バスケットボールの家庭教師プラクティスレポート2006
依頼者・チーム名 日時情報 参加者情報 指導者情報
第4回目指導
12月22日 金曜日
PM6:00〜PM9:00
中学1年生男子 2名

   合計      2名
中澤 広一郎

指導のねらい
@シュートを決めよう!
Aレイアップをレベルアップさせよう!
B1on1をレベルアップさせよう!
バスケットボールの家庭教師

 Practice Menu Key Point !
1.ウォーミングアップ
  ・スタティックストレッチ
  ・ダイナミックストレッチ
  ・スタビライゼーション
  ・ボールハンドリング 

 
 スタビライゼーションまではJONにとっては教室や個人指導でいつもやっているメニューでした。D君は初めてやるメニューも多くて大変でしたね。こういう時にJONは初めての人に教えられるくらいメニューのポイントを理解しておかなくてはいけませんよ。今回はあまり教えてあげられませんでた。同じトレーニングをするのでも、どこを鍛えているのか意識しているのとしていないのでは大きな差がありますよ!これからはどんどん覚えていくようにしましょう!
 ボールハンドリングでは顔を上げてやるようにしましょう。バスケットで顔を下げるのはルーズボールを追いかける時だけです。いつもいつもボールを見てやっていては顔を上げてプレイできるようになりません。2人ともバスケを始めて9ヶ月経ちます。そろそろボールを見なくても扱えるようになりましょうね!

2.シュート指導
  ・シューティングラインパス
  ・真っ直ぐ飛ばすシュート
  ・スキーマシューティング

 JONは復習の部分が多くなってしまいましたが、シュートの基本からもう一度おさらいしました。
今回のポイントは
 ・真っ直ぐ飛ばす
 ・距離と力加減を調節する
の2点でした
 

 まずは真っ直ぐ飛ばすことが大事です。左右にずれるとシュートは入りません。とりあえず真っ直ぐ飛ばしておけば距離がずれてもボードやリングに跳ねて入る可能性があります。2人には床のラインを使って対面パスを真っ直ぐ飛ばす練習をしてもらいました。これは2人ともなかなかよくできていましたね!

 次はとにかく真っ直ぐ飛ばすことを意識してシューティングをしてもらいました。この時、打ち終わっても手を残しておくことで外れた原因を探ったりいいシュートホームを覚える事が出来ました。コーチは2人がバスケをする時に必ずそばにいられる訳ではありません。それぞれが自分でシュートフォームを調整できるようになっていくことが大事です。

 最後にシュートを打つ距離と力の入れ具合を掴んでもらうためにシュートを決めたら下がって距離を伸ばしていくシューティングをやってもらいました。これは2人にとっては難しかったようですね。
 JONは短い距離は得意ですが長い距離では遠くに飛ばそうとしすぎて肩が前に出てしまってシュートがずれてしまいました。
 D君はいつも力が入りすぎて短い距離でも飛ばしすぎてしまいましたね。微妙な力加減が大事ですよ!


3.レイアップシュート
  ・百発百中で決めよう!(右手)
  ・色々なステップに挑戦しよう
               (JON右手)
  ・左手でボールコントロールして
                 決めよう

 セットシュートの次はレイアップシュートを練習しました。
 
 JONは右手ではだいぶ入る様になってきましたので、いつもとは違うステップに挑戦してもらいました。今回は1歩で打つステップと両足踏み切りに挑戦しました。いつもと違うステップで打つと足に意識がいってしまいボールコントロール出来なかったり、ボードの下から打ってしまったりしてしまいました。これらのステップを試合中にとっさに使えるようになるには繰り返し練習することが大事です。
 D君はセットシュートと同じで、力が入りすぎてボールを飛ばしすぎてしまいました。D君は背も高く力も強いですからそんなに力を入れなくても十分です。その分ボールをコントロールする方に集中しましょう。レイアップシュートは『置いてくる』ですよ!

 2人が共に苦手としていたのが左手のレイアップでした。まずは2人に左手のボールコントロールを会得してもらうために正面からの左手レイアップを練習してもらいました。ゴールに向かって走り込んでいくので『慣性の法則』が働いていますから前に投げるとリングをオーバーしてしまいましたね。上に投げるつもりでいけば自然とボールは前に飛びました。
 この感覚をつかんで左サイドから左手で打ってもらいました。2人とも初めよりは大分入るようになりました。しかし頭の中に『左手は飛ばない』という先入観があるので踏切の位置が近すぎることが時々ありました。そういった先入観を無くすのは大変ですが、自信を持って打ちましょう。


4.1on1

 2人の課題を知るために2人で1on1をやってもらいました。


5.1on1個別練習(JON)
  ・ドリブルチェンジの後のドライブ
  (フロントチェンジから)
  (ビハインド・ザ・バックから)
  (バックロールから)

  1on1の中で前回までの個人指導やクリニックで習ったドリブルチェンジをかなり積極的に使っていました。D君の足下も何度か崩せていましたが、せっかくドリブルチェンジで崩せているのにその後のドリブルがリングに向かうのではなく横に移動していたためディフェンスに追いつかれてしまいました。なのでこの点を修正する練習を行いました。
 
 ドリブルチェンジを使った後はリングに向かって加速していくようにしましょう。そのためには肩と足をディフェンスとの間に入れてボールを守りながら抜きましょう。JONは無防備に抜いていこうとするのでディフェンスの手が怖くて前に進めなくなってしまいます。それから左手を使うとスピードが落ちてしまいます。これは日々のハンドリングやドリブル練習を積み重ねていくことが大切です。


6.1on1個別練習(D君)
  ・インサイドポストプレイ
  (ドロップステップ)
  (ミドルターン→アップ&アンダー)

 D君はゴールを背にしたポストプレイが得意な様なのでこれをさらに伸ばす技術を練習しました。D君は身体も大きくパワーもあるのでゴール近辺での背中を向けたプレイはかなり有効だと思います。が、しかしディフェンスを見ないで自分のやりたいプレイをしてしまう傾向があったのでディフェンスの様子を見て判断してプレイする練習を行いました。

 まずローポストでポストアップしたときにディフェンスが上から付いてきたときはドロップステップをします。
 下からか裏から付いているときはミドル方向にターンをします。もしディフェンスが付いてこなければシュートを打ちましょう。もし出てきたらフリーフットをディフェンスの外側に入れてゴールに近づいてシュートを打ちましょう。
 それぞれの技術自体はD君はすでに出来たのでこれらの技をディフェンスの動きにあわせて使える様にしていきましょう。


7.1on1  そしてもう一度2人で1on1をやってもらいました。
 2人とも練習した技術を積極的に使っていてとてもよかったですよ!
特にD君は練習したことがそのまま使えていたのでかなりよかったです。しかし終盤になって疲れて来るとディフェンスを見ないでプレイしてしまいました。ずっと続けられたらもっとよかったですね。
 JONはD君のディフェンスが強くてなかなか思うようにプレイさせてもらえませんでした。JONとD君ではかなり身長差がありますが逆にそれを利用してドリブルで細かい切り返しを使って行くといいですよ!

5.99er'sシューティング
  

 最後にシュートゲームをしました。ルールはこちらを見てください。
 2人とも11点で引き分けでした。
間に他の練習を挟むとシュート練習でやったことを忘れてしまいましたね。せっかくシュート練習をしたのですからその場限りで終わるのではなく、継続して身につけていくようにしましょう。


 指導の感想と次回へ向けてのコメント
 初めてのコーチの指導でしたがいかがでしたか?また、初めてD君が参加してくれたのでJONにとっても、新鮮な気持ちで指導に望めたと思います。複数の人で練習をしているので練習の切り替えを早くしたり、話をキチンと聞くことがとても大事です。それが出来ないと周りの人に迷惑がかかってしまいます。貴重な時間を一緒に過ごすのでお互い楽しく有意義な練習をしていけるようにしましょう!
 二人ともボールハンドリングまだまだ不得意ですね。今日やったレイアップシュートなど基本のプレイをいかに上手に出来るかはボールハンドリングがかなり重要です。バスケットはボールを動かしてオフェンスしますから、ボールを自由に動かせる事はとっても大事な事ですよ。2人ともハンドリングはあまり好きではないようでしたが、地味な練習でも毎日やることが上達への近道です。今日からでも毎日ボールハンドリング出来るといいですね。

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