1.ラダートレーニング
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ラダートレーニングを行っています。ラダートレーニングの目的は、脳からの指令を筋肉に伝える速度を上げることです。脳からの指令によって、筋肉に伝達され運動は行われます。伝達能力を上げることによって反応速度を上げることができます。
ラダートレーニングの効果は、オフェンスとディフェンスで具体的な効果が出ます。オフェンスに関しては、オフェンスの突き出しのドリブルが速くなる効果や、ジャブステップ、フローティング、チョビーステップの足をすばやく動かす技術の習得がスムーズにいきます。ディフェンスに関しては、サイドステップのスピードが上がる効果があります。
<効果>
・アジリティーのアップ
・コーディネーション能力のアップ
<やり方のポイント>
・母子球でステップを踏む
・できるだけ足をすばやく動かす
<メニュー>
@ラダー・スピード走
1つのます目につき2歩ステップを踏みます。できるだけ速く足を動かすことがポイントです。どちらが速くゴールできるかを競争しましたね。
Aクイックラン
1つのマス目に1歩だけステップを踏みながら、進むラダートレーニングです。できるだけ速く動かすこと、足先を速く動かすよりは、ヒザを速く動かすようにしましょう。注意点はつま先でストップしないことです。
Bケンケン・パー
ケンケン・パーのやり方でステップを踏みます。主な効果はコーディネーション能力と下半身の敏捷性アップです。
Cラテラル・ラン
1つのマス目に横向きで2歩ずつ足をいれて行うトレーニングです。これを行うことでサイドステップのスピードのアップのトレーニングでもあります。
Dラテラル・ラン→サイドステップ
ラテラル・ランを行ってからサイドステップを5メートル進んで、カラーコーンにタッチします。
Eラダー・スピード走+ドリブル
ラダー・スピード走を行いながら、ドリブルを行うトレーニングです。少しバスケットの要素が強くなりますが、これも足を速く動かすことがポイントです。少し難しかったですね。
Fラダー・スピード走からシュート
ボールを投げ上げて、ラダー・スピード走を5マス行って、ボールをキャッチしてシュートを打ちます。かなり難しいトレーニングです。アジリティーのレベルアップ以外にオリエンテーション能力アップの効果があります。 |
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2.2on1の攻め方 |
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●2対1の攻め方の3パターン
2対1の判断はエルボーで行います。判断するのはボールマンが判断します。
@ボールマンにディフェンスが近づいてきた時
ボールマンはもう1人のオフェンスのプレーヤーにパスをします。そうすると、ノーマークでシュートを打つことができます。またオフボールマンはパスがくる前にゴール下まで移動しておきましょう。
Aオフボールマンにディフェンスがついている時
ボールマンは自分がノーマークなのでシュートを打ちます。その時、前が空いていればドライブしてシュートを打ちます。
Bディフェンスが下がって守っていた時
ボールマンはエルボーのエリアでジャンプシュートを打ちます。
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3.3on2の攻め方 |
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3対2の攻め方をまとめておきました。やり方を確認しておいて下さい。あとはディフェンスを見て、正しい判断ができれば、ノーマークでシュートが打てます。
●3対2の攻め方
@オフェンスはハーフラインをこえた時にはボールがトップにあることです。
↓
A両サイドのプレーヤーはトップにいるプレーヤーよりも前にいることです。
↓
Bトップのプレーヤーは前が空いていたらシュートを狙います。
↓
Cディフェンスがいる時は、どちらかのサイドに少しよってサイドにいるプレーヤーにパスをします。
↓
Dサイドにいるプレーヤーはディフェンスが来なければシュートを打ちます。ディフェンスがチェックに来たら、トップからエルボーに来たプレーヤーにパスか、逆サイドにいるプレーヤーにパスをすることです。
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4.コーディネーション
・バランスシュート
・バランスキャッチ |
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●バランスシュート
前回と同じように、バランスシュートのやり方はボールを持って3回連続で跳びます。3回目のジャンプで前後左右にジャンプしてシュートを打ちます。特にバランスを崩してしまう子が多いので、この練習を行っています。重心がいつも自分の体の中心にあるようにしましょう。
●バランスジャンプの効果
・バランス能力の向上
・オリエンテーション能力の向上
■メニュー
@右にジャンプしてシュート
A左にジャンプしてシュート
B前にジャンプしてシュート
C後ろにジャンプしてシュート
D90度回転してシュート
E地面ボールをタッチしてからシュート(追加)
●バランスキャッチ
跳び箱の上でボールをキャッチし、トリプルスレットで構えます。ボールをキャッチして着地したと同時にトリプルスレットですぐに構えれるようにすることがポイントです。
●バランスキャッチの効果
・バランス能力の向上
・オリエンテーション能力の向上 |
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5.ピートドリル
・1〜10種類 |
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ピートドリルを少しレベルを上げて行いました。具体的にはシュートを落としたらやり直し、リバウンド後のボールは落とさない、パスする選手はポケットから強いパスをする、パスする際にステップを踏むことです。
より実戦に近い状態で練習を行ってもらっています。試合で使えるレベルで絶えず練習を行いましょう。まだまだ練習のための練習になっています。試合のための練習であるようにしましょう。
・リアクションピートドリル
パッサーがパスをする瞬間に1〜10までの数字を言います。ピートドリルを行うプレーヤーはその数字の種類のステップを行います。
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6.シュート
・20本シュート |
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シュートについてはゲームが終わってから、20本中何本入ったかを記録を取っています。今のところ、5割を目標にしています。全体的には5割を超えることが難しそうですね。シュートを1本打つごとに修正できれば、5割を超えると思います。まだ漠然と打っているように思います。
今までシュートの修正の仕方は教えていますから、意識して日頃からシュートを打って下さい。また、ボールをキャッチする前にシュートが打てる構えを作っておけば、もっとシュートが入ると思います。 |
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7.ゲーム |
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ふぁいぶる中学生の全員がゲームで意識してもらいたいことは、プレッシャーディフェンスから速攻ということです。ディフェンスではハーフコートからボールマンを中心にプレッシャーをかけて守ります。ワンパスアウェーのオフェンスに対しては、ディナイディフェンスでボールを簡単に持たせないようにします。ツーパスアウェーでは自分のマークマンから離れて、オープンスタンスで守ります。
●アウトレットパス
リバウンドを取ったプレーヤーはアウトレットパスを行うことが基本となります。リバウンド後にミドルレーンを走っているプレーヤーにパスをして、ディフェンスに取られてしまうケースが多く見受けられます。サイドレーンのプレーヤーを探して、素早いパスから速攻が生まれます。
●ファーストブレーク
速攻では3メンを作ることがポイントです。左右のサイドレーン、ミドルレーンを埋めて、3メンを作ることが目的です。同じレーンにプレーヤーがかぶらないようにしましょう。
●ボールマンディフェンス
ボールマンにワンアームの距離まで近づいて、プレッシャーをかけて守ります。まだまだ、ボールマンのディフェンスが甘いです。ボールマンを離してしまい、プレッシャーがかかっていません。抜かれるのが怖いかもしれませんが、ワンアームの距離でプレッシャーをかけましょう。抜かれたら、走って追いかけて再びオフェンスとリングの間にいれるようにまわりこみましょう!
引き続き速攻はゲームの中でチェックしていきます。ディフェンスと速攻のポイントはいつでも意識して行って下さい。そうすれば、締まったゲームになります。 |