依頼者・チーム名 日時情報 参加者情報 指導者情報
第2回目指導
1月29日(土)〜30日(日)
total 8時間
小学生男女約60名 鈴木 良和
■水野 慎士
■石田 順一

指導のねらい
★競技力向上のための個人能力アップ
 〜高知県バスケットボールの発展に貢献する〜
バスケットボールの家庭教師

 Practice Menu Key Point !
1.アイスブレ―キング
 ・ムカデ鬼
 ・計算鬼
 ・カップリングスキップ
■ムカデ鬼
 ムカデのしっぽを魔物が取りに行くゲームです。魔物はフェイクを入れたりして、しっぽを取りに行きましょう。ムカデは胴体がちぎれないようにしっかりとお互いがつながりあって尻尾を守りましょう。

■計算鬼
 2人組で背中合わせに長座をします。コーチがある数字を言うので、それが奇数であれば片側の選手が相手を追いかけてタッチしますし、偶数であれば、逆の選手が相手を追いかけます。コーチは足し算や引き算などを出しますので素早く答えを導きだし、追いかけるのか、逃げるのかを判断して動き出しましょう。考える力、リアクション能力が刺激されます。

■カップリングスキップ
拍手が2のリズム・スキップが1のリズム
拍手が1のリズム・スキップが2のリズム
拍手が「前・頭・お尻」のリズム・スキップが1のリズム
拍手が「前・頭・お尻」のリズム・スキップが2のリズム
拍手が2のリズム・スキップが3のリズム
拍手が3のリズム・スキップが2のリズム

2.コーディネーションレイアップ
 ・Ver.1 normal
 コーディネーショントレーニングをいくつか紹介しました。

 コーディネーション能力は、
@Rhythm : リズム
ABalance : バランス
BReaction : 反応
CDifferencing : 力の加減
DCoupling : いろいろな動作を同時に行う
EAdaptability : 順応性(瞬時に新たな状況に対応)
FOrientation : 定位能力
の7つに分類されていますが、それぞれが別々に発揮されるわけではないので、練習の中で外乱因子と呼ばれる課題や負荷をかけていくことで、それを補うように能力を補完しながら、試合中の様々な場面でのパフォーマンスを高めていきます。

 これらの能力は、大人になってからよりも子どものときのほうが早く習得できると言われています。
 今の時期にどんどん色々な刺激を経験し、プレーヤーとしての器・土台を大きなものにしていきましょう。

 コーディネーションレイアップというレイアップドリルを紹介しました。普通ののレイアップ練習では受けないような課題を身体にかけて、難しいバランスやハンドリングが難しい状況でもシュートを決めきることが出来るように練習します。
 こういった練習をオーバーポテンシャルドリルとも呼びます。

■Ver.1 normal
 1.ボールを回して
 2.自分が回って
 3.ボールを回して自分も回って
 4.ビハインドパスから
 5.ワンステップボール回し
 6.ボールを回して股の下を通して
 7.ボールを回して自分も回って股の下を通して

 8.ロールジャンプ
 9.ロールジャンプボール回し
 10.ロールジャンプボール回し股下通しバックショット


3.シュートに必要な土台作り
 ・手の甲リレー
 ・ボール乗せ
 ・ツイストリフト
 シュートを練習に先立ち、シュートが上手になる為に手先を器用に動かせるようになること、そしてボールの中心を捉えるトレーニングを行いました。

■手の甲リレー

 手の甲でボールをキープしながら走る練習です。コントロールが難しい分、腕の神経に細かい刺激が送れるので、シュートの距離感の微調整が難しい選手などにお勧めです。

■ボール乗せ
 ボールの上にボールをのせて走るドリルです。ボールの中心を捉え続けなければならないので、腕のコントロールが大雑把な選手はすぐにボールが落ちてしまいます。

■ツイストリフト
 この練習では、ボールハンドリングと肩関節の柔軟性を養いました。これをやる時に注意しなくてはいけないことは、必ず体を真っ直ぐにしてやることです。体を傾けて行ってしまってはあまり効果がありません。肩の柔軟性があると、片手パスやショルダーパスなどで大きな効果を発揮します。片手できた選手はボールを2個にして是非やってみましょう。

4.トリプルスレット
■トリプルスレット

【正面】           【横から】
                肩・ヒザ・つま先のラインを一直線にする。
          

 トリプルスレットとは、「3つの脅威(武器)を持つ」という意味です。
シュート・ドリブル・パスの3つを常に選択できる姿勢がトリプルスレットです。

 トリプルスレットは、ボールの持ち方と姿勢が重要です。
ボールを持ったらつま先・膝・肩が床から垂直に一直線上になるくらいのバランスで、すぐに上に跳べるし、すぐに一歩前に踏み出せるような姿勢をキープするようにしましょう。

このような姿勢を「基本姿勢(パワーポジション)と呼んでいます。

5.シュートの考え方 <シュートの基礎知識>
 ・リングの大きさ    直径45cm
 ・5号ボールの大きさ 直径約22.5cm
 ・中心に入った場合の前後・左右の余白  ★約11cm

Point.1
 シュートは、リングのちょうど中心を狙ったとして、前後左右10cm以上ぶれないような技術を身につければ、外れません。

Point.2
 身体の動きというのは複雑に連動しているので、決めようとする工夫は外れる原因を生むこともあります。決める工夫ではなく、落とさない工夫を意識することで、シュートの確率は高まります。

Point.3
 シュートが外れる原因は2つしかありません。シュートが曲がっているか、距離がずれたかのどちらかです。もう1つあるとすれば、そのどちらも出来ていないということです。シュートが外れたときに、そのシュートは左右にブレたのか、前後にブレたのか、自分自身でフィードバックする必要があります。

Point.4
 曲がる原因は主にシュートフォームにあります。シュートが曲がったら、自分のシュートフォームをチェックして修正しなければなりません。前後にずれたら、前後にブレやすいフォームになっているか、感覚がずれているかです。前後にブレが少ないフォームを追求し、距離感がつかめるようなシューティング練習をする必要があります。

Point.5
 基本練習と実戦練習があります。この2つともを交互にバランスよく高めていかなければなりません。今の自分はどちらの能力が足りないか、常に練習の中で確認します。

Point.6
 シュートは教わるのではなく、自分で修正する力を身につけることが重要です。

6..ボールの持ち方  曲がりにくいシュートフォーム、前後にぶれにくいシュートフォームを身につけることがとても重要です。

 そのために、まずはボールの持ち方です。この“持ち方”で左右に曲がるかどうかは半分決まってしまいます。ツーハンドについてまず説明します。

<ツーハンド>
 ツーハンドは、両手の人差し指が最後に同時にボールを離します。ですので、両手の人差し指の延長上がボールの中心になるようにボールを持ちます。左右から安定してボールを持てるように、両手の親指と人差し指で三角形を作りましょう。

 ボールの中心と両肘で作る三角形も、両手で作った三角形と相似(すべての角度が同じ)になるようにしておきます。この2つの三角形の中心がゴールを指すように構えましょう。

 この2つの三角形を作ることをダブルトライアングルと言っています。

<ワンハンド>
1) どの指がボールの中心を支えるべきか

 肘を腰につけたままリングに向かって小さく前へならえをします。そのまま手首を90度反って、手のひらを大きく開きます。肘を腰から離さないようにして指先が天井を向くように回内していきます。
 この時、中指が真上を向く子は、中指がシューティングフィンガーです。人差し指が真上を向いたところで止まってしまう子は人差し指がシューティングフィンガーです。シュートは、シューティングフィンガーがリングの中心を指すようにフォロースルーをします。
 人差し指と中指の間が真上を向く子は、この2本のシューティングフォークがリングの中心を指すようにフォロースルーします。

2) 手のひらをボールの形に合わせて安定させる
 ボールを下から持って、左右に振ってもボールが安定しているように持ちます。

3) 2Lでシューティングテーブルを作る
 ボールの真下に腕が来るように、肘を90度に曲げます。このとき、腕の位置は利き足の真上にくるようにしましょう。

4) サポートハンドでガイドラインを作る
 非利き手を横からそえます。この手の小指がリングの端を指すようにします。手のひらが自分に見えるような角度になってはいけません。この小指が指すガイドラインに向かってまっすぐ利き手をスナップします。

7.まっすぐ打つ  ボールは球体です。球体は中心じゃないところをまっすぐ押したら曲がります。中心をまっすぐ押すということがポイントです。

<ツーハンド>
1) 回内の動きを使って人差し指をリングの上に向けて伸ばします。

2) 鼻とへそとリングを結んだラインがシューティングラインです。そのラインにボールの中心をまっすぐ押しだします。

3) 手の甲と甲がシューティングラインを挟んで向き合うようにフォロースルーしましょう。

4) ツーハンド(ボースハンド)は、2つの力の合力がまっすぐゴールに向かわなければならないので、身体の傾きや回転が曲がる原因として大きく影響してしまいます。ストレートダウン、ストレートアップはワンハンド以上に重要です。


<ワンハンドの場合>
1) シューティングフィンガーがゴールの中心を指すようにまっすぐスナップします。

2) 前腕も上腕もリングに向かって真っすぐに向くようにします。

3) 肩のラインが曲がっていたり回転したりしてしまうとボールは曲がりやすくなるので、ストレートダウン・ストレートアップを意識します。

4) 利き足はリングを指します。この利き足とゴールを結んだ線をシューティングライン(ゴールライン)と言います。シューティングライン上をボールが飛んでいくイメージです。

5) 肘の動かし方は、手首と肘に見えないチョークをつけて、見えない黒板にそのチョークで直線を描くイメージです。そのチョークが描く線が、いろんな寄り道をしていたり、ななめに伸びてしまったら、それが曲がる原因です。

8.高く打つ
 まっすぐその距離にシュートを打てば、シュートは外れません。逆を言えば、まっすぐその距離にシュートを打ったら、外すことができないのです。もし外すことができるとすれば、それはアーチのないシュートを打った時です。

 バスケットボールというスポーツの特性で、上向きのリングというのがあります。他のスポーツには無いところで、ゴールが上向きになったことでシュートに威力が必要なくなり、逆にコントロールが求められるようになりました。

 以下にシュートはアーチが高い方がいいという理由を3つ紹介します。

@ リングは上を向いているので、アーチの高いシュートの方が入る面積が広くなります。

A アーチが高いと、多少力が強すぎたり弱すぎたりしても上下にずれるので前後の方向にぶれが少なくなります。

B 試合中にディフェンスのチェックがあっても、アーチが高ければその影響を受けにくくなります。


 良いアーチの高さの基準として、バックボードに描かれている四角形の枠の横からではなく、上からボールが落ちてくるようなアーチを目指しました。

9.その距離に打つ
 シュートは前後左右に10cm以上ずれなければ必ず入ります。次は、前後に10cm以上ずれないようなシュートにするための工夫です。これは、ワンハンドもツーハンドも同じポイントになります。

1) フォロースルー(打った後の形)はボールが地面に落ちてくるまで止めましょう。そのときの、「このくらいの強さで、このくらいの距離に飛んだ」という感覚を身体に残しておくことが、距離感をつかむうえでとても重要です。

2) 距離感をつかむ練習の時は、シュートの最高点をなるべく一定にしてみましょう。飛距離は速さ×時間です。シュートの滞空時間はアーチの高さで決まります。高さが一定であれば、横向きの速さのコントロールだけで距離を変えていくことが出来るのです。近い時は低く打ち、高い時は高く打ちだと、時間が変わるので速さの感覚をつかむのに時間がかかります。

3) 肘は伸ばしきりましょう。肘の伸ばしがいつも違うといつも距離のコントロールが変わってきてしまいます。

4) 肩が前後に移動しないようにしましょう。まっすぐしゃがんでまっすぐ跳ぶ、「ストレートダウン・ストレートアップ」が重要です。

5) 自分とリングのちょうど中間でボールが最高点になるようにイメージしましょう。このイメージと実際の力の伝わり方との感覚を擦り合わせていく過程が、シュートの距離感をつかんでいくということです。

 大事なポイントなのでもう一度整理しますが、同じ技術で、同じようなアーチの高さで練習しないと、それぞれ別な距離感になってしまいます。近い時と、遠い時でフォームが違えば、距離の感覚は2つの技術それぞれに身につけなければならなくなり、ブレの大きいシュートになってしまいます。

10.マジックタッチ
 対面パスで、抜くと引っかけるのテクニックを紹介しました。常にシュートモーションは始まりと終わりを安定させることが重要です。同じフォームで安定させて、どこでシュートの距離を調整するのかというと、指先のひっかかりです。

 パッドは指先の肉の部分、ティップは爪の先の部分です。シュートはティップで離します。良いシューターのシュートは、爪がひっかかる音がします。その爪がどの角度の時にボールにひっかけるかで、距離は変えられるのです。爪の位置なら、1mm、2mm感覚で調整することが可能です。大きな筋肉は、簡単に10cm以上ぶれる原因を作ってしまいます。

 この「抜く」と「引っかける」の
マジックタッチのテクニックを使って、シュートの距離をコントロールすることができるように練習していきましょう。

11.プレッシャーショット
 ・フリースロー
 ・99ersシューティング
 休憩をかけて代表者にフリースローと5ヶ所のシューティングを行ってもらいました。外してしまったら全員が罰ゲームのダッシュなので、プレッシャーがかかる場面でした。将来の高知県を担っていく選手たちですので、周りの様子を見ながら「誰もいないなら私が」という意識ではなくて、自分からサッと挙手できるようなメンタリティが理想です。

12.考え方が行動を決める

 2日目の練習を始める前に、練習に取り組む際の「考え方」を学んでもらいました。なぜ、考え方から学ばなければならないかというと、考え方が行動を決めるからであり、行動が習慣を決め、その習慣こそが技術としてコートに発揮されるからです。

 だまし絵を使って、「パラダイム」という言葉を紹介しました。パラダイムは物事の捉え方、見方、考え方です。
 左の絵は、若い女の人に見える人もいれば、お婆さんに見える人もいましたね。しかし、この絵は一枚の絵です。つまり、同じものを見ていても人によって違って見えることがあるということです。シュートの練習も同じです。同じ練習をしているのに、ある人には上手くなる方法が見えていて、ある人にはそれが見えていないということがあるのです。同じ練習を同じようにやっていれば上手くなるのではありません。

 この絵の女性が重い荷物を持って階段の前に立っていたら、皆さんは手伝ってあげようとしますか?お婆さんに見えていた人は助けようとすることができるかもしれません。しかし、若い女の人に見えていたら、手伝おうとは思わないかもしれません。


 
見え方が違えば、行動が変わるのです。練習に対しても同じです。見え方、感じ方、捉え方が違えば、行動が変わってくるのです。

13.サークルランニング  グループに分かれて大きな円を作ります。一人一つボールを持ったままグルグルと円を描きながらランニングをします。

コーチの合図でボールを投げあげ、
 レベル1:自分で投げたボールをキャッチ
 レベル2:自分で投げたボールを背中でキャッチ
 レベル3:前の人が投げ上げたボールをキャッチ
 レベル4:ボールを投げたら、逆回りになり、後ろの人が投げ上げたボールをキャッチ


グループ全員がボールを落とさずキャッチできるよう頑張って下さい!

14.成長ジャンプ  グループで手を繋いで輪になります。
最初は「赤ちゃん」からスタートでしたね。それが子ども、反抗期、大人へと進化していきました。最初は簡単でしたが、どんどんと難しくなっていくにつれてみんながバラバラになっていってしまいましたね。

 瞬時に頭で理解しないと体もついていきません!!バスケットで、この能力はとても大切ですよ。このゲームは別名「体はうそつき」とも呼びます。自分の体がうそつきにならないようトレーニングしましょう。


15.コーディネーションレイアップ
 ・Ver.3 two balls
前日に紹介したコーディネーションレイアップのレベルアップバージョンです。今回はボール2個をつかってチャレンジしましたね。

■Ver.3 two balls

 1.片方のボールは身体につけずに持ったまま
 2.レベル1を自分が回って
 3.ツーステップ中にボール交換
 4.ビハインドパスから
 5.直前のドリブルをミスリズム


16.パワーレイアップ
 ・ストップ&ターン
 ・アップ&アンダー
 ディフェンスのプレッシャーに負けないドライブインの練習です。バランスとボールの位置に気をつけましょう。ボールをディフェンスから遠いところでキープし、ステップを踏めるように練習しましょう!

 ディフェンスがドライブのコースに入ってくるまでは、力強くゴールに向かうべきです。肩がディフェンスの腰を抜いていれば、オフェンスの方が勝ちの状態です。その状態から、わざわざゴールより遠くへ向かってしまうと、ファールはもらえない、シュートは難しいという体勢になってしまいます。ディフェンスとの接触に慣れていない選手ほど、このような難しい体勢になりやすいので、ぶつかり合いの中でバランスを取るこの「パワーレイアップ」をたくさん練習しておきましょう。

■ストップ&ターン
 パワーレイアップを狙いながらも、最後にディフェンスも頑張ってきて、レイアップが難しいと判断したときにはしっかりとストップをしましょう。その時はディフェンスと密着しているので背中向きに止まります。この時、完全に止められてもいないのに競り合いもせず、すぐ止まるのはよしましょう。出来るだけ競り合いながらリングの近くまでいけるようにしてください。ファールをもらえるかもしれませんし、ストップした後も有利になります。
 ディフェンスがコースに入ってバランスを崩していれば、素早く回ってターンショットを狙います。
すぐに反応してきそうな場合はターン中、フリーフットが地面につく前に打てるかどうかの判断をします。頭を素早く回して判断しましょう。
 スタンスはリングに対して縦足です。ディフェンスからなるべく離れられるように、またバランスも失わないように、狭いスタンスには注意です。

■アップ&アンダー
 ターン中に、ディフェンスがブロックに来ていてシュートを打てないと判断したら、ステップインを選択します。ステップインはディフェンスの状況によって使い分けるようにしてください。
 全てはターン中の判断です。判断をせずにプレーすることはやめましょう。ディフェンスがどう対応してきているのか、予測と見ることで判断できるようにしてください。

17.レッグスルー10 ■レッグスルー10
 レベル1:内側通し
 レベル2:外側通し
 レベル3:内側2回スキップ外側2回
 レベル4:内側3回スキップ前足回し
 レベル5:外側3回スキップ前足回し
 レベル6:利き腕片手
 レベル7:逆腕片手
 レベル8:利き腕片手3回スキップ前足回し
 レベル9:逆腕片手3回スキップ前足回し
 レベル10:両手逆さ外側通し

 どんどん高いレベルまでチャレンジしていきましょう!まずは10分でのクリアを目指す、一度クリアできたら5分を切れるところまで技術と集中力のレベルを高めていってください。

18.ロールジャンプ分解練習  まずは、その場でロールターンをします。ロールターンの最後の瞬間に軸足で地面をけり、今いた場所から離れて着地する練習です。
 これがうまくできたら、これをドリブルしながら練習します。ドリブルからロールターンをはじめ、最後に軸足で地面をけってジャンプです。

 ボールを保持するタイミングは、軸足が地面から離れた後です。
頭が傾いて回転でバランスを崩さないように、高跳びではなく、幅跳びで遠くに跳べるように気を付けてください。

19.ロールジャンプ ■ロールジャンプ
 ドリブル中にディフェンスがコースに入ってきたら、ロールして一気に抜いてしまいましょう。先ほど紹介したロールジャンプをここで使います。このテクニックを使って一気にディフェンスを置き去りにできれば最高です。ロールジャンプのテクニックはトラベリングを吹かれやすいので注意が必要です。
 ロールまではドリブルの動作で、軸足が地面から離れてジャンプしたあとにボールを保持するようにすれば、トラベリングになりません。

 このとき、初めからロールするつもりのドライブをしてはいけません。あくまでも、まずは力強くレイアップを狙っていくことです。レイアップに向かうコースがディフェンスとの接触をよけるようなコースだと、その逆のロールターンもゴールへ向かえないのです。結局チャンスが作れないドライブインになってしまいます。まずはゴールに向かって多少ぶつかり合いながらもつきすすみ、それでもディフェンスが止めに来たらロールジャンプです。


20.コースト・トゥ・コースト ■コースト トゥ コースト
 先程のハートドリブルを使ってコースト トゥ コーストという大きなフロントチェンジの抜き技を練習しました。肘を伸ばしてボールを遠くにキープし、そこから突然フロントチェンジに入ります。チェンジオブペースの要領で、大きく貯めた状態から突然フロントチェンジに入ることがポイントです。
 切り返した後は、逆の腕が横に伸び切るくらい大きくボールを切り返しましょう!

21.ドリブルファンダメンタル
 ・振り子ドリブル
■振り子ドリブル
 これは切り返しの時に素早く動けるようになるための練習でした。また逆に移動する瞬間につま先を進行方向に向けるようにしましょう。これが素早く動くときに重要になります。
 初めてやるとなかなかうまくいかなかったと思います。ですが、これをやることによって、今までつながってなかった神経がつながってできるようになり、試合でDFをかわせる素早い動きが身に付くようになります。まだまだうまく動けないかもしれませんが、たくさんやって神経に刺激を与えましょう。

■ステップつきV字ドリブル
 サイドキックとフロントチェンジを同じリズムで繰り返していくドリルです。サイドキックの方が素早く行えるはずなので、そのスピードに合わせてフロントチェンジを繰り返すことで、切り返しのハンドリング力を高めることができます。

リズムV字ドリブル
 タンタタンのリズムでステップをふみます。
いちばん最後のタンのステップの時、できるだけ体の近くの床を蹴るようにしましょう。この足が外側に大きく開いてしまうと、次の一歩の幅が小さくなってしまいます。

22.ドリブルチェンジオブペース  ドリブルからのチェンジオブペースのテクニックを紹介しました。

 最初は、クイックチェンジオブペースです。膝を抜いて、素早く重心を落とし、突然加速をします。膝が地面に近づけば、それだけ地面を強く蹴れるようになります。ただ、地面を蹴るまでに時間がかかると相手に読まれてしまうので、すばやく膝を曲げるように
「膝を抜く」練習をしましょう。

 次に、ドリブルからのスローチェンジオブペースを練習しました。先程のクイックと違い、ドリブルしている手と逆側の足のひざをゆっくりと曲げながら、重心をゆっくり下げていきます。ディフェンスにいつ加速し始めるのかわからなくさせておいて、突然加速しましょう!

 ディフェンスはチェンジオブペースに対して守ろうと準備をし始めるので、ここで、ディフェンスのスタンスがのびきった瞬間までため続け、
ディフェンスが足のスタンスを動かし終わる瞬間にこちらが加速をするのです。

 これら、チェンジオブペースに対して、ディフェンスが反応する準備をしていれば、今度は加速するようなフェイクから逆にフロントチェンジして抜きに行きましょう!

23.ハートドリブル ■ハートドリブル
 今回練習するドリブルテクニックをマスターするためには、可能な限り長い時間ボールをコントロールできなければなりません。その土台作りにハートドリブルを紹介しました。。ボールの内側から外側へハート型に動かすようにドリブルします。
 ハートが上手に描けるようになると、ボールを横方向へ移動させることが出来るようになります。このボールの横移動を使って、
ディフェンスとのズレを作り、そのまま加速して抜いたり、ディフェンスの反応に対して逆にドライブをしかけたりすることができます。


24.ボディフェイク ■ボディフェイク
 ボディフェイクは、ボールはそのままで肩とステップで逆にいくように見せかけるテクニックです。コースト トゥ コーストのような抜き技を使った後にはとても効果的です。フロントチェンジをしかけると見せかけて、そのまま抜いていきます。

 ボディフェイクとは、ディフェンスを抜く瞬間に身体を揺らして行うフェイクです。チェンジオブペースから、スピードを上げる前にボディフェイクを行いドライブ仕掛ける練習をしました。
 体幹がしっかりし、腹斜筋を意識できるようなると身体を揺らす事が上手になってきます。肩を動かそうとするのでなく、体幹で上半身を揺らす意識を持ってください。


■ボディフェイク→フロントチェンジ
 ボディフェイクをしても、ディフェンスに読まれてしまった場合の次のかわし方です。動きを読まれ、正面に入られたら、そこからまたフロントチェンジでかわします。
 この時、
フロントチェンジを膝よりも低い位置でするようにしましょう。ディフェンスとの距離が近い状態が多くなりますので、目の前を通すとディフェンスに取られてしまいますよ!

25.アタックステップ ■アタックステップ
 後ろ足で地面を蹴って突然加速する動きをアタックステップと呼んでいます。ドリブル中に後ろ足で地面を蹴って加速する感覚をつかみましょう!


 ボディフェイクからフロントチェンジに切り替える間にこのアタックステップも加えられると、ディフェンスはさらにそちらに引きつけられ易くなります。

26.コーディネーショントレーニング
 ・空中投げ上げキャッチ
 ・ボール2個ドリブル
■空中投げ上げキャッチ
 そのボールが落ちてくるまでにパートナーからパスをもらい、パスを返します。
パスを返した後に自分が投げ上げたボールをキャッチします。
このパスを返す前に色々なハンドリングを行ってもらいました。

レベル1.ボディサークル1周
レベル2.フィギュア8 8の字1周
レベル3.ボディサークル→フィギュア8


レベル3までクリアできたら、投げ上げた後に1回転してからパスを受けて上記のレベル1からチャレンジしてみてください。

■カップリングドリブル
左右の手で違ったドリブルをする練習です。
レベル1.その場と前後
レベル2.ミスリズムドリブル(片方1回片方2回のリズム)
レベル3.その場と壁ドリブル


 ドリブル力アップにもつながりますし、1on1で左右の手を上手に使いこなすためにもできなかった練習は繰り返し練習しておいてください!こういったメニューで皆さんの眠っている能力に刺激を与え、能力を高めましょう!

 様々なコーディネーションドリルを行いました。レベルアップを目指す上で、コーディネーション能力を高めることはとても重要です。同じ練習をしても、持っている能力でその精度やレベルアップのスピードに差がついてしまうのです。


27.ボールマンディフェンスのポイント
■スタンス
 右足と左足のつまさ先を結んだラインが台形の中を指さないように気をつけましょう。
 台形の中を指すスタンスは「ウェルカムスタンス」と言って、2点を相手にプレゼントするスタンスです。足を引かずにオフェンスのドライブインを止められるように練習しましょう。

一歩目の反応
 進行方向の足から反応できているかどうかのチェックを行いました。反応した後は、次に備えて元のスタンスの広さになるように逆の足も動かしておかなければなりません。この動作を素早く行わないと、オフェンスの次の動きに対応できなので、軸足をするように動かすのではなく、キックスライドで素早く反応できるようにしましょう。

ステップ・ステップ
 ステップ・ステップとはサイドステップの1つです。サイドステップの中には「ステップ・ステップ」と「ステップ・スライド」の2種類があります。ステップ・スライドは後ろの足を引きずるため動きがステップ・ステップより遅くなります。なので、後ろ足を引きずらないステップ・ステップで練習しています。またステップ・スライドであれば1、2のリズムが必要なのに対してステップ・ステップでは1のリズムで基本スタンスに戻ることができます。
 ステップ・ステップの時の注意点としては、上に跳ばないことです。横に跳べるようにステップを踏んで下さい。


■方向づけと手の使い方
 野球だと、3割バッターは一流選手です。10回のうち、7回失敗していても、一流なのです。それは、野球というスポーツで、ピッチャーがアクションでバッターがリアクションだからです。
アクションの方がリアクションよりも有利なのです。
 バスケでも、基本的にはオフェンスがアクションで、ディフェンスがリアクションになります。リアクションしているディフェンスは、10回中7回は抜かれてしまうかもしれません。
良いディフェンスになるには、ディフェンスからアクションを起こすことです。
 方向付けをして、相手に行かせる方向を予測可能にし、反応を早くしたり、ハンドワークを工夫して、ボールが左右に移動したり、勢いよくドライブインできないように守ることが必要です。

ワンアームディスタンス
(ワンアームの距離で守るディフェンス)

・ワンアームの距離とは?
 ディフェンスの距離を腕の本数で説明しました。基本形としては3つあります。1つ目はワンアームディスタンスです。これはオフェンスンとの距離を腕1本分の距離で守るやり方です。2つ目はツーアームディスタンスです。これは腕2本分の距離で守るやり方です。3つ目はハーフアームディスタンスです。これは腕半分の距離で守るやり方です。基本的にはボールマンにはワンアームディスタンスで守ります。これ以上離れすぎないし、近づきすぎないようにします。

・ワンアームの距離で守る理由
@ボールプレッシャーをかける
Aシュートを打たせない
B抜かれない

@ボールマンにプレッシャーをかけないことにはオフェンスに好きなプレーをされてしまいます
間合いを埋めることによって、オフェンスは好きなプレーをしにくくなります。

Aボールマンに一番やられてはいけないことは
「シュート」です。ディフェンスの目的はシュートを決めさせないことですから、手がボールにとどく距離でつめて、シュートを打たせないワンアームの距離で守ります。

Bワンアームの距離よりつめてしまうと、オフェンスに抜かれやすくなってしまいます。なので、オフェンスがドリブルを止めてしまった時以外はワンアームの距離で守ります。


28.相手のドリブルが止まった場合のポイント スティック
 オフェンスがドリブルをやめたら、そのオフェンスは動くことはできません。選択としてはシュートを打つか、パスを出すかです。ディフェンスはオフェンスに激しくプレッシャーをかけ、良いパスとシュートを打つことができないように守ります。ドリブルが止まったら、ディフェンスは1歩前に出て、オフェンスにピタッと張り付いてボールにプレッシャーをかけます。このディフェンスを「スティック」と言います。
 ディフェンスから見て、ピボットフットがフリーフットより下がったらチャンスです。ピボットフットをディフェンスの足ではさむようにして守れば、オフェンスはピボットが踏めなくなり、動くことができなくなります。

ミラー・ザ・ボール
 この時、自分と相手の間の空間が鏡(ミラー)だと思ってください。相手のドリブルが止まったら薄い鏡を作ります。オフェンスとの距離が離れていると厚いガラスになってしまいますから、胸を貼り付けるようにくっつきましょう。

 ボールに手を合わせてプレッシャーをかけ、鏡のようにボールの移動に合わせて手も動かしましょう。ここで、作った薄い鏡を割らないように両手をボールに合わせます。この鏡を割ると相手の空間に手を入れてしまうことになりますからファールになります。このディフェンスを「ミラー・ザ・ボール」と言います。鏡を割らないようにどんどんプレッシャーをかけましょう!!


29.抜かれそうになった場合のポイント 相手の肩が自分の腰に並んだら、もうオフェンスの方が勝ちです。こうなったときにスライドで対応しようとしても追いつきません。

■ラン&グライド
 
抜かれそうだなと判断したら、走る準備をします。ドライブのコースに先回りするように一歩走ってスライドでドライブのコースに入ります。素早くこの動きに移ることができるかどうかがポイントです。

 台形の中はマイハウスです。オフェンスは不審者、ボールは危険物です。危険物を持った不審者が我が家に侵入しないように、台形の入口前で止められるようにがんばりましょう!

30.ドライブに反応できた場合のポイント ●ドライブ中のジャンプショットに対する準備
 相手を抜き去れなかった場合、オフェンスはストップジャンプショットを狙ってきます。その時に、相手が跳んでから手を挙げても遅いです。良い選手なら宙に浮いたらノーマークです。確率良くシュートを決めてきます。
 ドライブが始まったら、ディフェンスは
シュートコースに挙げる手を早めに準備しておきます。最初からシュートコースに手があげられていたら、シュートする方はバランスが悪くなり、シュートの確率が下がります。

●ドライブ中のターンに対するディフェンス
 上手いオフェンスは、こちらがドライブのコースを止めるとターンを使って逆を抜いてきます。ディフェンスはこのターンを先読みし、足を引かないでターンのコースに入りましょう。そしてお腹で相手のターンを受け止め、オフェンスファールをもらいましょう!!


 指導の感想と次回へ向けてのコメント
鈴木指導員からのコメント
 前回は中学生、高校生の女子選手へのクリニックでしたが、今回はこれからの高知県を背負って立つ小学生の選抜選手達が対象でした。
 さすが、県内から選ばれた選手達だけあって集中力も高く、色々な練習に熱心に取り組んでくれました。将来のために、色々な難しい身体の使い方にもチャレンジしてもらいましたが、高校生になってからこういったことを練習するのと、今から練習するのとでは、身につき方が全然違ってきます。
 今回、うまく出来なかった技術も、今出来ないことは全然悪いことではありません。出来るようになるまでたくさんチャレンジして、色々な技術を身につけて、将来は高知県を代表するような選手に成長していってもらえたらと思っています。

 また皆さんに会って、成長した姿が見れるのを楽しみにしています!応援しています!

水野指導員からのコメント
 高知県の皆さん、2日間の素晴らしい時間を共有できたことをとてもうれしく思います。練習後のコメントで話をしましたが、皆さんがこれからより一層高いレベルに向かっていく為には、「誰よりもバスケットボールを楽しむ」ことを頑張って下さい。多くの成功したスポーツ選手が、「誰よりもそのスポーツを好きだったから、努力もできた」と言っています。皆さんの大先輩もこんな言葉を残していますよ。

『人間というものはいかなる場合でも、好きな道、得手の道を捨ててはならんものじゃ』 坂本竜馬

また一緒に練習出来るのを楽しみにしています!

石田指導員からのコメント
 今回初めて四国の地を訪れ、全く知らなかった場所ですが、真剣なまなざしでバスケットに取り組む子達に感動しました。楽しそうに笑顔も見せる一面があるのに対して、真面目に技術練習に取り組んでいる姿勢がとても印象的でした。長時間のクリニックを集中を切らさずによく乗り越えてくれたと思います。
 今回練習した内容は、何度も繰り返し練習して、さらに磨きを掛けていって下さい!みなさんが高知県の代表を背負っていき、これからの強い高知県を作っていってくれることを期待しています。
 2日間お疲れ様でした。みなさんの成長を心より願っています。

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