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第16回目指導
5月6日 金曜日
PM4:00〜PM6:00
小学6年生女子 13名
小学5年生女子 1名
小学4年生女子 4名

合計       18名
水野 慎士

指導のねらい
@身に付けたプレーをゲームの中で使ってみよう。
Aディフェンス力のアップ!

 Practice Menu Key Point !
1.2人組シューティング
 ・キャッチ&シュート
 ・ショートコーナーから
 試合前ということでシュートの練習をたくさん行いたかったのでウォーミングアップ代わりに2人組でのシューティングを行いました。
 今回は2人組でキャッチ&シュートを行いましたが、『キャッチの大切さ』をみんな分かったでしょうか?エンジェルスのみんなもシュートをたくさん決めたいと思いますよね?シュートを決めたいと思うのであれば、この『キャッチ』がしっかりできないといけません。なぜなら人差し指を伸ばした線がボールの中心で交わるようにボールを持ち、そのまま人差し指が同じだけボールの中心を押すから、ボールは真っ直ぐ飛びますよね。
 ボールの持ち方が悪ければボールを真っ直ぐ飛ばすことはかなり難しくなります。キャッチ&シュートでは『キャッチ』と『シュート』が同じくらい大切なのだと思ってください。

 また空中でボールをキャッチして着地したときには「トリプルスレット」の構えになっていることが大切でしたね。着地してからヒザを曲げるのではなく、着地したときには軽くヒザが曲がっていて、あとは伸びるだけにしましょう。これができればキャッチからシュートまでが速くなり、試合でもシュートチャンスが増えますよ!!

 次に『アーチを高くする』ことを意識してシューティングを行いました。アーチが高くなるとシュートの確率が高くなります。エンジェルスのみんなは全体的にアーチが低いので、みんなで「アーチを高くしよう計画でいきましょう」

 ショートコーナーからのシューティングも練習をしました。
@ショートコーナーからジャンプシュート
Aシュートフェイクからドライブイン
Bドライブインが止められたらリターンパス

 この3種類を練習しました。シュートフェイクするときにトラベリングをしてしまっている選手がいました。ドリブルの突き出しは特にトラベリングになりやすいので、軸足は右足、左足のどちらなのかを常に意識するようにしてください。

2.リバウンド→速攻
 リバウンドから素早く速攻につなげましょう。リバウンドをとったプレイヤーはゴールから遠いほうの足を軸足にして、大きく一歩外へ踏み出しましょう。このとき、ボールを持つ位置にも気をつけましょう。ディフェンスからボールを隠すようにするのでしたね。

 パスを受けるプレイヤーは、パスを受けたときディフェンスがプレッシャーをかけてくるかもしれません。その時にはすぐパスをするのか、ドリブルで抜くのかを素早く判断するようにしましょうね。

3.4,5年生特別メニュー
T.ドリブルドリル
 ・ゆっくり
 ・スピード
 ・ピボット

U.ボール2個ドリブル
 ・同じリズム
 ・リズムチェンジ
 ・スキップ

V.ボールハンドリング
 ・ボディサークル
 ・持ちかえクロス
 ・持ちかえ前後
 ・前後
 ・左右
 ・高低

W.ボール2個ハンドリング
 ・その場と前後
 ・前後と前後
 ・壁と床

X.ゴール下シュート
 ・ステップシュート
 ・着地をしたらすぐジャンプ
 ・ポンプフェイク
 ・ドロップステップ
 ・インサイド1on1
 どの練習も基本とコーディネーションがたくさんつまったメニューです。今の時期にたくさん練習をして、ボールの扱いかた、体の使い方など、どんどん上手になっていきましょう!

4.スクリメージ1往復・1往復半
 ・危ない選手から先に守る
 ・ピストルポジション
 5対5のゲームを1往復や1往復半で区切って練習しました。前回の練習から、攻撃と守りの切り替えを素早く行うことが一つの目標になっていますね。
 例えばエンジェルスがシュートを決めたら、すぐにディフェンスの準備をする必要があります。自分のマークマンを素早くピックアップしてディフェンスしましょう。このピックアップが遅いとその選手に攻められてしまいます。また常にナンバーコール(自分のマークマンの番号を大きな声で言うこと)をするクセをつけましょう。

 また練習の途中で、カバーについて少し紹介をしました。試合中、ディフェンスをしていたら、誰かがドライブに抜かれてしまったとします。このドライブで抜いてきた選手は、このままではノーマークでランニングシュートにいっていまいます。それではマズいので、他の誰かがこのオフェンスを止めに行く必要があります。これがカバーリングですね。ドライブで味方ディフェンスを抜いてきた選手やゴール下でノーマークになっている選手などは、非常に得点される危険性が高いプレイヤーなので、そのようなプレイヤーには、自分のマークマンから離れてでもカバーにいきましょう。

6.ゾーンオフェンス
 中学生が相手をしてくれるという良い機会に恵まれたので、ゾーンディフェンスを攻める練習を行いました。以前の練習では、前のディフェンスが2人、後ろが3人の2−3ゾーンの攻め方を練習しました。みんなそのときのキーワードやポイントもしっかりと覚えていましたね。素晴らしいと思います。
 今回は中学生が普段練習している1−3−1というゾーンディフェンスを攻めてみました。いつも試合などで見るゾーンの形とは少し違っていましたね。でも形は違ってもゾーンディフェンスを攻めるポイントはそんなに変わらないので心配しないでください。

 @ギャップに立つ
 Aギャップにドリブルパンチ
 Bショートコーナーを攻める
 Cパスを左右に展開する

この4つのポイントを意識して攻めてみましょう。
@はギャップに立つことを示しています。1−3−1のようにディフェンスの選手が1人前に出てくる場合は、その横に2人ガードの選手がポジショニングしましょう。またこのようなガード2人のポジショニングのことを2ガードポジションと言います。

Aもギャップに立っていますね。この選手にうまくパスできるとゾーンに対して強い攻撃ができます。アウトサイドばかりでパスが回ってしまうとなかなかチャンスが生まれませんね。

Bはショートコーナーを攻めるでしたね。特に1−3−1のような形のゾーンだと、ショートコーナーがそのままギャップにもなっていますので、攻撃のチャンスですね!

 指導の感想と次回へ向けてのコメント
 今回はゲーム形式の練習を多く行いました。練習で身に付けたことはゲームの中でどんどん試してみることが大切です。練習だけして、それを試合で使わないのはもったいないですね。始めは失敗したり、上手にできなくて当たり前です。その失敗から新しいことを身に付けていくことができますので!
 またゲーム中にいくつかポイントを紹介しましたが、それをみんな覚えているかな?ボールのもらい方ともらった瞬間のドリブルかパスの判断について紹介しました。ディフェンスについては、自分のマークマンがボールから遠い位置にいるときの自分のポジショニングについても紹介しましたね。
 試合は練習で身に付けたことを失敗を恐れず思い切り試してみてください。そしてfゲームを思い切り楽しんできてください!

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