指導後記
2004
滝野JBC 第67回目指導
2月1日(日曜日) AM10:00〜AM12:00
人数 : 中学2年生男子 5人
中学2年生女子 1人
中学1年生男子 1人
小学6年生    5人
計 12人
メイン指導員 鈴木 良和
指導のねらい
 今月のテーマはアウトサイドの2on2です。これまで培ってきた技術を駆使して、レベルの高いオフェンスができるようにしていきましょう。今回は、インサイドスクリーンのプレイを練習しました。ピックアンドロールとも言います。ピックとはボールを持っているプレーヤーのディフェンスにスクリーンをかけることをいいます。ロールとは、背中側にくるっとまわる技術のことをさします(詳しくは指導のポイントで)。来週はアウトサイドスクリーンを練習しましょう(トレイルプレイとも言います)。ドリブルスクリーン、パスアンドラン(ギブアンドゴーとも言います)までが今月の課題です。
練習メニュー 指導のポイント・注意点
1、ランニング
2、ストレッチ
3、ハンドリング・ドリブル
4、フットワーク
 ・クロス
 ・キャリオカ
 ・サイドキック
 ・連続ジャンプ
 ・ワンステップジャンプ
 ・立ち五段とび
  @両足
  A片足
 ・3歩ダッシュ
 ・リレー
5、ドリブルドリル
 ・ゆっくり進みながら強く
 ・スピードドリブル
 ・チェンジオブペース
 ・ストップアンドピボット
6、オールコート1on1
7、反応のパス練習
8、2on2(ピックアンドロール)
9、ゲーム
7、反応のパス練習
2人組みで一人一つボールを持ち、先攻後攻を決めます。互いに向かい合い、先攻の人が床と平行なパスを出したら後攻側はバウンドパス、先攻がバウンヅパスをだしたら床と平行なパスを出します。素早く正しいほうを選択できるようにしましょう。

8、ピックアンドロール
ピックする人をスクリーナー、ピックを使う人をユーザーを呼びます。
@ユーザーは、あまり高い位置でパスを受けないようにしましょう(ウイングポジション)。
Aスクリーナーはユーザーのディフェンスの手前1mくらいのところでスクリーンをセットします。このとき、自分の背中の方向がチャンスになる方向ですので、背中がセンターサークルのほうを向かないよに、トップオブザキーのほうを向くような角度でセットしましょう。
Bユーザーは、スクリーナーがセットできていないのにドリブルを始めてしまうと、動いているスクリーナーをディフェンスがぶつかってしまい、ムービングスクリーンのファウルをとられてしまったり、ディフェンスがピックにきれいにひっかからなくなってしまいます。ピックがしっかりセットされるまであわてずに待ちましょう。
Cユーザーはピックのセットを待っている間、ディフェンスがピックに気をとられているようであればベースライン側をドライブしてしまうのも効果的です。
Dユーザーはスクリーナーの近くを抜いていくようにしましょう。スクリーナーとの間があいてしまうとディフェンスがすり抜けるスペースができてしまいますのでピックがうまく使えません。
Eスクリーナーは、ピックした後に自分のディフェンスがユーザーのほうへスイッチしたらチャンスです。ユーザーのディフェンスを抑えたまま、ロールターンでゴール方向へポジションを取ります。ここでディフェンスから離れてしまうとディフェンスはパスコースにかぶってきてしまうので、ディフェンスを止めてパスが来るのを待つことが重要です。
Fユーザーは、ドリブルが小さいとスペースができずに自分もスクリーナーもチャンスにならないので注意しましょう。

ピックの後にはロールばかりでなく、ポップアウト(外に出てくる)やスリップ(ピックするふりをしてゴールのほうへカットする)、など様々な動きがありますので、このプレイを総称してインサイドスクリーンと呼びます。今回はインサイドスクリーンの中でも最も有名なピックアンドロールを練習しました。これから徐々に技を増やしていきましょう。
感想と次への課題
 小学6年生はこれから上級生のプレイや練習態度を見て成長していきます。お手本として、立派な上級生になってください。来週はもう一度インサイドスクリーンの復習をし、アウトサイドスクリーンの練習に移りましょう。

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