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第18回目指導
7月25日 土曜日
PM2:30〜PM4:30
中学生女子   19 名

合計        19名
加賀屋圭子

指導のねらい
1)ドリブルハンドリングに磨きをかけよう
2)V字ドリブルからの抜き技に挑戦
バスケットボールの家庭教師

 Practice Menu Key Point !
1.2メン  最初はウォーミングアップとして、往復の2メンを行ってもらいました。
 行きは近い距離ですばやくパスをしながらシュートまでボールを運びます。帰りは、真ん中で2メンをしている人を飛び越える大きなパスをしましょう。
 大きいパスを出す上に、
相手の取りやすい正確なパスを出しましょうね。
 みなさんまだまだパスの飛距離が短いです。また届く人でも、コントロールができていない事が多かったですね。

 この2メンをミスなくスムーズに、チーム全員でできると、なかなかパスのレベルは高くなると思います!また練習しようと思うので、パスもレベルアップできるように特訓しておいてくださいね!

2.ドリブル基礎ドリル  今回の練習のテーマは、ドリブルのレベルアップです。まずはドリブルハンドリングの基本ドリルを行ってもらいました。
 以前に練習した、レッグスルー10とルールは一緒です。サイドラインからサイドラインまで、ミスせずできたらクリアです。失敗してしまったらまたサイドラインまで戻りましょう。
 レッグスルー10よりもシンプルで簡単だったと思いますが、このドリルをいかに強く正確に、また大きくできるかによってドリブルの技術レベルは変わってきます。ミスをしないでクリアできたものも、より質をあげてできるようにしましょう。

<メニュー>
縦のV字ドリブル<利き手>
縦のV字ドリブル<非利き手>
横のV字ドリブル<利き手>
横のV字ドリブル<利き手>
横のV字ドリブル・ステップつき<利き手>
横のV字ドリブル・ステップつき<非利き手>

 今回はここまで挑戦してもらいました。
 この練習は、
ボールを見ながら練習してはいけません!途中で何度か「フェイスアップ!」といいましたね。ボールを見ないで行うとうまくいかないかもしれませんが、ボールを見て練習して、成功するよりはずっと良いです。
 
試合中は、自分のついているボールを見ながらドリブルをしてしまうと、周りが見られず、たくさんのチャンスを逃してしまいます
 どんな練習でもボールを見ないでドリブルをつくということは当たり前にしていきましょうね!

3.いろいろなステップでレイアップ  足さばきの練習をしました。試合中は、どのようなパスがどのようなタイミングでくるか分かりません。どんなパスが来ても、うまく足を合わせて確実にレイアップシュートを決められるようになりましょう。
 中にはどうしてもうまくいかないステップがあったかもしれません。そのようなステップを経験したときは逆にレベルアップするチャンスです。「できない」といってあきらめては練習になりませんね。できないことがあるからこそ練習をするので、時間以内にひとつでも多くクリアできるようにしてきましょう。

 今回挑戦してもらったのは次のステップです。
・普通のレイアップシュート
・逆足ステップ
・内側の手でドリブル、内側の足ワンステップ
・外側の手でドリブル、外側の足ワンステップ
・内側の手でドリブル、外側の足ワンステップ
・バックシュート
・ジグザグステップ
・ギャロップステップ

4.V字ドリブル
  V字ドリブルからの抜き技
◆向かい合ってV字ドリブル
 2人組で向かい合って立ちます。一人が両手を大きくひろげているので、それよりも幅広く両手でV字ドリブルをつきましょう。この時、相手の顔を見ながらドリブルをつくことがポイントです!ドリブル基礎ドリルでやったように、ボールは見ないことが基本ですよ。また姿勢も気をつけましょう
。つま先、膝、肩が一直線でしたね。ボールは膝よりも低く、そして強く突きましょう。
 チャレンジタイムでは、失敗覚悟でおもいっっっきり強くV字をつく練習をしましたね。みなさんさまざまな場所にボールを飛ばしてしまっていましたが、時にはそのくらいの挑戦も必要です!挑戦しない限り進歩はなかなか望めませんよ。1ヵ月後には、チャレンジタイムでやったくらいの強さが普通になっているとすばらしいです!

◆クロスオーバードライブ
 大きなV字ドリブルから、勢いよくクロスオーバードライブで相手を抜き去りましょう。ボールの移動距離がなるべく大きくなるようにしましょう。
このときに、「ボールは膝よりも低い位置を通る」という基本ができていないと、ディフェンスの目の前をボールが通ってしまうことになります。手がとどかない低い位置を通しましょうね。
 フワーっとボールを大きく広げたとき、頭の位置も一緒に動かないようにしましょう。頭の位置が簡単に変わってしまうと、次の動きが制限されてしまいます。

◆フローティング
 タンタタンというステップをつけて、さらに横のボールの移動を大きくしましょう。まずはドリブルとステップをタイミングよくつけるようにしましょう。最後のタンのステップですが、2歩目の近くにステップするようにしましょう。
外に大きく広がってしまうとバランスが悪くなってしまいますし、次のステップが遅れてしまいます。

◆フローティング1対1
 ドリブルからの1対1練習です。ディフェンスと正対した状態からV字ドリブルをして、横に大きくずれるフローティングからしかけていきましょう。
 
 横に大きくずれを作ったとき、ディフェンスの足を良く見ることが大切です。ディフェンスがついてこられなかったら、そこからまっすぐゴールに向かって一直線にドライブをしましょう。ディフェンスが頑張ってついてきたら、先ほど練
習した大きなクロスオーバードライブでディフェンスの逆を突きます。このときもできるだけボールの移動の幅が大きくなるようにして、ディフェンスを置き去りにしましょうね。

 また、フローティングをしたあと、クロスオーバをフェイクにしてストレートドライブを狙う練習もしました。女優になったつもりで、いかにもクロスオーバードライブに行きそうなフェイントをしましょう!足と上半身をタイミングよく動かすことがポイントでしたね。

◆1対1大会
 10分間でいろいろな人と1対1をしましょう。シュートを決めることができたら1ポイントゲットです。コーチに積極的に挑戦している人が多くてとてもよかったです!1年生も遠慮せずに先輩やコーチにチャレンジしていきましょうね。
 今回覚えたことをたくさん試せたと思います。試合でもこのくらいチャレンジしていけるとより良いですよ。

5.スピードクロスオーバー  スピードを落とさずにクロスオーバーで相手を抜き去る練習です。クロスオーバーをするとき、途中でボールの内側に手を入れて、そこからできるだけ前に押し出すようにしてドリブルをつきましょう。思いっきり前に突き出したドリブルに全力で追いついて下さい。
 ディフェンスがいる場合は、ディフェンスの後ろにドリブルをつくイメージです。
 このわざもハンドリング力がとても大切ですよ!

6.ゲーム  最後はゲームで終わりました。
 皆さんは攻めるとき、ほとんど右側から攻めています。右側で攻めて駄目だった場合は、逆サイドにボールを展開し、左側から攻めるようにしましょう。同じサイドでずっと攻めていると、ディフェンスの向きが変わらず、ディフェンスにとっては守りやすい状態になってしまいますよ。

 指導の感想と次回へ向けてのコメント
  午前中もチームでの練習があった中、午後の2時間の練習お疲れ様です!とても暑い中での練習でしたが、よく集中して練習に取り組めていたと思います。
  今回は、ドリブルを中心に練習をしました。最初の方に行ったドリブルの基本ドリルは、ここまでできたら終わりというゴールはありません。どこまででも突き詰めて練習できますので、ひとつうまくいったらまたひとつ新しい課題を見つけて取り組めるようにしてください。
 途中でも話しましたが、この基本ドリルをもっとレベルアップさせないと抜き技の時にミスが多くなってしまいます。試合中にミスが多いと、勝ちがどんどん遠ざかってしまいますね。いろいろな技がもっと自由にできるようになるためにも、基本の底上げを大切にしてください。
  また、次回もカップリングスキップテストを行います!何をやれと言われても対応できるように、全部できるようにしてくださいね。
  それでは次回の練習も頑張りましょう。

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