バスケットボールに限らず、子どもにスポーツを指導する場合には、その子どもの発達段階に合った指導が大切です。

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インサイド・アウトの考え方

バスケットボールの用語に、インサイドアウトというものがあります。

ドリブルのテクニックとして、一度フロントチェンジするような動きに見せて
手を返してそのまま抜くというテクニックです。

また、インサイドプレーヤーへパスを入れてディフェンスを中に集め、
そこからアウトサイドのプレーヤーへパスを展開して攻めるようなプレーも
インサイドアウトと呼ばれます。

インサイドからアウトサイドへのボールの展開は非常に効果的ですが、
これは子ども達の成長にも同じことが言えるようです。

内側から変えていくこと、すなわち自分が変わることから始めるということです。

ある本では、親としてのインサイドアウトの考え方が紹介されています。
子どもが、明るく協調性のある人間に育ってほしいと思うならば、
子どもへの理解を深め、子どもの視点に立ち、一貫した愛を示す親になることである


これはインサイド・アウトの考え方です。もしアウトサイド・インで考えるならば、
「子どもが、明るく協調性のある人間に育つように、子どもを変えようとしなさい」ということになります。
何かアウトサイドインの考え方では、子どもにとって本当に良い方向へ導けないような気がします。

子ども達にとってのインサイド・アウトは
「いちいち注意されたくなかったら注意する必要が無いような行動をしよう」
「信頼されたかったら、信頼性のある人になろう」
「才能が認められるという“公的成功”がほしければ、人格と能力という
自分の力を高める“私的成功”を目指そう」

ということになります。

チームスポーツであるバスケットボールでは、チームという“公的成功”の前に
私的成功”が先立っていると思います。

チームを強くしたかったら、まずは子ども達個人個人のレベルアップが必要です。
個人個人のスキルアップ無しに、チームが強くなることは難しいと思います。

チームワークという気持ちの面でも、チームワークを高めるためには、
まずは選手一人一人、そしてそのご家庭の“考え方”“捉え方”が重要になってきます。

<私的成功>
=選手一人一人の成長、練習に取り組む姿勢の向上、一生懸命さや真剣さの向上など
              ↓
<公的成功>
=チーム力の向上、チームの目標の達成、チームの競技力向上などこの矢印が逆になることを望むと、大きな問題になります。

・チームが強くなれば、僕もうまくなれるのに
・チームの雰囲気がよくなれば、私も良いプレーができるのに
・チームにうまい人がたくさんいれば、僕も強いチームの一員になれるのに

こういった考え方は、アウトサイド・インです。

子どもの成長にとっては、やはりインサイド・アウトの考え方が重要だと思います。

まずは自分が出来ることから。周りがどうかではなく、自分がどうだったか。
そういったメンバーが集まることで、本当に強いチームワークが生まれるような気がします。

No.50 習慣の力
No.48 悪の葉っぱ
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