依頼者・チーム名 日時情報 参加者情報 指導者情報
第12回目指導
5月20日 日曜日
PM7:00〜PM9:00
中学2年生男子 1名

合計        1名
中澤 広一郎

指導のねらい
@プレイ中のボディバランス

バスケットボールの家庭教師

 Practice Menu Key Point !

1.足首のストレッチ
  ・底背屈
  ・内外旋

  

 JONはねんざをしてから、足首が硬くなっていて可動域も狭くなっています。普段からストレッチや足首の運動をして、足首をうまくつかえるようにしていきましょう。
 足首が自由に使えるとステップワークがスムースになり、走ったり飛んだりするのにも力を発揮します。毎日、ストレッチをして足首を上手く使えるようにしていきましょう。


2.体幹のトレーニング

 前回の練習では、JONのチームメイトも多く参加してくれました。
 同じチームのメンバーと比べるとJONは圧倒的にボディバランスが悪いです。スピードに乗ったプレイをしているときやディフェンスと競り合っているときなど、すぐにフラフラしてしまいます。
 また、体幹は身体の中心ですから全ての運動の源になっています。ここを鍛えることによって手足の筋肉のパワーを上手く発揮できるのです。

 今回はコーチが思っていた以上に、JONの体幹は弱かったです。毎日地道に続けていって、高いレベルでプレイできるようにしていきましょう。


3.ドリブルハンドリング
  ・ハートドリブル
  ・フルパワーVドリブル

 2種類のドリブルハンドリングを練習しました。

ハートドリブル
 ハートドリブルは前回も練習しましたが、ボールの上側半分を全部使ってボールを自在にあやつれることがポイントです。ボールを見ずに大きく動かせるように練習しましょう!

フルパワーVドリブル
 フルパワーVドリブルは自分の人生の中で最も強くボールをつきながらもコントロールを失わないようにしてください。強くボールをついてもボールをコントロールして、連続してボールをつきましょう。ボールが空中で『遊ぶ』時間が少なくなるようにしていきましょう。

 ドリブルを強くつくことと、自由にボールを操ることはどちらも大切な要素です。ハートドリブルが『柔』でフルパワーVドリブルが『剛』とすればどちらも高いレベルに引き上げていけるようにしましょう。


4.フロントチェンジの抜き技

 フルパワーVドリブルを生かしてのフロントチェンジに挑戦しました。

 
フロントチェンジは視野が確保しやすく、スピードを落とさず移動しながら行えるのが特徴です。しかしボールが自分とディフェンスの間を通るため、カットされやすい技でもあります。
 その弱点をカバーするために自分の近くをボールが通るように練習してきました。

 今回はそれに加えて『ボールを強くつく』ことを意識して取り組んでもらいました。ボールを強くつけば手から離れて無防備になっている時間が短くなります。ただし切り返した後に、ボールが『遊んで』しまう時間がないように気をつけましょう。強くついてもすぐにボールをコントロールできるように練習しましょう。

 ヘジテーションとの組み合わせにも挑戦しました。ドリブルを止めてから、加速するのと同時に素早く切り返せるとディフェンスはなかなか対応できません。

 レベルの高いフロントチェンジが出来るだけでかなり有効ですから、何度も練習して身につけていってください。


5.シュート指導
  ・フォームチェック
  ・ボールミートから
  ・ワンドリブルから

 久しぶりにマンツーマンでの指導でしたので、じっくりとシュート指導を行いました。

 まずセットシュートのフォームチェックですが、以前に指摘した点はかなりよくなっています!全身の力が無駄なくボールに伝わってシュートが打てるようになってきました。
 距離が伸びるとボールを『前に』飛ばそうという意識が働いてフォームがバラバラになてしまいます。同じフォームで飛ばし続けることを意識して距離を伸ばしていけるようにしましょう!

 ボールミートからのシュートを打つときは『ストップ』が重要です。フルスピードでボールをもらいにいってもピタッと止まれるように膝を曲げてもらいにいきましょう。一歩目の足をリングに向けて、正対して止まることも重要です。その時に身体のバランスが悪いとボールに上手く力を伝える事が出来ません。

 ワンドリブルからのジャンプシュートも同様です。バランスよく止まることが出来ればいつも通りのシュートを打つだけです。今回は様々なステップからシュートを打ってもらいましたが、普段やっていないステップではバランスよく止まることが出来ませんでした。シュートまでの時間もかかりますし、力も上手く伝わりません。

 様々なステップやタイミングで、バランスよくシュートが打てるとプレイの幅が広がります。普段の練習でも打ち慣れたもの以外のステップやタイミングで打つのを意識してみてください!


6.ハーフライン往復シューティング  コーチからパスを貰ってシュートをしたらすぐにハーフラインまで走ります。そしてまた走り込みながらパスを貰ってシュートをし、ハーフラインまで走ります。これを繰り返し10本シュートが入るまで続けます。

 走りながら何本もシュートを打っていると疲れてきて、バランスを保つのが難しくなりシュートがぶれやすくなります。試合中はもっと疲れている状態でスピードにのって走り込んでシュートをします。終盤の勝負所でシュートを決めるつもりで打ちましょう。

7.バランスを意識したドライブイン
  ・ステップの方向を変える
  ・ロールターンレイアップ

 ボディバランスを保ちながらディフェンスをかわしてシュートにいく練習です。

 ドライブインからレイアップシュートにいこうとしてディフェンスがコースに入ってきたら、ステップを横に変化させてシュートを打ちます。身体のバランスをコントロールしながらシュートまでいきましょう。

 さらにステップを変化させながらロールターンの要領で体も回転させる練習もしました。ディフェンスにコースに入られて身体同士がぶつかった時に有効です。回りながらゴールの位置を把握しておくことが重要です。コーディネーションレイアップを思い出しながらやるとタイミングが上手くつかめますよ。

 JON身体が大きい方ではないですから、ドライブインしながらもバランスを失わずにシュートまでいけるような技術を身につけることが大切です。


8.ワンバウンドシューティング  コーチが投げたボールをワンバウンド以内にキャッチしてシュートします。ハーフライン往復シューティングと同様に体力を消耗しますが、最後までバランスよくシュートを打てるようにしましょう。
 前後左右に振られるので、キャッチしたときのスタンスや足の向きにも気をつけなくてはいけません。

9.99er'sシューティング  恒例のシューティングゲームでした。ボールが7号だったこともあり記録は今ひとつでしたね。それでもリングに近いシュートは確実に決めていけるようにしましょう。

 指導の感想と次回へ向けてのコメント

 久しぶりにマンツーマンの指導でした。テスト期間中で部活が休みだということだったので負荷を上げた練習もとりいれていきました。かなりキツイメニューもありましたが妥協することなく取り組んでくれました。夏に向けてその気合いでがんばっていきましょう!
 コーチの目から見てJONをチームメイトと比較すると、シュートやドリブルなどの一つ一つの技術はチームの中でも高いレベルにあると思います。しかし対人練習やゲームになるとすぐにフラフラしてしまいます。せっかく身につけた技術を発揮するだけの身体が出来ていないのです。せっかくドライブしていっても最後のシュートがバランスを崩していては得点になりません。それを踏まえて今回は『バランス』を意識したメニューに取り組んでもらいました。
 次の大会が終わって夏になればJON達が中心のチームになると思います。その時に同級生に負けずに試合に出たいですよね?JONの一番の課題は身体作りになってくると思います。今まで練習してきた事がを花開かせるために土壌作りからがんばっていきましょう!


リンク
第13回目に進む
第11回目に戻る
インデックスへ戻る