレーを続けていてはつまらないですよね。それよりかは練習したことに挑戦して、失敗した方が何倍もみんなのためになりますよ!
 新しく練習したプレーはどんどんゲームの中に出していきましょう!!「できなかったことができるようになる」、「新しいプレーができるようになる」、これがバスケットボールが上手になるということで、それが「自分のプレーの殻を破る」ということにつながります。

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